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ショッピングアシストアプリ『PLUG』のVIを刷新!インターネットを探索するプラグくん誕生の裏側🚀

こんにちは、STRACT PRのなこです。
このたび株式会社STRACTは、運営するショッピングアシストアプリ『PLUG(プラグ)』のビジュアルアイデンティティ(VI)を刷新しました!

本記事では、VI刷新にいたった背景とデザインの流れ、行われた議論など、裏側をお見せします。この記事を通して、PLUGの考える未来や理念などをお伝えし、少しでもPLUGやSTRACT社に興味を持っていただけたら嬉しいです🚀

PLUGロゴの大幅アップデート

新VIでは、最短で最高の選択をしてくれる「デジタルコンシェルジュ」のような役割を持ち、宇宙のように広大なインターネットの世界を探索してくれるロケット『プラグくん』をキャラクターに設定し、ロゴを刷新しました。

『PLUG』ブランドロゴ
ロゴバリエーション

アプリアイコン

カラーパターン

新キャラクター『プラグくん』

シーンによってさまざまな表情を見せてくれます。

VI刷新プロセスを振り返る

昨年11月ごろから本格的にVI刷新に向けて動き出し、代表・伊藤と本VI刷新プロジェクトのディレクターの金田、デザイナーの藤原、広報・なこの4名で議論を重ねてきました。
今回、どのような背景のもとVI刷新を行ったのか、そしてそのプロセスについて、制作してくれた金田・藤原とともに振り返りました🚀

金田隼(ディレクター)
1988年生まれ。大学卒業後、フリーランスでのウェブ制作やデザイン制作を経て独立。現在は株式会社BYPUSHの代表としてWeb/映像/製品のアートディレクションをしながら、自社ブランドの商品開発など新規事業を進めている。
STRACT代表の伊藤とは、コワーキングスペースで見かけた当時高校生の伊藤に声をかけたときからの付き合い。

藤原大記(デザイナー)
1989年生まれ。大学卒業後、株式会社サイバーエージェントに入社し、その後株式会社アプリボットに出向。ゲーム事業を中心にチーフアートディレクター、CDOとしてクリエイティブ業務に従事したのち2023年に独立。
ゲームや漫画、NFTやVRなど様々なコンテンツに向けたコンセプトアートやキャラクターデザイン等のアート領域と、VIやグラフィック、UI制作等のデザイン領域に関わる。
STRACT代表の伊藤とは金田が「すごい高校生がいる」と紹介してきたときからの付き合い。

1. 刷新の背景

  • VIを新しくすることになった理由や、背景にあった課題感などを教えてください!👩

金田:最初のPLUGロゴは代表の伊藤が作ったもので、「プラグ」というサービス名から連想できるコンセントプラグや電気をイメージし、稲妻⚡️マークをモチーフにしたものとなっています。今後さらなる事業拡大やプロモーションに向けて、よりユーザーの皆様に愛されたり信頼されるようなロゴを制作したいとのことで、伊藤が私に声をかけてくれたのがスタートでした。

PLUGはスマートフォンのブラウザに対して機能を拡張することでメリットを提供できるサービスなのですが、とても便利ではあるものの、他のサービスに比べてあまり馴染みのない導入の仕方・見え方になるので、まず第一に安心して使ってもらえることが重要でした。App Storeのレビューや、サービスの検索サジェストワードなどを見ると、「怪しい」など信頼度や安全性についての心配の声などが一部あったため、より安心感と親近感の湧くVIにしたいというのがまず初めに考えていたことです。

金田にインタビューする様子📷

2. ブランドアイデンティティの整理とアイデア集め

金田:まずはPLUGのブランドアイデンティティ(BI)を改めて策定するところから着手しました。
現代の私たちにとって、スマートフォンでの買い物は日常生活と切っても切れないものです。オンライン上で欲しいものを購入しようとしたとき、私たちは「どのサービスを利用して買うべきか?」「今いくらで売られているか?」などの選択や情報収集をしていると思います。
PLUGはその当たり前になっているスマートフォンでの購買環境を、一度入れてしまえば負担なく便利に「お得」に変えられるものです。

ECサイトを訪れると、キャッシュバックや最安値情報を自動で発見してくれる

藤原:シンプルに考えると「お得さ」「便利さ」だったり、今の流行りで言う「ポイ活」のようなワードが浮かんでくるのですが、拡張機能として自動で情報を収集してくれるPLUGならではの性質や、代表の伊藤から聞いたPLUGのビジョン、そして今後さらに拡大していくPLUGというプロダクトに持たせたいイメージを整理していく中で、使っていると「賢くお買い物ができている」「スマホに入れているのがなんだかかっこいい」と思えるような印象を与えたいと金田と話していきました。今回はVIのリニューアルということで、ここの軸が変わると見せ方も大きく変わりますし、これから積み重ねていく市場での見え方も大きく変わってくるので、最終的な形に負けないくらい、こういったニュアンスの言語化や議論を大事にしたいなと考えていました。

改めてブランドアイデンティティを整理。VIに取り入れたいキーワードが出てきました。
  • PLUGの新ロゴはキャラクターっぽさがありますが、それはいつから考えられていたのですか?👩

金田:実は一番最初から藤原とキャラクターを作りたいと話していました。賢いAIロボットだったり、ドラえもん的な存在感があって、頑張ってお得情報を見つけてくれているサービスですよ、というのがロゴから伝えられるとベストかなと。導入する際にユーザー自身がスマホの設定をしていただく部分があるので、そのハードル感をクリエイティブでいかに下げられるか、なおかつ信頼感を持っていただけるかが一番重要な部分だと考えました。

藤原:私は仕事でキャラクターデザインやロゴ制作はしていますが、「ロゴマークやVIとして扱うためのキャラクターデザイン」は初めてでした。そのため改めて様々な資料を集めるところから始めました。キャラクターというと、ゲームやグッズなどのイメージが強かったのですが、情報収集をしていく中でキャラクター性をVIの核に持ってきて成功しているサービスやアプリは多くあり、それぞれ面白い利かせ方をしていてとても学びがありました。
サービスの特徴に合わせつつ、他と差別化でき、また今後さらに多くの展開を考えたときに、シンプルで汎用性も持ち合わせられるかといったバランス感覚が難しいポイントでした。

金田:キャラと言っても色々ありますし、フラットなデザインでかわいいキャラクターを使っているサービスやアプリって本当に沢山あって。ただPLUGの場合は、ただただ可愛いというよりも、「賢さ」のようなものをどうにか出したいというのが、ブランドについて考える中で外せない軸でした。「賢そう」「可愛い」「親近感がある」「機能性が高い」など、一見するとトレードオフになるような感覚的な要素をいかに共存させるかというところを、制作過程の話し合いでとても大事にしていました。

  • そういったキーワードを出した上で、国内外のサービス事例やインスピレーションになりそうなキャラクター事例を集めて、検討し始めたということですね👩

普段そこまで意識していないけれど、キャラを使ったサービスってたくさんあるんだなぁ…

3. デザイン着手

  • 最初の素案はどういった形で出たのでしょうか?👩

藤原:これまでのロゴが稲妻マークだったこともあり、これまで培ってきたサービスのイメージをうまく引き継ぐような印象を持たせられないかというところもあって、稲妻がポイントになったお助けロボットのようなキャラクターを想像しました。
ラフ案を考えた中で、最初に叩きとして提案に持っていったのが「かわいい人型ロボ」と「少し特徴的なメカっぽいロボ」のような案でした。
また、PLUGが動画系のプロモーションをしているということも聞いていたので、将来的にロゴアニメーションを作りたいなとか、3Dでアニメーションさせるなどの展開も想像しながらアイデア出しをしました。

もとのPLUGロゴの稲妻⚡️マークを活かしたロボットデザイン。

金田:最初の案については、賢いお助けロボット的な見え方として方向性はズレていませんでしたが、伊藤も含めた議論の中で「人型の方はとても可愛いし印象も面白いけど、子供向けのサービスっぽさを感じる」「メカっぽい方はちょっと類似している他サービスもある」など、フラットな意見を出していきました。

藤原:シンプルなキャラクターデザインは、線の幅を少し変えたり、顔を構成するようなパーツを少し動かしただけでもものすごく印象が変わるので、どちらかというとこちらの2案をベースにパターンを出して考えていました。ですが、議論を通してもっと理想的な方向性を模索するため、伊藤が人型の方を気に入ってくれていたものの、一度リセットして幅を出しにいくことにしました。

ロボットっぽさもあるが、赤ちゃんに見えなくもない?
目の形や位置を変えてみたり。

4. 発散と収束

藤原:ということで、一旦あまり深く考えすぎずに、色々な幅でアイデアを出しました。全然ロジックがありませんが、タコとか。笑
ばーっと出していく中で、個人的にロケットのようなキャラクターはあまり見たことがないし、何かを助けてくれるロボ的なメカニカルなイメージもあり、アプリ内のインタラクションや動画などで動きを出すのにも向いていそうだと思って可能性を感じていましたが、そのタイミングはフラットな感覚で捉えてもらって議論をしたかったので特に何も説明せずに全案を見せました。

デザイナー・藤原が出してくれたキャラクター案。
『プラグマ🐻』なども名前が付けやすく可愛かったが…

金田:色々な案の中で、藤原の思惑通りなのかわかりませんが(笑)、ロケットのような形のものが不思議と全員目に止まりました。
「インターネットという宇宙のように広大な空間の中で、良いショッピング体験に連れていってくれるキャラ」というストーリーも感じられたり、キャラクターの動きも想像しやすかったんです。

藤原:そこからはそのロケットの細かいデザインを詰めていきました。色々なロケットの形を出しましたね。
ロケットについて人生であまり考えたことがなかったのですが、僕らの中にある一番最小限のロケットの形は、型抜きでも再現できるような、かなりシンプルなところまで削ぎ落とすことができ、選択肢が膨大にあると感じられました。ディティールや色を出しすぎたり、忠実にロケットの形を追ってしまうと、ゲームアプリに見えてしまったりとか。色々作ってはみたものの、やはり原案の、ロケットといえばロケットに見えるオリジナルな印象から外れすぎない方向性が良いと感じたので、そこを中心にパターン出しをしました。

口があった最初のバージョン。少し魚っぽくも見えるかも?
他の色や色の塗り方も試してみた。

5. VI合宿で最終詰め

金田:様々なパターン出しと議論はできたので、あとは一気に仕上げたいなということで、今年の初めに私と藤原で2日間の合宿をして、そこで最終的なデザインが大方決まりました。実はみんな住んでいる場所がバラバラでリモートでプロジェクトを進めていたのですが、最後仕上げるところに関してはオフラインで集中させて決め切ろうという感じです。

藤原:合宿中も、大枠決まってきた方向性に対してさらに細かくパターン出しや調整をしていったのですが、どうも自分的に「これしかない」というのがピンと来ずで。途中で金田に意見を求めたところ「これの口無くしたらどうなんだろ」と言うので消してみたら、ものすごく絶妙なバランスになった感じがして。
目と口はかなり印象の強い部位なのですが、口を無くすことでロゴマークとしての存在感がぐっと洗練されました。ちょうどいい存在感というか。
展開を考えて口がある方が使い勝手がいいかなという観念に囚われていましたが、金田のナイスディレクションが発揮され現在の形のベースが確立しました。目だけでも表情は出せますし。

さまざまなロケットの形と口あり・なしバージョン。
最終的に口をなくし、ロケットの火の形や角度を調整。
  • テキストロゴをどうするかという話も出ましたね👩

金田:そうですね、テキストロゴは藤原が作字したものになっています。キャラクターのラウンドさやトータルのバランスを考えて藤原が作字してくれていたものが最初にありました。その上で他のフォントも色々と組み合わせてみましたが、着地としてはやっぱり最初のものが一番キャラクターと合っているよね、となりました。

藤原:ロゴタイプについては、金田が言ったようにプラグくんの形の印象と合うようなバランス感で作字しました。今回はキャラクターをモチーフにしたロゴマークの方が主軸なので、あまり特徴的なものにするつもりはありませんでしたが、文字だけで見たときにも多少の引っかかりはできるように、Gの文字だけ少し遊びました。

キャラクターとの大きさのバランスや、スペーシングなども確認。
ロケットキャラと一番合い、イメージに合うロゴタイプは…

6. 新ロゴ完成、今後に期待すること

  • たくさんの発散と収束を繰り返して、無事に最終ロゴが決まりましたね。今回ロゴを新しくしたことによって期待する効果は、改めてどんなところにありますか?👩

金田:ユーザーのPLUGに対する印象はだいぶ変わるはずなので楽しみにしています。究極的にはプラグくんを「お友達」くらいに思ってもらえたら嬉しいですね。お買い物するときの賢いAIペットのような、「なんかいいことしてくれそう」といった印象を持ってもらえたらと思います。
今後広告やSNS、あらゆる発信媒体でも使っていけますし、UI上でも表情を変えたり、動きを入れるなどしていきたいですね。

藤原:自分もPLUGを使っていて、価格を自動で見比べてくれる買い物が当たり前になりました。それがただ便利になるだけでなく、機能やサービスに対してちょっとした体温を感じてもらってポジティブな感情を積み重ねていただけたら。あとは、これから規模をどんどん拡大していくサービスの顔として、第一印象を作ってくれる存在になってくれたら嬉しいです。今後サービスの拡大に合わせて、UIデザイナーさんなどのクリエイティブチームもジョインしていくと思いますので、ぜひ一緒に展開させていけると嬉しいなと思います。

  • あらゆる場所で使っていけることが楽しみですね!今回はお話ありがとうございました!👩


新VIを使って採用イベントにも参加!

先日Coral Capital主催の『Startup Aquarium 2023』に参加し、さっそく新VIを活用したグッズやロールアップバナーなどを先行公開しました!

新しいロールアップバナー。
ステッカーも好評で、たくさん配ることができました!

スウェットやコーチジャケットなども新しく作りました。
事前にプチコンペで社内でデザイン案を出し合い、最終的には各自が気に入ったものを注文!可愛いと大変好評でした🚀

どれも可愛かった…
白のスウェットは爽やかでイベントでも目立ちました🚀
社内メンバーで記念撮影!

おわりに

今回のVI刷新を経て、今後ますます多くのユーザーの皆さまに、安心かつ快適なオンラインショッピング体験を届けられることを願っています。プラグくんがお供となり、お手伝いしますので、ぜひ今後ともPLUGをよろしくお願いいたします🚀
さあ、素敵なショッピングの旅へ!

🚀PLUGアプリダウンロードはこちらから🚀
先日累計20万ダウンロードを突破しました!
https://app.adjust.com/urxsx9x

ショッピングアシストアプリ『PLUG』とは
PLUGは、入れておくだけでオンラインショッピングがお得になる、iOS Safariの拡張機能です。
アプリをダウンロードし、PLUGの拡張機能を有効にすると、対象のECサイトでのキャッシュバックやクーポンを自動で発見します🔎 また、対象のECモールの商品ページにアクセスすると、より安く購入できるショップを自動検索し表示します。

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