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STORY plus畑です。
本日は久しぶりに、STORY plus通信以外のコラムを書いてみます。

本日のテーマは「当事者と評論家」です。

経営コンサル会社が自社の経営が厳しいという話は珍しい話ではありません。
マーケコンサル会社が自社のブランディングで困っている話も珍しい話ではありません。
人材コンサル会社が自社採用で困っている話も全くもって珍しい話ではありません。

何を言いたいかというと、言うのとやるのは全く違うということ。
言うのは誰でもできます。
コンサルの仕事は「顧客課題の解決手法を分かりやすく伝える」ことも価値の一つなので、上記のコンサルを否定するものではありません。

余談ですが、私はスポーツ観戦をしながら、選手のプレーを評論することが好きではありません。
グラウンドで真剣にプレーをしている選手(当事者)にしか分からない世界というのがあるのです。
それをあーだ、こーだ言って、選手のすべてをあたかも知ったような感じで評論しながらプレーを見る人とは一緒に見たいと思いません。
まあ、そういう人たちは外野からビール飲みながら評論することが醍醐味なのかもしれませんが。苦笑

ビジネスの世界でも同様です。
「ほら、やっぱり無理でしょ。」「そもそもムリゲーだったんですよ。」
と、あたかも自分は失敗することが目に見えていたというような発言をする人をたくさん見てきました。
まるで、答えを聞いてから言い当てる占い師のように。

SBの孫氏、FRの柳井氏、ニデックの永守氏、この3人の経営者を私は凄い経営者だと思っています。
三人に共通している点は、その当時はほとんどの人がムリゲーだと言うようなことを豪語し、それを実現させていることです。

ビジネスの世界では当事者であることが大切だと私は考えています。
当事者としてやり切った人にしか分からない世界が確実にあります。
仕事柄、様々なエグゼクティブの方とお会いをしますが、当事者でやってきている人は言葉に重み・深さがあります。また話に具体性があり、多くを語ることをしません。
一方で、この人評論家っぽいなと思う方は、言葉は巧みで、立派な横文字が並びますが、具体性に欠け、一つ、二つ、深堀する質問をすると、口籠る感が否めません。

みなさんは「当事者と評論家」、どちらのビジネス人生を歩みますか。

組織論の観点では、評論家も必要なのですけどね。
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