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せせらぎ洗濯屋作品紹介:第2回『朱音の食卓 四月』『青い鳥の歌は夜も超えて』

皆様こんばんは🦉
黒川 禄です(*θⅴθ)
仕事に準備に追われていたらあっという間に本番は明後日?!と驚愕しております。

ということで、ゆっくり語って話してとしたいところですが、それはイベント後に回しましょう!
2本まとめてになりますが、今回書いた作品紹介をさせていただきます!

『朱音の食卓 四月』
こちらは実は、2年ほど前に文学賞に挑戦しようと書き始めたものでした。「食育」というテーマを軸に考えた時にやってきたのが小学四年生の女の子、朱音です。
自由で、初めて見る興味津々で、勉強が嫌いな。そんなどこにでもいるような女の子。
ただ両親が共働きで食卓を共にすることが少なく、食事は食べないと死んじゃう、日常の作業のようなものだと思っている子。多分現代ってこういう子、増えてきてるんじゃないかなぁと思いました。
そんな朱音が預けられている叔母の花那と、その友人碧斗との関わりで「食べる」ということにどのように関心を持つようになるのか。そんな日常を描いた作品です。
1年を通して一ヶ月単位で話が進む想定をしていたのですが、今回は一番最初の四月のお話を載せることにしました。
子供の純粋なときめきが伝われば嬉しいです。

『青い鳥の歌は夜も超えて』
こちらも実は、昔作った設定を引っ張ってきました。
舞台は「夢の墓場」、ここは叶わなかった夢の思念体が集まる場所。夢の姿は様々で人だけでなく、動物、植物、無機物もいる。思考の力が強く働く不可思議な場所で、飛べない鳥人、ブランは苛立ちを持て余す。自信が何の夢だったかも忘れ、なぜここにいるのか、どうすれば自分は楽になれるのか。
そんな答えのない問いから逃げるように日々を過ごす中で、彼は夢の墓場に来たばかりと思われる、子供の鳥人と出会います。彼の変化に関わる小さな一歩目のお話です。
今回の共通テーマ「歌」を交えた話でもあります。

今回は書く工程で自分の至らなさに悔しい思いもした制作でしたが、日常系とファンタジー、全く違う空気感のお話を楽しんでいただければ嬉しいです。

では、文学フリマ東京36でお会いしましょう。
ありがとうございました!🦉


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