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Switchに対する荒野行動とAPEXの、熱の入れ方が違いすぎる気がする。

昨日、Nintendo Switchを購入する、という記事を書いた。
購入したあとで調べるのもおかしな話ではあるが、もう少し、Switchで荒野行動がどれくらい動くのかを調べる必要があると思い、とりあえずググったりしてみた。

その結果、荒野行動とAPEXとで、Switchという同じハードに進出するのに、その熱の入れ方があまりに違いすぎるのでは?という点が気になって仕方がなくなった
その違いを、以下に記す。

ちなみに、前提として、これまでほとんどゲームをやってこなかった人間が、Switchからゲームの世界に入っていこうとする中での備忘録なので、コアゲーマーの方が書かれるような有益な情報などはない
ただ単に、両者とも同じようなバトロワ形式のゲームであり、Switchというライトゲーマー向けのハードに進出するにも関わらず、その注力の仕方に大きな差があるな、と、新規参入者の自分が感じたことを書いておくだけである。

荒野行動とAPEXの公式サイト、そもそも思想が違うのでは?

まず、Switchを使うにあたって、サクサク動くかどうかは重要。
それを調べる中で、両者の公式サイトへ足を運んだ。(以下は公式サイト)

で、違いとして気になったのが、最新ニュースの量
荒野もAPEXも「ニュース」欄から最新のリリースを読むことができるが、荒野は情報量が少なすぎる。
もしかしたら、Switch版が発表された当初は、もっと情報量も多かったのかもしれないが、アーカイブを残していないところも新規参入者にとっては痛手である
対するAPEXは、3月10日に正式リリースを控えて、Switch版に対するアナウンスが豊富である。
その中でも、一番好感を持ったのが、Switch版の延期のお知らせである。
開発陣の期待する水準に到達していないため、ゲームリリースを延期する、という内容であるが、これの声明自体が、APEXのゲームに対する真摯な向き合い方を示していると感じる。
この点について、Switch版荒野行動における「重い」「ラグい」といった不満が未だにSNS上で散見され、なおかつSwitch版に対して行われた改善やアップデートの報告が殆ど見られないことは、ゲームのクオリティ保持に対する両者の注力度合いを如実に表しているのではないだろうか。

当然、荒野行動はモバイル版としてリリースされ、iPadやスマートフォンをメインに使用されることを想定している。だから、そもそもSwitch版に移行するとしても、多少のラグや不具合が発生しうるのは仕方のないことかもしれない。
しかし、APEXと比較したとき、ゲームのクオリティをどのように担保し、開発陣がユーザーに期待したものと同じ、ゲームに対する喜びを体験として提供できるか、どれだけ快適に使ってもらえるか、というギリギリの粘りがそこには足りていないように思える。
そこが、両者の違いとして現れる、ゲームに対する真摯な向き合い方や、ユーザーの体験に対する配慮やサービスのきめ細かさにつながっているのだと思う。

当然、荒野もユーザーの声を聞いているが、そのユーザーの声を拾うのがTwitterという場所である、ということもまた両者の大きな違いだ。
Twitterでのツイートやリプライを見ていると、なぜこの場所でユーザーの声を拾うようにしたのだろう…?と思うことが少なくない。
ユーザーの声を反映すること自体は必要なことだが、ゲームの世界観や開発における思想のような、荒野行動のコアはどのように保持されるのか、少し疑問を持ってしまう。
これはどういうことかというと、ユーザーの声を聞いてそれを改善に結びつけたところで、それは対症療法的な対応に過ぎず、実際には根幹の部分の改善が必要であり、それはユーザーの声とは直接は関係のない部分だった、というような寓話的な話である。

あとは、荒野においては、サイトに留めている情報量が少ない(新規参入者に対するゲームの世界観・開発の進捗状況といった説明文や、リリースした情報のアーカイブなど)ことに加え、一番不可思議だったのが、リンクを押すとすべて新しいタブでページを開いてくること。
これにより、必要な情報をたどるために開かなくてはいけないタブが多くなりすぎる。
どうしてこういう設計にしたのか、ちょっと意図がわからない。

雑な結論:早く両方ともSwitchで体験したい。

とはいえ結局、この結論である。
両者の公式サイト運営に大きな違いがあるとは感じたものの、最終的にはどのようなパフォーマンスをSwitch上で体験できるかが一番の問題である。
背後にゲームに対するどのような思想があるにせよ、どのようなユーザー体験を提供しようと考えているのかにせよ、最終的にはゲームプレイをした上でしか結論は出せない。
というわけで、私個人としては、荒野の公式サイトがあまりにも使いにくく、必要な情報も提供されていないためその背後におけるゲーム開発の思想まで訝しく感じてしまったが、それはいささかうがった見方すぎる、という結論となるように期待している

ただ、APEXの開発陣のアナウンスや公式サイトの構造などを見ると、ゲームに対するきめ細かな配慮や思想が行き届いているように感じる。
雑な比較だと重々承知しつつもこの2つを比べていると、ゲームに置いて「eスポーツ」と言われる領域の中でもおそらく違いが発生しているのだろうと感じる。
ゲームの流行の推移は早いもので、まだリリースから2、3年しか経っていないのにオワコン呼ばわりもされる環境はとても過酷だ。
だが、私は、ゲームがeスポーツとして日本の中でも地位を確立し、発展していくことを強く願っている。
それは、従来の「スポーツ」という括りでは力を発揮できなかった子どもや大人でも参加でき、その「ゲーム」というジャンルの新しい側面を社会に投げかけることができるからだ。
そういう新しい投げかけをできる力がゲームにはあると考えているし、そういう裾野を広くする活動自体が、今まで私が経てきた仕事の中の大事な部分にもつながっていると感じている。

そんなわけで、ただ単にゲームを楽しみたい、と言うだけではなく、eスポーツとしてゲームに関わっていくために、ゲームをしながらゲームの勉強もしていきたいな、という結論に落ち着いた。

早くSwitchこないかな。

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