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「会社の中でどう楽しく、面白おかしく生きるか-バブル崩壊後の波乱万丈編」/リーダーシップ・チャレンジ2024開催レポートvol.5

社会人のためのリーダーシップ講座「リーダーシップ・チャレンジ 2024」(LC)第5回のプログラムは、2024年6月22日(土)に三井物産の元副社長でLC塾頭の駒井正義さんが講義を行いました。第1回に引き続き、駒井塾頭が自身の会社員生活を振り返る講義です。

📖講義内容

今回の目的は……

・組織で活き活きと働くにはどうすればいいか、考える
・社内でのコミュニケーションを振り返る
・チームの心理的安全性を意識する

前回に続き、「会社の中でどう楽しく、面白く生きるか」というテーマのもと、そのために必要な考えや実践内容を駒井塾頭自身の経験を交えて語っていただきました。

◆組織で働く上で大切な7つの話

イラスト:ひえじまゆりこ
  • 会社(組織)に入った以上、絶対に偉くなるべきだ

  • 事をなすには強い意志と正しい努力が必要

  • ポストは勉強量に比例する(運とツキは努力の総量に比例する)

  • 偉くなるためには修羅場を乗り越えていかざるを得ない(自分にとっての敵・味方がわかり、上司や部下の支援を得る過程で謙虚な姿勢を学べる。部下がついてくるようになり組織が強固になる)

  • 人は必ず見ている(努力をしている人のことは必ず誰かがどこかで見ている、うまくいかないときは努力の総量が足らないか、間違った努力をしているか)

  • スランプに陥ったときはジタバタしない、ひたすら勉強し、チャンスをつかむ準備をする

  • 良いリーダーとは「あの人と一緒に仕事をしたい」と思われる人、そういう人になるためには、絶対的な会話力が必要。

そして最後に、

いいリーダーとは同時にいい教育者である(教える人をその気にさせて心に火をつけてやる気にさせる)。いい教育に必要なのは愛。愛とは自己犠牲を伴う。自分の時間を相手のために使うこと

と締めくくりました。

🖊️受講生の講義レポートより

◆講義での学び、気づき、感想

駒井さんの講義は壮大な映画を見ているようで楽しく、今回も非常に勉強になりました。 商社というお仕事は国や経済を変えるほど規模が大きく、面白い仕事だなと羨ましく感じました。その中でも波乱万丈編では駒井さんが様々な困難に直面しても、そこで人生を諦めたり妥協することなく、新しい場所でも自分にできることの精一杯の努力して、成果を出しているからこそ、新しいチャンスがまた巡ってくるのだなと感じました。

食品業・女性・30代

偉くなる意味について、なんとなく理解をしてはいたがレベルが高い人と会えるという観点はなかった。良い仕事をするためには重要な観点だと思った。

商社・女性・30代

辛い・スランプの時の気の持ち様、本来あるべき姿の仕事の進め方、人にとっての本当の幸せ、組織の活性化方法、良いリーダーとは、等、多岐に亘るジャンルでの実体験を交えた講演は臨場感溢れ、夢中になれたと同時に大変学びになった。

金融業・男性・30代

◆講義を受けて、短期的な目標、自分の部署への応用 など

「良いリーダーは良い教育者」というのは良く理解できました。部下・同僚の心に火をつけるためにはかなりの情熱も必要だと思うので、会話力と同時にその部分も意識してコミュニケーションの質を高めていきたいと思います。

食品業・男性・30代

より良いリーダーの定義として絶対的な会話力を挙げられましたが、中でも「人に本音を話させる力」の難しさと重要性を認識することができた。今後、これを意識して会話力をつけていきたい。

小売業・男性・40代

全体を通じて、人は必ず見ているというフレーズが自分は印象的でした。自分に気にかけてくれる人に対して有言実行=自分のモチベ維持にもしていきます。あと会社に対する自分自身の見方、価値基準を会社と置き換えみたいと思います。何か変わるはずです。

商社・男性・40代

・以下の言葉がとても響きました。この言葉を常に意識して、行動していきたい。
「何かを犠牲にしないと何かは得られない。人並みの努力では、人並みの結果しか得られない」

・準備をとても大事にされていると感じた。会議・説明時を自分自身で設計・シュミレートし、対応していきたい。

・人間力、絶対的な会話力が大事であり、常に身につけるための努力をする。身につけるためにしっかり勉強を習慣化し、様々なジャンルを自分自身へINPUTしていく必要がある。

情報、通信業・男性・30代

🕰️タイムテーブル

13:50 開場
14:00 駒井正義さん講義(休憩5分含む)
15:50 休憩(10分)
16:00 グループダイアログ
16:15 質疑応答(グループごとに質問)
16:35 グループダイアログ(マザーグループ)
16:50 クロージング

👤講師プロフィール

駒井正義(こまい まさよし)
三井物産株式会社元副社長、リーダーシップ・チャレンジ(大隈塾)塾頭
1949年8月3日生まれ。73年早稲田大学商学部を卒業後、三井物産に入社。本店鉄鋼第三部を振り出しに、97年厚板鋼管部鋼管室長、98年関西支社鉄鋼部長、2005年東北支社長、07年執行役員駐中国副代表、10年専務執行役員、11年代表取締役副社長執行役員、14年退任。
趣味は野球。

❓リーダーシップ・チャレンジとは

リーダーシップ・チャレンジ(LC)は、会社で仕事(社業)を通じて社会に貢献する人材を育てる、ということをミッションにしています。

そのために、ヒューマンスキルを磨き、リーダーシップを身につけ、幅広い見識、判断力、思考力を学びとり、業界業種を超えた人脈を構築するビジネススクールです。

開講から21年目。本研修を学んだ受講生たちが日本国内のみならず、世界の色々な都市で活躍しています。
彼ら彼女らを、LCの教壇に立ったゲスト講師の皆様に後押ししていただきながら、私たち LCはこれからも、有能な人材を育み、社会に貢献していきます。

詳細はパンフレットをご覧ください

◆これまでの講義一覧

🏢2024年度参加企業 (順不同・敬称略)

受講企業
サントリー株式会社
三井物産流通グループ株式会社
株式会社NTTデータ
株式会社セブン-イレブン・ジャパン
株式会社セブンドリーム・ドットコム
三井物産株式会社
株式会社三井住友銀行
三井農林株式会社
綿半ホールディングス株式会社
第一生命ホールディングス株式会社
外務省

リーダーシップ・チャレンジ 2024開催レポートvol.5
2024年7月8日発行
大隈塾事務局(一般社団法人ストーンスープ)
ひえじまゆりこ yuriko.hiejima@gmail.com
〒026-0002 岩手県釜石市大平町3-9-1
TEL:050-3558-7527
    MAIL:ookuma_school@stonesoup.tokyo

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