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OOUI研修を受けたよ!〜より良いデザインを作るためのプロダクトチームの学びの環境〜


ソシオメディアのOOUIトレーニングを受講しました

普段からプロダクトの改善を行なっているデザイナー、プロダクトマネージャーが受講しました。講座は初級、中級、上級の3コースがあり、合計3日間をOOUI漬けにして濃厚な学びの時間を体験することができました。


研修を受けた背景

ストックマークは様々な自社プロダクトを開発・運用し、より良いプロダクトを開発するため、ユーザーとの対話や試行錯誤を行いながら改善や機能追加をしてきました。 プロダクトのできることや価値が増える一方で、プロダクトが複雑なものになってきていると感じていました。

サービスをより良くしたい、もっと使いやすいものにするためにOOUIの設計を習得、実施する必要がありました。

研修を受けてみて感じたこと・変化

講座の振り返りとしてKPTを行いました

受けてみて感じたこと

  • OOUIはアプリケーションの設計として正しいものを作るための考え方だという印象が強かったのですが、UI・体験としてとして整合性のある使いやすいアウトプットを考えやすくするためのプロセスという印象に変わりました。それによって以前よりも自分ごととして業務の中で取り入れるにはどうすれば良いかと考えるようになりました。(山本)

  • OOUIは魔法のhow-toではなく、作るものをどう捉えるかを考えるきっかけとなるものでした。オブジェクトの集合(collection)と単体(single)、操作(CRUD)という非常にシンプルな構成要素に対し、表層のバリエーションは自由度が高く一意に定まるものではないという事実を理解できたのはよかった。(西村)

  • 開発プロセスのスピードが速くなるなと思いました。オブジェクト指向をしていれば、1つのデータに対して画面ごとに振る舞いが違ったり結果的に複雑な仕様になってしまうといった開発負債を招くようなシチュエーションを減らすことができるはずだなと感じました。(高橋)

最近の身の回りの変化

  • プロセスの順番は重要ではなく、各プロセスを正しく進めるよりもこれから作成するサービスの価値やユーザーを正しく理解するための考え方なのだというところが学びとして印象に残りました。 また、色々なサービスを使っていく中で、どんな人が関わっているのか?このサービスの一番重要な関心事は何かということを考えるようになりました。(山本)

  • ユーザーが触ろうとしているオブジェクトが何かをまず考えるようになりました。ソフトウェアは形があるように見えて、あくまでも見えるのは表層であり真の形はユーザーの心の中で形作られるという面白さを改めて感じました。とはいえユーザーはその先に形を見出そうとするので、つくる人が提供したい”もの”の形を定義するという意味でも、オブジェクト指向のアプローチを学ぶ機会を得られたのはよかった。(西村)

  • オブジェクト指向観点で考察するようになってきたかなと思います。普段いろんなプロダクトを見ていく上で、このプロダクトのオブジェクトは何?とか、どんな振る舞いができるんだろう?とか、少しずつ物の見方が変わってきたなと体感しています。(高橋)

ストックマークのデザイナーの雰囲気・スキルアップ環境

ここで少しストックマークのデザイナーチームの雰囲気を掴んでもらいたいなと思い、チームが大切にしていることを2つ紹介できればと思います。

コミュニケーション
私たちは、開発チームの枠を超えた横断的なコミュニケーションを大切にしています。
自分達が今検討しているデザインを他のデザイナーに壁打ちをすることがあるのですが、その際に横断的なコミュニケーションが無いとプロダクト内で一貫した操作性が保てなかったり、ある機能を開発しようとした際に別の既存機能に悪影響が出てしまうなどの様々な負債を抱えてしまう可能性があり、結果的に使いにくいプロダクトになってしまいます。そのような使い勝手が悪いプロダクトにならないよう、デザイナー間の密なコミュニケーションをとても大事にしています。

意欲的にデザインを学ぶ姿勢
向上心旺盛な弊社のデザインチームでは、デザインする上でのスキルアップの取り組みも積極的に実施しています。OOUI研修を受けるまではメンバーで集まり、隔週でサービス分析など実施していましたが、現在は学んだこと体現するために他社のプロダクトをモデルから描いてみるということを毎週1時間ほど実施しています。(話が盛り上がるので1時間で終わることは滅多にないですが…。)

また今回の研修を起点に、会社としてデザイナーの育成にも力を入れていくことがホットな取り組みになってきているので、今後も実務に役立つ研修があれば積極的に受講していく予定です(それが出来る環境がありがたい…。)

ストックマークは仲間を募集しています!

今回の研修には、デザイナー・プロダクトマネージャーも参加しプロダクトを作るということについて、考える時間になりました。
現在提供しているプロダクトを改めて考えてみても、正直なところ改善すべきところが多いです。またチームメンバーが増えていく上で、より良いプロダクトづくりをするためにも、今回の研修でデザイナーの共通認識を作り、チーム全体の知識の底上げをすることは非常に意味があったと思います。

ソフトウェアの開発は本当に奥深いなと感じます。良いソフトウェア作りは今日明日でできることではなく、継続的に行われるのだと思います。学びによって成長を続けられるチームが重要であると感じました!

ストックマークでは、今回のような研修やOOUIの造詣が深いデザイナーによるデザインレビューなどを通して、学び続けて変化していくための環境があります。
また、そのような環境を自分から作り出すことができる場でもあります。(例えば、今回の研修の参加もデザイナー起点で始まりました。)

様々な職種で仲間を募集中です!
ちょっと話を聞いてみたいなど感じたことがありましたら、是非ご連絡ください。


この記事を書いたメンバーの紹介

ニシムラ:"泣くほどの感動をtechで。"をテーマに、 涙が出るほど感動できる体験をテクノロジーとデザインで届けることを日々考えている。Stockmarkプロダクトデザイナー。

山本:HCD-Net認定 人間中心設計スペシャリスト。 サービスデザインとUI/UXデザインが好きなStockmarkのプロダクトデザイナー。

高橋:ストックマーク株式会社のプロダクトデザイナー。 ロードバイクとラーメンが好き。