花岳/私の詩作方法
連日猛威を振るう花粉症の嵐に、私の鼻孔は早々に決壊してしまい、もはや点鼻薬の使用も止む無し!な状況に追い込まれてしまいました。
そうして購入した点鼻薬「ナザールαAR0.1%(季節性アレルギー専用)/佐藤製薬」
一年のうち三ヶ月しか使用してはいけない、といった注意書きが記載されているほど効果は強いようです。
そうなると、説明書読む前にまずは使っちゃえ派の私も、流石に服用前に注意説明をきちんと聞くのでした。
「ハナタケがある場合は使用を医師に相談すること」
え、ハナタケ…ハナタケ?
花を纏った虎が
夜を踏み締めている
水源を歩くように
一歩一歩丁寧に
群れを離れた馬が
虎に近付いてくる
馬の脚には深い傷があり
もう長くはないだろう
二人は腰を落ち着けた
虎は馬の鬣を軽く喰み
恐れ合う事もなく
ただ待つだけ
やがて馬も花を粧い
還っていく
ここは花岳
花に埋もれた山々
(「花岳」)
私の詩の何割かは、上記のように見知らぬ単語との遭遇により生じた脳内の異和から生まれます。
意味不明な詩をたまに(結構な頻度で)あげていますが、こういった詩作方法による結果なのです。
で、結局ハナタケってなに?
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