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キャリアの考え方

いーさんです。

今回は「キャリアの考え方」という題で私自身が感じていることを書いていこうと思います。
簡単に私の経歴を紹介すると、私は大学卒業後に国内最大手の証券会社に入社し、5年勤めて外資系ベンチャー企業(不動産IT業)に転職しました。大学時代はアルバイトをしながら遊び回り、将来自分が「何をやりたいのか」「どうなりたいのか」という具体的な考えが無いまま過ごしておりました。
「経営者になりたい!」とぼやっと思っていたところはありましたが、「何の事業をやるのか」や「どんなスキルを身に付けるべきか」など全く考えていませんでした。
もちろん、全員が大学時代にやりたいことを見つけられるとは限りません。しかし、社会人8年目を迎えた今、学生の皆さんにお伝えしたいのは
「かなり抽象的でもいいので自身のやりたい事やなりたい理想像(キャリアのゴール)を持っておいた方が良い」
という事です。
このnoteではその理由についてまとめていきます。
私の経歴について、詳しくはこちらのnoteをご覧いただければ幸いです。

1. キャリアについて(最初が肝心)

社会人になると「キャリア」という言葉がよく使われます。
「あなたのキャリアプランは?」
「これまでのキャリアについて教えてください」
同級生とキャリアについて話すことも多くなるでしょう。

そもそも「キャリア」という言葉はどんな定義なのかですが、厚生労働省が提唱しているキャリアの概念では
「時間的持続性ないしは継続性を持った概念」
と定義されています。
したがってキャリアとは

就職・出世・現在の仕事等の点や結果を指す言葉ではなく、働くことに関わる「継続的なプロセス(過程)」と、働くことにまつわる「生き方」そのものを指している

ということです。
言い換えると、自身がやりたいことを明確に決め、目標に向かって進んでいく過程や生き方をキャリアと言います。
生きるために人生の大半の時間を割く「仕事」において、しっかりとしたキャリア形成をし、人生を充実させるか否かを決めるのは自分次第で、誰も助けてくれないということです。
だからこそ、自身の「やりたい事」や「なりたい理想像」は明確にしておいて損は無いのです。
こんな議論をしていると
「やりたい事なんてコロコロ変わるし、今考えなくてもいい」
という考えを持たれる方もいるかと思います。
仰る通りで、やりたい事は変わって構いません。しかし、変わっていく中で毎回方向性を修正していけばいいだけなのです。修正の仕方は転職や社内異動、独立など様々ですが、最初から「やりたい事の実現」や「なりたい理想像の実現」に向けて努力していなければ、方向性が変わっても努力できないのです。
したがって、社会人になる最初が肝心であり、就職活動の時期は人生における一番重要なポイントだと私は考えます。

2. 転職の考え方

面白いことに、就職活動でどれだけ頑張って入社した会社でも、ほとんどの方が3〜5年程経つと転職を考え始めます。
大体25歳〜30歳前半位の年齢です。
ここで転職を考える理由としては

① やりたいことが違う
② このままこの会社で人生が終わっていいのかを考える
③ 人間関係(職場関係)がうまくいかない

この3点に当てはまる方が大半です。
逆に辞めない理由のほとんどは「家族が出来て、守るものが増えた」でしょう。
要するに、ほとんどの人がサラリーマンとして人生を送る中で、好きなことを仕事に出来ていないということです。
私自身もそのうちの一人で①と②の理由を考えて入社5年目の27歳で転職しました。
この決断については今でも間違っていなかったと思いますし、本当に会社を変えないと分からなかったことって沢山あるのだなと日々感じています。ただ、私の経験上、転職の際は気をつけておくべきポイントがあります。

① 自分のやりたいことは明確になっているか(その為の転職か)
② キャリアアップに繋がるか(キャリアダウンや妥協していないか)
③ 年収は上がるか

この3点は必ず気に留めた上で転職先を決めることをお薦めします。
実際は前章でお伝えしたように、キャリアの入り口が非常に肝心であり、社会人の入り口で入社した会社の業界や業種から他の業界へのキャリアアップ転職はかなり難しいということを覚えておいてください。
したがって、最初の就職先によって、その後の転職先や起業のプランもある程度決まってくると頭の片隅に置いていただくと就職活動もより気合いが入るのではないでしょうか。

3.  会社で働く意味

働き方が多様化している現代社会では兼業やリモートワークが普及し、フルタイムが全てではなくなっています。
しかし、会社に就職するっていうのは「既存の集団に一定期間深くコミットする」ことで、それ以上でも以下でもありません。
皆さんは厳しい就活を乗り越えて就職する会社を選ぶわけですが、冒頭でお伝えした通り、当然いろいろなキャリアがあっていいし、目的地は随時変えていい。時には同じ会社に入社した同期と世間話が弾んで、目的地が変わることだってあるでしょう。
しかし、忘れてはいけないのは、就職することは手段だということ。「なんとなく評判が良いと聞いたから」って動機でとりあえず就活している人が多いと思いますが、就職することが目的になってしまうのは寂しいと思います。
手段が目的化しがちなのは、就活に限りませんが、キャリアのゴールを具体的に想像し、その為の手段として就職するというキャリアの細分化がしっかり出来ていれば社会人人生がより豊になると思います。
就職が全てではなくなり、キャリアの選択はより難しくなったけれど、本質は「何をやりたいか」や「どうなりたいか」であることは変わりません。
それだけは忘れずに就職活動に取り組んでほしいなと思います。

全てはやりたい事が見つからなくてはいけないので、次は自己分析関係のnoteも書いてみます。

このnoteが少しでも多くの就活生のお役に立てれば、私にとってこれ以上の喜びはありません。

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