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한국 Vol.3  20/01/21

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モブ三兄弟建築紀行 in韓国・最終日
今回の旅は、たった二日しかないためこの日が最終日であった。

最終日は15時のフライトまで見れるだけ見る!ということで、旅のもう一つの目的である韓国の大手化粧品メーカーのアモーレパシフィック本社ビルを設計したチッパーフィールドを第一に向かうこととした。

その前にお決まりの腹ごしらえは、相方がずっと行きたいと言っていた恐怖のパン屋である。パン屋と言いながらも、ホットサンドと聞き素直に受け入れた。

パン1

パン2

パン3

ISAACサンドというものらしく、ハニーバターのようなほんのり甘く、素直に納得できないが変な美味さがあり確かに美味い。日本に来るかもですねー。中毒性のあるパンでした。

いざ、チッパーフィールドへとタクシーに乗り込み、ここは大永氏に任せてみる。

タクシー

最終地点近くで運転手が道に間違え、大永氏「here!」と流ちょう風に英語でスマホを見せ「あぁ??」と運転手に威嚇され「ひやー。。あっちあっち」と自信を喪失しながら指をさし、再度スマホを見せタクシーUターンし現地に近づくと、

「レフト!ひやー」と元気を取り戻し
「あぁ??」と運転手に威嚇され
「これ!これー。。。。でぃす、でぃす」と
必死に伝えあー!OK!!」と理解してもらえ
「通じた♪」と喜ぶ大永氏。

ようやくついたその建築は圧倒的なものでした。

アモーレパシフィック本社ビル

建築1

建築2

建築4

建物としての施工精度は非常に高く、建築家が日本の都心の駅や高層ビルを建てたようなクオリティでありながら、確かに建築家の仕事であった。ただそこに佇み、空間を堪能し、各所ディテール含めすべて盗んでやろうと、自分たちのものにしてやろうと見るたびに、納得し、理解し、話ながら楽しんだ。

何も言うことがないほどに、光、湿度、音、環境ともに考えられており2時間は居たんじゃないないかなー。この場所が、この建物で働ける環境が、うらやましい。

建築6

建築7

建築9

建築12

つくづく思うが、変な趣味(仕事)だなーと思う。
トイレやその扉をまじまじと見て、笑顔で写真を撮っているのだから。

建築11

そして、あまりに長居してしまい、いい加減最後の目的に行かなければならない時間。次は、パラダイスリゾートホテル。MVRDVの建築である。今まで見たのはニューヨークのタワービルくらいで、まともにMVの建築を見られるのは初めてかもしれないと意気揚々だった。

パラダイスリゾートホテル

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カジノ併設のリゾートホテルは思ったほど価格は高くなく、一泊2万円程度で宿泊できるようだ。奥に進んでいくと、草間彌生のアートや、LOVEなどお決まりのアートがあり、進んでいくと面発光しているゲートがあった。

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はっきり言うて、なんじゃこりゃと思うけど、やっぱりすごいなー。日本で作れるところがあるんだろうか。。。

少々の事でもできない、やれない、コスト爆上げとなる初めての方法は、なかなか日本ではつくることもそれをコントロールできる場所も限られているんだろうなー。

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下手したらテーマパーク化してしまいそうな、表装もここまでくると建築になるのかと微妙な心持だったことを覚えている。

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カジノに初参戦!

カジノ1

会員登録サービスでついてくる7万ウォン(7000円)をルーレットにかけ

中尾:一発負け
齋藤:一回勝ったあと、さらに勝てると信じ全投資し、負け
大永:奇跡の連続勝ち(21000円)のあと、最後の一発勝負で全投資し、負け

僕らは仕事だけで十分だと。ギャンブルは向いていないと自覚した。特に僕はイケイケゴーゴータイプなので、他人のものも自分の回のように楽しませてもらい、負けに導いてしまったことが少々反省。だけど初めてのことは面白いね。

カジノ2

カジノランチを食し、韓国旅を終えたのでした。

今回非常に短期間だったけど、各々感じられるものも多かったのではないかと思う。それは、日本よりも海外というわけではなく、日本も海外も知らないよりは知ったほうがいいということだと思う。その「知ろう」とするスタンスが、いかなるハードルも軽くする手段だと思うし、それを継続できることが豊かなんだと思う。いつかまた来よう。

おしまい。


― 編集後記 ―
建築旅行が通例となり、毎年海外へ行くというのを目標にして日々仕事に励む彼らですが、圧倒的なパワーで迎えてくれる建築を前に刺激を受け、感動し、その眼差しはいつも少年のようにまっすぐで清らかでいいなと思います。同じものを見て、同じ感性で、同じように心動かされる、そんな仲間は素敵です。旅にはハプニングが付きものですが、それもまた思い出。そんな風に時間を共有して理解を深め、新たな挑戦へ共に挑む彼らをこれからも楽しみにしていきたいと思います。

個性豊かな三兄弟ですが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。(スタジオモブ編集長)

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