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TUNAGが福利厚生サービスを始めた理由。

本日、TUNAGでは新たなサービスとして「TUNAGベネフィット」を発表しました。
スマホで毎日使える福利厚生サービスとして、短くない開発期間を経て、ようやく皆さんにお届けできる運びとなりました。


このリリースに至るまでの期間を振り返ると、中長期的なTUNAGの事業戦略に向き合い、「TUNAGがなぜいま福利厚生なのか?」について深く考える時間でした。

そこで今回は、TUNAGベネフィット開発に至った背景や、今後向かう先について書きたいと思います。
利用企業数600社を超えるエンゲージメントプラットフォーム「TUNAG」が福利厚生領域にもサービスを広げた2つの大きな理由が書いてあります。興味ある部分だけでも読んでもらえると幸いです。


前提:TUNAGというサービスについて

TUNAGベネフィットの開発に至るまでの背景の前に、まずはこれまでの「TUNAG」がどんなサービスであるかを知ってほしい。

TUNAGは、「エンゲージメント向上のための実践アクションを支援する、複合型の組織改善プラットフォーム」というユニークな立ち位置で、サービス提供から6年、今では600社以上が利用するサービスである。

PCはもちろんのこと、モバイルやタブレットでもご利用いただきやすいUI設計をしており、ホリゾンタルSaaSのシングルプロダクトでありながら、組織課題や業界/マーケットによって、かなりお客様の活用の幅が広いのが特徴だ。

「エンゲージメント」の目的だけでも、トップメッセージ、1on1、サンクスメッセージ、web社内報などと様々な施策が運用でき、また「業務効率化」という目的でも、チャットや業務ワークフロー、カレンダー、eラーニングと、さまざまな機能を持っている。

各企業それぞれのエンゲージメント課題にフィットするようなカスタマイズ性と、エンゲージメント施策から業務DXまで、オールインワンで提供できることに価値を感じていただいて、ここまで成長してきた。

①ノンデスクワーカーの世界における福利厚生

TUNAGが600社以上にご利用いただいている中でも、特にパート・アルバイトを含む多くの従業員様が複数の店舗に分かれて働く「小売・サービス業」、離れた現場で働くドライバーの多い「物流・運送業」、DXの推進やITツールの一元化に取り組む「製造業」などの企業様に数多くご活用いただいてきた。

その従業員の多くは、現場で働くいわゆる「ノンデスクワーカー」の方々である。
全世界では労働人口の約80%を占める27億人、日本国内においてもリクルートワークスの調査によれば全就業者のうち半分以上を占める約54%の3000万人以上がノンデスクワーカーであるとされている中で、TUNAGはノンデスクワーカーの方々のDXやエンゲージメント向上に真摯に取り組み、向き合ってきた。

出典:総務省「国税調査」/リクルートワークス研究所「なぜノンデスクワーカーか-日本経済の中核を担う職種-」

一方で、それだけ多くのノンデスクワーカーがいるにもかかわらず、オフィスワーカーに比べてまだまだアナログでDX化が進んでいない。物理的にも離れ、働く時間帯も異なる方々が数多く働く中で、人手不足や組織の一体感の薄れといった課題はますます深刻化してきている。

私たちTUNAGも今まで、そういった現場で働くノンデスクワーカーにとって、業務DXの推進も、エンゲージメント向上による組織課題の解決も実現できるオールインワンサービスでありたいと強く思い、サービスを提供してきたし、それは今後も変わらない。

その中でお客様からも数多くの声が寄せられ、私たち自身も強く感じたのが、「従来の福利厚生サービスはオフィスワーカーを想定したものが多く、現場で働くノンデスクワーカーに使いやすいものがほとんどない」「福利厚生の利用率が低く、利用の偏りも大きい」ということである。

福利厚生領域では、今から約30年前の1990年代後半にそれまでとは異なる新しいサービスとして、サブスクリプションサービスやカフェテリアプランが生まれて以降、大きなイノベーションが起きておらず、PCを主流としたUIのサービスが多くを占めている。

しかしながら、現場で働くノンデスクワーカーの方にとって、日常的にPCに向き合うケースはほとんどなく、福利厚生の利用が生まれづらいのは容易に想像できるのではないだろうか。(その一方で、スマホを日常的に利用する方は大多数を占める)

だからこそ、会社にとって従業員の働きやすさやエンゲージメントにつながるはずの福利厚生が、「知らなかった」「使いたいけど使いづらい」といった理由で本来の価値を発揮していないケースも多くあった。

また、もう一つの課題は、その利用の低さや、偏りの生まれやすさである。これまでの福利厚生サービスは利用シーンが豊富すぎるがゆえに、利用頻度が落ちやすく、知ってもらうための動線も設けにくく、従業員が習慣的に利用するにはなかなか至っていない。マイナビニュースの調査によれば、福利厚生サービスを使うのが年に数回程度という従業員が8割だという。

出典:マイナビニュース【人事担当者は必見】その福利厚生、利用されていますか? - 「本当は今より活用したい」と思う従業員が51%

そういった背景もあり、今回、現場で働くノンデスクワーカーの方にも使いやすい、毎日使える福利厚生サービスを提供しようと思ったのが、一つ目の大きな理由である。

TUNAGベネフィットにより、オフィスワーカーはもちろん、現場で働くノンデスクワーカーの方もスマホひとつで会社の福利厚生にアクセスし、使いやすいモバイルアプリでちょっぴりお得な福利厚生やクーポンを利用できる。

通勤の合間や休憩時間など、毎日のそばに手軽に日常を豊かにする福利厚生があれば、日々の仕事に少しだけワクワクを提供でき、少しでも現場で働くノンデスクワーカーの方の力になれるのではないかと思っている。

TUNAGベネフィットは、日常的に訪れるお店や日々の利用シーンに合うように設計されており、厳選した100種の福利厚生やクーポンが掲載されている。今後も内容を厳然しながら、さらなるブラッシュアップを続けたいと考えている。

これが、ノンデスクワーカーの皆さんの「働く」をより良くしようと向き合ってきたTUNAGが、福利厚生サービスを提供する大きな理由の1つ目である。

グルメや娯楽など、100種類以上の毎日使えるメニューをご用意

②TUNAGが目指す「コーポレートリビング」

2つ目の大きな理由は、TUNAGのコア価値である「コーポレートリビング」である。

エンゲージメントを高めるために信頼関係を構築するには、お互いを知り、理解し、共感していくためのより良い習慣づくりが重要になってくる。

そのために、TUNAGはどんな場所であるべきか。

そんな考えから辿り着いたのが、「コーポレートリビング」というコンセプトである。ふとした日常の中で訪れる導線があり、自然と訪れたくなる、 家のリビングのような空間を作りたいという想いで、私たちはTUNAGがあるべき姿を「コーポレートリビング」と定義している。

まさに、この「コーポレートリビング」の強化こそが、エンゲージメント向上や組織課題の解決に効果的であると考えているし、業務効率化においても情報がシンプルに一つのツールに集まっていることの重要性を強く感じている。

だからこそ、私たちは「どうすれば自然と日常的に訪れたくなるか」を追求し、「毎日のワクワク」を生み出すことをいつも考えている。

そうしてたどり着いたのが、TUNAGベネフィットである。
TUNAGベネフィットが福利厚生であり、同時に「毎日使える」ものが多いことは必然だった。

これまでの会社や仲間、業務といったものとはまた違った理由で、働く人の日常にそっと寄り添い、「毎日にちょっといいこと」を提供したい。

そうして、従業員が今まで以上に日常的にTUNAGを訪れることで、組織により良い循環もたらしていきたいと考えている。

私たちTUNAGがエンゲージメント向上から業務DXまでオールインワンで提供している理由と同じように、組織改善を実践する上では「働く人の日常の一番近い存在になること」が最も効果的であると感じている。

これが、今回のTUNAGベネフィットにたどり着いた2つ目の大きな理由である。

TUNAGが目指すコーポレートリビング

TUNAGベネフィットとは?

そうした2つの理由から新たにリリースしたサービスが、「TUNAGベネフィット」である。

TUNAGベネフィットは、TUNAG利用企業に所属するユーザーの方々が、日常生活の中でさまざまなサービスをお得に利用できる福利厚生サービスとして提供を開始した。

TUNAG利用企業は無償で利用でき、TUNAGアカウントを持っていれば誰でも福利厚生を利用できる。アプリをダウンロードすれば、自身のスマホで気軽にクーポンを使えるので、オフィスワーカーはもちろん、現場で働く方や、アルバイト・パー トの方も福利厚生を利用できる。

また、「グルメ」「映画」「 ファッション」など、普段使いがしやすいクーポン100種類以上を豊富に取り揃えており、さらに、コンビニやカフェの無料クーポンが当たる抽選なども利用できる。

まさに、「現場で働くノンデスクワーカーの方もスマホで使いやすく、毎日のちょっといいことが増える福利厚生サービス」として誕生したのだ。

今後の展望

今回TUNAGベネフィットをリリースすることができたことは嬉しいが、それでも、もっともっと良くしたいと思うことは尽きない。
今後もより一層、現場のノンデスクワーカーの方が使いやすく、毎日のワクワクが増えるアップデートに取り組んでいきたい。

今以上にモバイルファーストなUI設計にこだわったプロダクトにしていきたいし、特定の組織貢献行動などに応じてポイントやクーポンが配信される仕組みなども検討していきたい。

TUNAGというサービスがもともと、正社員・アルバイト・パートなどの雇用形態にかかわらず1人に1つIDを付与してご利用いただいていることもあり、その一人ひとりのTUNAG上の行動データが数多く蓄積されている。

だからこそ、リアルな場だけでは見えづらい頑張りや貢献が可視化されて、評価することができるし、そういった行動を継続するきっかけとしてTUNAGベネフィットが寄与できる部分はとても大きいと考えている。

そんな風にしてTUNAGはこれからも、組織改善の実践という分野で、現場で働くノンデスクワーカーを中心に、エンゲージメント向上から業務DXまで実現するオールインワンサービスを目指していく。

最後に…

TUNAGベネフィットはまだまだ始まったばかりです。今後の展望でも書いた通り、より多くの人々に活用していただけるようにアップデートを重ねていきます。

だからこそ、TUNAGベネフィットチームをより強化していく必要があります。現在採用も実施しておりますので、ビジョンに共感し、我々と共に、TUNAGやTUNAGベネフィットをより良いものに創り上げていきたいと感じた方は、是非採用サイトもチェックしてみてください。


採用サイト


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