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国際交流×サードプレイスが教えてくれた生きやすさ

就職活動で民間就職と公務員試験、両方の選択で悩んでいた。結局、民間就職を選んだ。優柔不断で、締め切りぎりぎりに決断をする自分が、決断するに至ったのは「すべてを1つの場所に求めなくて良い」という言葉であった。


民間就職vs公務員

民間企業に就職するか、公務員を目指すかで迷っていた時期があった。

大学では会計を勉強して、お金を生む過程やお金の流れに興味があった。だから、民間企業で金銭的価値を生む仕事が魅力的に映った。

一方、ある管理栄養士の話を聞いて公務員に魅力を感じていた。

なってみたらいろいろ理解するうちに公務員に認められている保証されているものって、お金とか社会的な立場というだけじゃなくて、頑張っていいんだと思った。同世代が営業の数値を目標に、金額を目標にやっている中で自分たちは目の前の人のためになっていいっていうことを保証された。世の中の人たちってこういう風にしたほうがいいんじゃないかと思っても稼げなかったらやっちゃダメじゃないですか。お金にならないこともやっていいんだっていうところに気づいた時にめっちゃ楽しいじゃんだって。

とあるときの会話

金銭的価値にならないことに全力を注ぐことができる仕事が公務員だと理解した。ボランティア活動に励んでいた自分にとって、人とのつながり(いわゆる、社会的関係資本・ソーシャルキャピタル)など金銭的価値では表せないものも大事にしたいと思っていた。だから、公務員という選択肢も残したかった。

どちらも選べず、民間企業と公務員の準備を同時に進めた。しかし、段々と時間的にも体力的にもきつくなり、苦しんだ。

スターバックス・コーヒーの文化

ところで、スターバックス・コーヒーのミッションを知っているだろうか。

「人々の心を豊かで活力あるものにするために—
ひとりのお客様、一杯のコーヒー、そしてひとつのコミュニティから」

スターバックス ホームページ

そして、詳細は次のようになっている。

ペーパーカップやタンブラーを手に街を歩くスタイルや、家でも職場でもない「サードプレイス」の提案など、時代ごとの空気をつぶさに感じ取りながら、新たな価値を生み出し、文化を育んできました

スターバックス ホームページ

家がファーストプレイス(第一の居場所)、職場や学校がセカンドプレイス(第二の居場所)、どれにも属さないサードプレイス(第三の居場所)

あなたの居場所は家と職場・学校だけではない

コロナ禍で窮屈な環境にいた自分にとって驚きの考えであった。

何かしたいけど、何もできない
家と学校で満たされない自分がいる

何かを求めるかのようにサードプレイスを求め、ご縁があって「Jump in 週末留学」というプログラムに参加した。

コーヒータイムで2時間の遅刻

海外留学をしたかったけど、コロナ禍で就職活動を選ぶことにした。ご縁があって、オンライン国際交流企画に参加した。そこでの出会いが自分にとって運命的だった。そして、満たされない何かを満たしてくれることも期待していた。

1番の衝撃だったエピソードがベトナムだった。ベトナムに住む日本人(以下、ゲスト)が現地の出来事を紹介してくれた。

数千万円規模の商談をするミーティングにベトナム人が遅れてきたそうだ。「なぜミーティングに遅れたのか」とゲストがベトナム人に質問したところ

コーヒーを飲むという仕事があったのさ~

空いた口が塞がらないとはこのことを指すのか。同時に、日本では考えられない世界が海外にあるのかとも気付かされた。

当時、自分が抱いた感想は

なんか、心のゆとりができた気がする。どちらがいい悪いはないけど、こういう世界が存在していることを知っただけで、心や頭に余白ができた

当時のコメント

そして、ゲストに「民間就職か公務員、どちらも良いところがあるので、どちらを目指すか悩んでいる」と相談した。悩みを相談することを普段しなかったので、一段決心だった。

すべてを1つの場所に求めなくて良い

働き方は多様化しているから、いくらでも自分を満たしてくれる環境がある。サードプレイス、テレワーク、兼業、フリーランス。公務員と会社員、起業家以外にも選択肢はある。自分はその選択肢の中に、Jump in 週末留学があった。

金魚鉢の中にずっといることと広い海にいること、どちらが苦しくない選択肢となるのか

国際交流の面白さはここにあると思う。視点が広がり、生きやすくなる。

国際交流でなくとも、あなたの居場所は作り出せる
すべてを1つの場所に求めなくて良い

最後まで読んでくださりありがとうございました!

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