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【法律×AI】「Harvey」
こんにちは。戦略ネコです。
私は、上場IT企業の「BizDev」として、顧客にAIやDXソリューション導入の提案をしています。
顧客のDX推進担当者の
「AIやDXが重要なのはわかるけど、どうビジネスに組み込めばいいの?」
を解決するためには、多くのAIやDXの事例が必要になります。
その材料になればと思い、事例収集活動を始めました。
「Harvey」とは
今回ご紹介する事例は、法律業務に特化したAI「Harvey」です。
すでにnote上で紹介してくださっている方がいらっしゃるので、詳細については以下を参照ください。
このAIサービスのポイントは以下の通りです。
Open AI社が出資していること
Chat GPTの技術が使用されている「特化型AI」であること
弁護士のアシスタント役のような役割(契約分析、デューデリジェンス、訴訟、規制コンプライアンスなどでデータに基づく洞察、推奨事項、予測を生成)
特化型AIとは
特化型AIとはその名のとおり、個別の分野・領域に特化したAIです。決まった役割の中で、限定された範囲の処理を行うシステムです。特化型AIの活用例としては、気象データを分析して天気を予測するシステム、画像や音声認識、自動運転システムなどに使われています。現在実用化されているAIはすべて、特化型AIに含まれます。
「AIの種類とは?汎用型・特化型・強いAI・弱いAIの違いやできることを解説」より引用
「Harvey」の場合は、以下のようなデータの学習モデルから生成されたインサイトを提供しています。
・インターネット上のデータ
・判例や参考資料などの法律データ
・法律事務所の業務成果物やテンプレートなどのデータ
何が可能になるのか?
このような法律業務に特化したAIの導入により、以下のような効果が期待できます。
①時間の削減
AIは大量のデータを高速に処理するため、法律書類の作成や過去の判例の調査など、時間がかかる作業を効率化することができます。弁護士や法務スタッフの作業時間が削減され、より専門的な業務に時間を割くことが可能となります。
②コスト削減
AIの活用により、人手を必要とする作業が減り、人件費の削減が期待できます。また、時間の削減は直接的なコスト削減につながります。
③精度の向上
AIは人間が見落としがちなパターンを見つけ出すことが可能で、法律文書のチェックなどにおいても高い精度を発揮します。これにより誤りのないサービスを提供することが可能となります。
④専門知識の更新
AIは常に最新の法律情報や判例を学習することが可能で、法律業務を行う上で必要な最新の知識を提供することができます。
ほとんどの業種で、
データや知識 → 正確なアウトプット(書類作成やオペレーション実行)
が必要になるので、①~④はAIによって効率化を達成すべきですね。
ぜひ、みなさんの企業にて改善できる点があるか考えてみてください。
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