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読書感想文 「岡田メソッド」

読む前

僕は現役時代から、そのシーン特有の正解を提示する指導や正解がその選手の能力だけに依存してしまうような指導に疑問を感じていました。この疑問は僕自身に個人の能力だけで局面を解決する力がなかったにも関わらず、自分の行動を正当化したいという人間的な弱さから浮かんだ疑問だと思います。今もこの疑問は消えていません。勿論、そのシーン特有の正解を選ぶことは重要です。個人の能力を生かして正解を導き出すことも重要です。しかし、物事の根本には原理原則があり、それらは必ず体系的に整理できる。と僕は考えています。サッカーも例外ではありません。その場その場の適切な判断や合理的ではないが見た人が喜ぶようなプレーを伝えるのではなく、根幹となる決まりを理解し、それを落とし込むという角度から指導することが指導者のあるべき姿であると思います。しかし、肝心の原理原則を僕はまだ知りません。それなりに勉強してきましたが、枝葉の部分ばかりな気がして、これが幹だ!という原理原則を見つけられていません。そんな時、一冊の本に出会いました。それが岡田メソッドです。

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