道を極めた人たちの感性と感覚

子供の頃から偉人伝的な書物を読むことが好きで、大人になってからも組織のトップに立つ人や、リーダー的存在の人たちの考え方を知りたくて、今もネットで動画を観たりや記事を読んだりしています。

そんな中でなるほどそうかと考えさせられるのは、成功したことは「たまたま」とか「偶然」とか「ひょんなことから」、または「タイミングが合った」とか「運がよかった」などの理由が多いことです。

つまり自分が頑張ったからとか努力したからという話ではなく、流れに任せていたらそうなったとか、好きなことに夢中になっていたら道が開けたとか、そんな類の話が多いんですね。

結局のところ、直感やインスピレーションで情報をキャッチしたり、なんとなくそう思ったからというような、ちょっと曖昧な部分が大きく影響していることがわかります。なのでそれを捉えることができる、もしくはそれを信じられる感性や感覚を持ち合わせていることが大事なのだと思っています。

自分が頑張ったから達成できたことってたかが知れてて、何かの後押しがあったり追い風が吹くってことは、人間の頭で理解できることを超えています。

それは科学で証明しようとしても無理な話で、「人智を超えた何か」というのは計算できるものではないし、でも不思議な世界の話でもありません。
自分を信じ宇宙に任せるということができたとき、人間の能力を超えた力が働き、奇跡と呼べるようなことが起こるのです。

僕自身もたくさんのアーティストと関わる中で、台風の目のようにいろんなものを巻き込んで大きくなっていったり、数多くのラッキーが重なって大成する姿を見るたびに、何か不思議な感覚を覚えたものでした。
やはりそこには人間の想像を超えた世界があることは確かです。

チャンスをものにできるかできないかは、本当にちょっとしたことなのだろうし、そのタイミングを逃さないためにも、普段からフラットに物事を見れるようにしておきつつ、直感やインスピレーションをキャッチし、動物的感みたいなのを磨いておくことが大切なのだと思います。