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日本人の几帳面さのデメリット

確かYouTubeだったと思うのですが、元サッカー選手の前園真聖さんが、コラボしてた相手の方から「なぜ日本人選手は決定力がないのか?」とストレートな質問を投げかけられて、外国人選手は何回かのうちに一本シュートを決めればいいだろう的な考え方に対し、日本人は毎回チャンスには決めなければという意識が働くようだとおっしゃってて、確かにそういう感覚の違いはあるかもなと納得しました。

同じように働き方でも感覚の違いってあって、スポーツ選手なら年間を通して調子がいいってわけじゃないし、一時期スランプに陥っても、一年間でみたらいい成績を残すことができたということもあるわけです。
それを月ごとで捉えられてしまったらやりにくいですよね。
毎月ホームランを5本以上打て!みたいな。

契約内容にもよりますが、会社員なら年俸制の仕事の場合は年俸を月割りで報酬として受け取るわけですが、それは給料とはちょっと意味合いが違って、月ごとにその報酬に見合った仕事をしてくださいということではなかったりします。場合によっては半年くらい役に立っていなくても、残りの半年とか最後の3ヶ月に素晴らしい仕事を成し遂げればOKみたいなことです。

でも日本人は生真面目なので、なかなかそういう考え方ができず、契約期間内にどれだけ仕事をするかではなく、毎月の報酬額に見合った仕事をしなくてはならないと考えてしまうようです。

例えば音楽でいうと、昔は2年契約でアルバム3枚というような契約の仕方だったので、まもなく契約期間が終了するのにまだアルバムを2枚しか出していない場合、ライブで一発録りで収録した音源を、そのままアルバムとして発売するなんてことは洋楽では普通にあることでした。
それで契約不履行にはならないし、レコーディングにお金はかかっていないし、一石二鳥ですよね(笑)

でも日本人だとなかなかそういう発想になりにくく、ちゃんとスタジオでレコーディングして〜などと考えてしまいそうですね。
几帳面というか真面目なことは悪いことではないのですが、ざっくりとした大まかな感じというのも、時と場合によって潜在能力を引き出す助けになることもあります。

これから先、仕事や働き方に対する考え方も大きく変わると思うので、なるべくこじんまりとまとまろうとせずに、いい意味で大雑把なことも必要かなと思います。
もちろん大前提で自分に合ったやり方でなければなりませんが、今までと違う考え方ややり方を採用するのもいいと思いますけどね。

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