鈴木大拙さんについて知りたくなった
仏教学者であり文学博士である鈴木大拙さんは、禅について研究し、日本の禅文化を海外に紹介した方です。
お名前を知っていた程度だったのですが、ある動画を見て興味を持ち、もっと知りたくなって一冊の本をポチりました。
そのきっかけとなったのは、鈴木大拙さんが残したこの文章を目にしたからで、なんかめっちゃ刺さったんですよね。
花を知りたければ、あなたが花になることです
花となって花を開き
花となって光を浴び
花となって雨に打たれるのです
これが出来たとき
はじめて花はあなたに語るでしょう
そしてあなたは、花の喜びと苦しみを知ります
花の中に脈打つ命を知ります
そればかりではありません
花を知り得た「知」によって、全宇宙の神秘を知るのです
この短い文章の行間に、めっちゃ奥深い洞察力と深い愛情を感じます。
過去世で坊さんやって仏教に深く関わってきたので、若い頃から仏教には興味関心が深く、たくさんの本を読んできましたが、究極は「空」と言う概念を理解することなんだなと思います。
一輪の花にも宇宙があり、自分の中にも宇宙が存在します。
それを読み解くことで全宇宙の神秘を知ることができるのです。
自分は完全に右脳派人間なので、それを言葉にしたり理路整然と解説することは上手くできないのですが、それでもそんな感覚的なことが、これからはとても重要になってくる気がしていて、それをこのnoteに書き残すことができたらなぁと思っています。
本来全てのものは単純でシンプルなものです。
それを威厳を持たせるために、わざわざ難しくしてきてしまった歴史があるので、もう一度シンプルにわかりやすく残していく必要があると思っていて、それも自分のやらねばならない仕事の一つなんですよね。
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