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レコーディングの余韻


昨日は久しぶりにスタジオでのレコーディングでした。
最近は音楽ソフトのおかげで、自宅で手軽にレコーディングができるようになったことには本当に感謝なのですが、そのぶん誰かとスタジオに入って共同作業をするという頻度がかなり減りました。

ミュージシャンやエンジニアと一緒にあれこれ相談しながら音を足していくのは楽しい作業です。
セーノで音を出して最初は緊張感のある音から、時間が経つといい感じで混ざって馴染んでいく心地よさは、何度経験してもいいものですね。

レコーディングは音を記録する作業ですが、実はその場にいるミュージシャンの人柄やスタジオの空気感、そしてエネルギーまでが記録され、その後ずっと残ります。
やはりプログラム(打ち込み)して作った音より生音の録音のほうが音が暖かいというか、血が通っている感じがしますね。

それと昨日はエンジニアと話していて本当にそうだと感じたのは、ギターやバイオリンなどの弦楽器は、最初に出した音は印象として固いのですが、時間が経過するとスタジオの空気に馴染むのか、柔らかくなるような気がします。
これは不思議な感覚ですね。

サンプリングで様々な音がリアルになりましたが、やはり生の楽器には勝てないものです。
これからはなるべくスタジオでの作業を増やして、音に対する感覚が鈍らないようにしたいなと思った1日でした。

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