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やりたいからやるという意思に従う

自分にはどんなジャンルの曲が合うのでしょうか?って質問される時があって、そんな時にはわざと意地悪に「では演歌が合いますよって言ったら、演歌を歌うんですか?」って聞き返します。
演歌をディスってるわけではないですよ。
縁のないジャンルなのに、合ってるからやれって言われてやりますか?ってことを、わかりやすく伝えるために聞くんです。

何が言いたいかというと、自分に合う合わないで判断するのって、ちょっと違ってやしませんか?ってことなんです。
この曲を歌いたい、このジャンルをやりたいってことでいいじゃないですか。指導者の中にも、「この曲はあなたの声質に合わないからやめたほうがいい」とかいう人いますが、個人的には関係ないと思っています。

そのギャップが面白かったり、トライすることで新たな発見があるし、やってみたらいいんですよ。
何でもそうですけど、合わせるのではなくて、やりたいから自分に合わせろっていうくらいの強引さがあっていい。自分が主役なんですから。

めちゃくちゃ歌が上手いのに、本格的に歌をやろうとは思わないし、プロになる気なんてさらさらないという人もいます。
いくら周りが勧めても、本人が好きでなければやってもしょうがないし、もしその道で成功したとしても、それは本人にとって幸せなことではないんですよね。

家業が繁盛していても継ぎたくないという息子もいるし、勉強ができても大学に進学したくないという高校生もいるし、手先が器用で編み物とか手芸が素人離れしていても、それを仕事にはしたくない人もいます。

今までって損得で考えることが多かったですが、本当はやりたくないのにそのほうが将来得だからという考え方は、自分に嘘をつくことになるのでやめておいたほうがいいですね。
結果的に自分が苦しむことになりますから。

やりたいかどうかって自分はわかってるじゃないですか。
その熱量やエネルギー量で見たらいいですよ。
他人がどう思うかとか、やってみてやっぱり違うってなったら嫌だなとか、頭で考えることを優先すると残念なことになりがちです。
自分に聞く習慣が身につくと答えも早くなりますから、普段から自分と対話する時間を多く取るようにしたほうがいいです。
外の情報より自分がどう感じているかのほうが10倍大事ですよ。

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