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組織を支えているのは言うことを聞く人たち

ピラミッド型の組織は、人々を支配するために作られたシステムですが、それを支えているのはピラミッドの下のほうにいる人たちです。
その人たちが言うことを聞いてくれている限り、組織は存続します。

ピラミッド型組織についてわかりやすい解説があったので、「もう古い?軍隊式のピラミッド型組織 VS 自由なフラット型・アメーバ型組織」から太字部分を引用させてもらいます。

今まで大企業と呼ばれていた日本の組織の多くは、トップダウンで物事が決まっていく構造になっていました。「ピラミッド型組織」と呼ばれ、全国的に均一な組織を作り、指揮命令系統と責任範囲をはっきりさせて、マニュアル化しやすい組織体です。大きく統制がとれた組織を作るには、便利なカタチとも言えます。

ピラミッド型組織は、個が集団を強いリーダーシップで導いていくような組織では有効なカタチです。けれど、いったん上部のコマが崩れると、ガラガラと組織が崩壊してしまう弱点があります。トップダウン式のため、承認などの経路で立て直しを図るのも時間がかかります。つまりピラミッド型の弱点は、変化に弱いことなのです。


確かに個が集団を強いリーダーシップで導いていくには有効なカタチではありますが、今のように変化が早くて激しい時代には適応できない形態であるのも事実です。そしてこの組織形態に対応できるように学生の頃から洗脳されてきたので、上の言うことを黙って聞くと言うスタイルが長い間定着してきました。

しかし何度も言っているように、これからは「個」の時代なので、組織の一員としてやっていれば安心というわけではないし、納得いかないなら上の言うことを聞く必要もありません。
「え??それじゃあ組織の中ではやっていけないんじゃないか?」って考えてしまうとしたら、もうそれは組織の中で生きていくしかないと思い込んでいるだけです。実はそれが洗脳されてるってことです。

現に若い人たちの中には、企業に就職するというより、最初から複業で成り立つような仕組みづくりに励んでいる人も多く、親から「ちゃんと就職しなさい!」と言われるケースが多くみられます。
つまり親の世代が現状を理解できていないのです。

組織というのは会社もそうですけど国家という単位でも同じです。
国が強制的に何か執行しようとしたことを、国民が聞く耳持たずだったらお手上げなんですよね。
例えばそれに反発して国民が暴動を起こすようなら、力づくで制圧すればいいだけのことですが、聞く耳持たずで言うことを聞かず、コントロール不能になることが国として一番恐いことなのです。

だから日本人はのらりくらりとしているようですが、国としては扱いづらい国民性だといえます。しかもコロナが収束して、もういくらメディアを使って、あの手この手で不安を煽ろうとしても無理だし、たぶん手詰まりでお手上げな感じになってると思いますよ(笑)

とにかく価値観が逆転し始めています。
どちらかがいいとか悪いとかいうことではないですが、自分がどうしたいのかは明確にする必要はあります。
「コーヒーと紅茶とどっちがいいですか?」と聞かれているのに、もじもじしていて何も答えなかったり、「どっちでもいいです」ということじゃダメなんす。

納得いかないとかやりたくないことには「NO!」と言わなければならないし、納得いかない組織なら出ていけばいいだけのこと。
我慢することは美徳じゃないです。
自分が主役になるためには自分軸で考え、どうしたいのかをハッキリすること。これはこれからの時代を生き抜くために必須ですから、しっかり胸に刻んでおきましょう。


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