努力しているところを見せてはいけないし感じ取らせてもいけない

アマチュアは頑張っているところを見せるのはかまいません。
楽しみでやっていることだから何の責任も負わなくていいし、好きなことを好きなようにやればいいんです。
練習してきたことを友人や知人の前で発表して、喜んでもらうことができればそれでOKです。

でもプロというのは受け取る対価に対して責任が生じます。
ステージでどれだけ感動させることができるか、世界に引き込むことができるかということが勝負なので、それまでのプロセスは知ってもらう必要がないんです。
というか、見せてはいけないんです。

つまり結果が全てだということ。
素晴らしいステージができたかどうかという結果で評価されるのであり、その途中のプロセスがどうであるかは関係ないんです。

野球やサッカー、相撲やボクシングなどのスポーツの世界でもまったく同じことが言えます。
どれだけ練習して努力してきたかは語る必要はありません。
勝つか負けるかで評価は大きく変わるし、個人としても成績を残さなければ去っていかなければなりません。
それだけ厳しい世界だからこそ、観客を熱狂させ感動させることができるんです。

音楽ビジネスは録音物(レコードやCDなど)を売って莫大な利益を得る時代が終わり、どれだけ魅力的なライブができるかという原点に戻りました。ライブで感動させることができれば、必ずファンは増えていくし、それが結果的にチケットやグッズの売り上げに結びつきます。

とことんライブにこだわってください。
アーティストとして長く活動するには、クオリティーの高いライブができるかどうかが生命線なのですから。


Mail  quont1994@gmail.com







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