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道を極めることが得意な日本人

日本人は、趣味や嗜好を芸術の領域にまで高めることができる優秀な民族であり、その能力をDNAとして受け継いできています。
例えばお花を生けることは「華道」、書くことは「書道」、お茶を入れることは「茶道」のように、「道」として確立してきました。

ちなみにWikipediaによると、華道は「植物のみや、植物を主にその他様々な材料を組み合わせて構成し、鑑賞する芸術」で、書道は「書くことで文字の美しさを表そうとする東洋の造形芸術」、茶道は「日本伝統の湯を沸かし、茶を点(た)て、茶を振る舞う行為」ということです。

ということはですよ、趣味としてやっていることや、日常的にやっている掃除や洗濯、断捨離や整理整頓なども「道」として極められるかもしれないですよね 。特に断捨離や整理整頓は片付け本が多数出版されていることから見ても、かなり近い位置にいるかもしれない。
「断捨離道のススメ」みたいなタイトルの本とかありそうだし😅

そしてネット上では、プラットフォームが充実してきたこともあり、自由に自己表現をする人も増えたので、新しいジャンルの表現や技術が育つ可能性が大いにあります。
もしかしたらあなたが先駆者として名を残すかもしれないしね。

大げさに聞こえるかもですが、これは本当にそうなんですよ。
可能性は開かれていて、当たり前だけどネットはターゲットが世界だし、何がどんな形でバズるのかは誰にもわかりません。
もちろん一時的に話題になって終わるものもあるだろうけど、地道に継続的にやっていることは、大きく花開く時が来るかもしれない。

音楽でいうと、歌や楽器演奏のレベルが高くて、理論的なこともしっかり勉強している人だけが、YouTubeで歌や楽器について語ったり教えたりしているわけではないです。やはり人気があるのは、ある特定のジャンルや極めて狭いエリアのことだけめちゃくちゃ詳しい人のチャンネルです。

例えばある人気ユーチューバーの方は、歌もギターもそんなに上手ではなくて、正直に言うと素人レベルなんですけど、これからギターを始めたい人向けの情報はやたら詳しいんですよ。初めてギターを買う時の注意点だとか、どのエントリーセットがお得だとか、実際に購入してレポートしたり、さらには最初の練習曲としてはこの曲がオススメだとか、初心者に特化した情報満載なんです。

つまり歌や楽器がそんなに上手じゃなくても、初心者にとってありがたい情報を提供できれば、それで収入を得ることができるし、その特定のジャンルを極めていくことができるのです。

○○について語らせたら右に出るものはいないというような、得意ジャンルがあなたにもあるのではないですか?
そこを深く掘り下げて発信していくことで、「道」として極めていくことができるかもしれないんです。

今までの専門家というのは、ある分野に対して精通している必要がありましたが、特定のジャンルや極めて狭いエリアに関して詳しければOKです。
もちろん幅広く知識が豊富であるという人も必要で、それがその人の個性であるならそれを生かせばいいのですが、個人での発信がメインになってきた現代では、今までよりも細分化されてきたと理解すればいいでしょう。

そういう意味では本当にいい時代になりました。
可能性の扉は開かれているので、あとは自分次第です。
自分を100%表現していけばあなたの個性は発揮されるし、それを見たい聞きたい知りたいという人は必ずいます。
ぜひ自分の可能性を信じて、やりたいことを極めていってください!


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