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足りないものばかり探すのはやめよう

持っている才能に気づかず、足りないものばかり追っているとしたら、いつまでたっても達成感ややりがいを感じることができません。
自分のことは客観的に見ることが難しいし、自分ができることは当たり前すぎて、他人から評価されても、「そんなたいしたもんじゃないですよ」って受取り拒否してませんか?

例えば田舎に住む人は、「自分が住んでる場所は何もない」という表現をしがちですけど、子供の頃からずっと住んでいると、なかなか魅力に気づけないものです。
美しい風景が見られ、自然に囲まれた素晴らしい環境だということが、当たり前すぎて感じられなくなっちゃうんですよね。

自分の能力を誰かに見つけてもらって伸ばしてもらえることもありますが、それ以前に自分が認めていないとしたら、それは宝の持ち腐れです。
もう一度自分ができることを確認し、それを認めてください。
できないことや足りないことに目を向けないで、できることを評価してください。

人間は誰もが得意なことと不得意なことがあるし、人が羨むような素晴らしい能力を持っている人でも、抜けているところは必ずあります。
そのどちらも持ち合わせていることが、その人の魅力でもあります。
全く抜けてるところがない精密機械みたいな人がいたら嫌ですよね。
「この人こんなことも知らないんだ」とか「こんなこともできないんだ」というとこがあるから、人間味があるし愛されるんです。

僕自身も長い間自分のことを認められなかったし、いつも他人と比べてヘコんでました。時々は「俺ってスゴイかもしれない!」とハイになる時もありましたが、その振れ幅が大きくて疲れることが多かったです。

なんでそうなっちゃったんだろうって考えた時に、そういう環境で育ったというのもあるし、世の中全体が、まず弱点ばかり探すような風潮でもあったし、いろんな要素が重なってそうなってしまったようですが、でもそこから脱出しないと本気でヤバイと感じたのです。
色眼鏡で物事を見ていて、バイアスがかかってるんだと気付いてから、それを大至急変えようと思ったんです。

ダメなとこや足りないとこをカバーしていくことより、本来持っている能力を伸ばすことのほうが、数倍役に立ちます。
それは音楽のアーティストをたくさん育ててきた経験からも言えることですが、もともと持っている能力を生かすことが、その人を最高に輝かせることなのです。

もちろんそれはアーティストだけに限りません。
これを読んでいるあなたも同じです。
あなたにはあなたにしかない素晴らしい才能がありますが、もしそんなものはないと思ってるとしたら、「ない」のではなく「認めてない」もしくは「見つけられない」のです。
それを才能だと認める感性が完全に鈍っているんです。

他人にはなかなか認められないということはあっても、自分自身を認めることは今すぐできます。
「え〜。なんか自分を褒めたり認めたりすんの苦手だな。」という人もいるかもですが、慣れてないだけですからやればできます。
それができた時に自信も湧いてきます。

ダメなとこを探すのはやめて、自分にしかない才能を見つけ認めてくださいね。自己否定は何の役にも立たないし、自分を傷つけるだけですから。


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