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先進国の基準が変わる

これから先は経済力や軍事力、国の面積の大小には関係なく、リーダーとなり牽引していく国に求められるのは文化的な潜在能力です。
そういう意味では日本という国が世界に認められ、先進国のリーダーとなり、他国からその文化を学びたいと注目されるようになります。

初めての海外旅行がニューヨークだったのですが、当時ニューヨークでは日本のお寿司が大ブームで、日本人の多くの板前さんが、寿司シェフとしてアメリカに渡っていきました。
納豆やトコロテンなどの日本食もスーパーで見かけましたから、その頃から日本食ブームが始まっていたのでしょうね。

今では世界中で日本食が愛され認められていますが、調理の最後に刃物を使用して、切り口の美しさを見せるのは和食にしかないと、ニューヨークで知り合った日本人の料理人に教えてもらいましたが、やはり世界的にみてもレベルが高いし、歴史があるものなのです。

音楽でいうと、シティーポップと呼ばれるジャンルが世界を席巻したのはごく最近ですが、J-POPのアーティストが世界中で人気となり始めていて、もともとは洋楽を真似て作ったのがJ-POPだったのに、逆輸入したような形になっているのは面白い現象です。

それからゲームの世界では任天堂が君臨していますが、父親が生きてた頃によく言ってました。任天堂は京都の町工場で花札を作っていた会社だと。
父親は京都生まれなのでその頃を知っていたようですが、まさか世界の任天堂になるとは夢にも思っていなかったでしょう。

以前からクルマや家電など、ハードでは認められていましたが、それは80年代から90年代でしょうか。
今は他国のハードメーカーに市場を奪われてしまいましたが、実はハードの次には必ずソフトの時代がやってくるのです。
それがまさに今現実になっていることがわかります。

メジャーリーグで大活躍している大谷翔平選手も世界的に名をとどろかせましたが、あれだけの才能と実力があり、人間的にも人格者であることが評価され、チームメイトに対する接し方や、球場にゴミが落ちていたら拾うような行動は、学ぶことが多いのは言うまでもありません。
ほとんどの選手はガムをクチャクチャ噛んで、グラウンドに唾を吐いたりしてますが、やはりそれは美しい姿とは言えません。

日本の文化がこれから世界を変えていくだろうし、世界中から注目を浴び、また学ぶために日本を訪れる外国人も増えます。
逆に海外で活躍する日本人も増えるだろうし、文化的な交流が世界中で盛んになり、そのリーダー格が日本になるでしょう。

インターネットのおかげで個人で発信できるようになりましたが、マーケットは世界ですから、今まで以上にビジネスチャンスも広がりました。
そういう意味ではこれから本当に面白い時代になりますので、自分のことだけしっかりやっておきましょうね。



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