あなたがこれでいいと思うことが正解

音楽をやる上で迷うことはたくさんあると思います。
「こんなタイプの曲を書いてみたけど、自分に合っているのだろうか。」
「アレンジをシンプルにしたけど、もっと凝ったほうがいいのだろうか。」
「CDにはしないで配信だけにしたいけど、それで大丈夫だろうか。」
「ライブの本数をもっと増やさないといけないのではないか。」
「やはりメジャーと契約したほうがいいのだろうか。」
などなど、実はどこかに正解があるのではないかと考えてしまうことも多いでしょう。
あるいは自分が選択したことが、間違っているのではないかという不安を抱えてしまうこともありますよね。

でもね、はっきり言いますが、正解なんてどこにもないんです。
学生の頃から正解は一つと教えられ、それ以外は間違いなのだという教育を受けてきましたが、それはもう過去の価値観です。
もう時代は変わりました。
これからの時代は、あなたが決めたことが正解です。
もっというと、人間の数だけ正解があることになります。

昔はね、音楽のプロ=メジャーデビューということでした。
だからプロになるには、事務所に所属してレコード会社を決めなければなりませんでした。
ところがどうですか?今はメジャーのレコード会社でCDを発売することも、事務所と契約することも、たくさんある選択肢の一つでしかありません。

どうしてもメジャーデビューしたいのであれば、そのメリットとデメリットを調べつつ、最終的に自分が決めればいいことだし、それがいいとか悪いとかいうことではありません。

個人やバンド単位でセルフプロデュースしながら活動し、メジャーやインディーズとの契約を視野に入れていない人たちも多いし、音楽の収入だけで生活しているミュージシャンいれば、生活費を補うためにアルバイトをしているミュージシャンもいます。
会社員として仕事をしながらとか、デザインや執筆業など、フリーランスの仕事と両立させていたりと、音楽以外の仕事も掛け持ちしながらというケースもあります。

これもいいとか悪いとかはないんです。
それぞれのやり方や考え方があって、どれも正解なんです。
メジャーのレコード会社からCDが発売されていることや、音楽の収入だけで生活ができていることだけがプロではありません。
そういう意味では「プロ」の定義が変わったと言えるでしょう。

自分に合ったやり方を見つけ、それを実行していくことです。
もし音楽の収入だけで生活できるようになりたくて、世界でトップクラスのミュージシャンになりたいなら、徹底的にそのための方法論を探してトライすればいいし、それなりに楽しければいいということなら、時々ライブを演ったりCDを発売したりして、お小遣い稼ぎができればいいのではないでしょうか。

どうなりたいのかは誰に遠慮することもないし、あなたが決めればいいことなのです。
そしてやってみて思わしくないならやめる、もしくは修正を入れながら継続してみるということでしょう。
ともかく「正解が別なところにあるのではないか」という恐れを手放すことです。自分が決めたことが正解なのですから。


Mail  quont1994@gmail.com




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