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Vリーグと僕とBリーグ

こんにちは、Steveです。

最近の週末には、バレーボールのVリーグとバスケットボールのBリーグの試合を楽しんできました。それぞれのリーグで感じた独特の雰囲気と、スポーツマーケティングの観点から見たその違いの意義について、いくつかの洞察を共有したいと思います。

応援の文化

これまで、バレーボールのVリーグの試合を数多く観戦してきましたが、バスケットボールは以前よく見に行っていたものの、Bリーグが始まってからはまだ2試合目です。しかも、見たのは佐賀バルーナーズのホームゲームだけなので、参考になるサンプルは少ないのですが、最近になってバスケ観戦への興味が再び湧いてきて、動画をたくさん見ているので、そちらも参考にしました。

今回観戦したVリーグの試合は「久光スプリングス」対「上尾メディックス」で、リーグ3位と4位のチームが対決しました。ホームゲームだったためか、空席はありましたが、それでも多くの観客が詰めかけていました。観客はメガホンを叩いて応援していましたが、プレーが終わった後の応援が主で、劣勢時に特別な声援を送ることは少なく、声を出して応援した記憶がほとんどありません。

一方、Bリーグでは「佐賀バルーナーズ」のホームゲームで「ファイティングイーグルス名古屋」と戦いました。これは中地区5位対西地区5位の試合でした。多くの観客がレプリカユニフォームを着用し、マフラータオルを持って熱心に応援していて、ホームの利を存分に活かしていました。

相手チームのフリースロー時のブーイングや、劣勢の時の声援、そしてバルーナーズが流れを呼び寄せるような3Pシュートを決めた時の歓声は、いつも通りの一体感があり、非常に楽しい体験でした。

個人的に盛り上がったショット。佐賀バルーナーズ#25角田選手

観戦と応援

Bリーグの試合で、隣に座った佐賀バルーナーズのファンとの交流が、僕にとって一つの目から鱗の体験でした。ハーフタイム中に、その方が僕に声をかけてきました。

ファンの方「バスケをされていたんですか?」
「はい、高校と大学でプレイしていました。」
ファンの方「そうなんですね。私はバスケをしたことがなくて、ルールもあまり分からないんです」

正直、えっルールもあまり知らない???、たしかにショットクロックのバイオレーションの時とか、「なんで?」と小声でいってたことを思い出しました、でも非常に熱心に応援されていて、特にバルーナーズが3ポイントシュートを決めた時など、立ち上がって喜んでいるほどでしたから。
これまでにも、佐賀バルーナーズの試合を観戦した際や、それに続くVリーグの試合を観たときに感じたことがありましたが、Bリーグの試合には「応援するために来ている」人が多いという印象を持っていました。しかし、この出来事を通じて、その考えがさらに強くなりました。

Bリーグの試合では、ただ観戦するだけでなく、熱心に応援しているファンが多いことが特徴です。これについては以前、Vリーグのリブランディングに触れた際にも言及しましたが、この点は非常に重要だと思います。

チーム分散によるファンベースの強化

観戦者が特定のスポーツについての経験や知識を持っている場合、マーケティングのターゲットとなりやすいですが、応援に関しては、詳しい知識がなくても参加しやすい環境を提供することで、新たなファン層を取り込むことができます。

両リーグの試合では、子どもたちの姿も見られますが、Vリーグではジャージを着たチームで観戦している子どもたちが多いのに対し、Bリーグでは家族連れで佐賀バルーナーズのユニフォームを着て応援している姿が目立ちます。これらの子どもたちが成長した時、継続してチームを応援する確率は、より地域に根ざしたBリーグの方が高いでしょう。Bリーグが全国にチームを分散し、地元密着型の戦略を採用しているのも、まさにこの理由からです。

一方で、Vリーグにはチーム数が少なく、Bリーグほど地域に広がっていないため、地域密着型の取り組みが難しい面があります。それが集客に課題をもたらしている一因かもしれません。今年の秋から、リーグ名が変わり、プロ・アマ混在の形式になることで、どのような新しい戦略が打ち出されるのか、非常に注目しています。

さいごに

さいごに、これまでに何度もVリーグとBリーグに関して書いてきましたが、これらのスポーツを体験し、応援する者として、両リーグが成功を収め、選手たちが満員の会場で最高のパフォーマンスを発揮し、その瞬間を観客がライブで体験する喜びを共有できるよう心から願っています。インターネットが世界中の試合を観戦できる手段を提供する現代でも、実際の会場での応援の価値は計り知れず、それが最も優先されるべき事項であると改めて感じています。スポーツを通じて、選手とファンが一体となる瞬間は、私たちにとってかけがえのない体験を提供してくれます。それゆえに、私たちは実際に会場へ足を運び、声援を送ることの重要性を、これからも大切にしていきたいと思います。

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。


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