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Bリーグ体験記:スポーツが生み出す非日常の世界

こんにちは、Steveです。

元々は別の用事で福岡に出かけたのですが、予定が急遽キャンセルになったため、週末はBリーグとVリーグの試合観戦でスポーツ満載の週末を過ごしました。

最近、両リーグについて書いていることもあり、この機会に実際に観戦して、それぞれのリーグの違いを改めて比較したいと思いました。

土曜日は佐賀県のSagaアリーナで佐賀パルーナーズ対富山グラウジーズの試合を観戦し、日曜日は熊本の熊本ナースパワーアリーナでフォレストリーヴス熊本対ビクトリーナ姫路の試合を見ました。
熊本では試合後、予定外に会場で友達に会い、お茶と夕食を楽しみながら試合運営や新しいビジネスについての話が尽きることなく続いた楽しい夜でした。

はじめに

本来は両リーグの運営や実際に観戦して顧客満足度に関して書こうと思ったのですが、Bリーグに対してVリーグがV2リーグとトップカテゴリーではないので、比較よりも、Bリーグ観戦の感想をメインに紹介したいと思います。

次回、同じ会場でVリーグがあるので、その時に都合がつけば観戦して、エンタメなどの要素の違いに関して比較したいと思います。

佐賀パルーナーズ対富山グラウジーズ

佐賀パルーナーズ対富山グラウジーズの試合を見て、学生時代によく観戦していたバスケットボールの試合と比べると、Bリーグの「会場の雰囲気」は全く異なります。アリーナには中央にビジョンがあり、まるでアメリカのNBAの試合を観戦しているかのような錯覚に陥ります。

試合開始前には、チアリーダーの皆さんが応援方法のデモストレーションをしっかりと行い、観客を本番に備えさせます。

試合自体も非常に素晴らしいものでしたが、特に印象的だったのは、MCの方が仕掛けなくても自然に起こる「GoGoSaga」コールでした。これが会場に一体感を生み出し、まるで自分も試合の一部に参加しているかのような盛り上がりを感じました。

会場にいる全員が試合を見に来ているのは当然ですが、自分も応援を通じてチームに貢献し、選手やチームを後押しする役割があると感じることができました。

再訪をしたくなる仕組み

今回、Bリーグの試合を初めて観戦しましたが、その体験は「また見に行きたい」と思わせるほど魅力的でした。以前から地域密着型であったとは思いますが、Bリーグになってからはホームアンドアウェー形式の試合が増え、地元での試合開催がより多くなりました。これはファンにとって非常に嬉しいことです。また、チケット販売を一括で行い、リマインダーやペーパレスチケットなど、ファンが能動的に試合情報を得られるような仕組みが充実しているのが印象的です。

ピリオッド間のアプリを使った応援など、アプリのダウンロードを促進する仕組みも非常に工夫されており、結果下記のよな流れになる。

1. アプリケーションの自動情報配信機能の効果
   - ユーザーがアプリケーションに登録すると、自動的に関連情報が提供されます。これにより、ユーザーは継続的に最新情報を受け取ることが可能になり、関心の持続が期待できます。

2. チーム応援によるファンの行動促進
   - 個々のファンは、彼らが応援するチームの試合に参加する傾向があります。これは、チームとの絆を強化し、観戦体験を個人的なものとする要因となります。

3. 観戦体験の共有と新規ファンの獲得
   - 既存のファンは、友人を試合に誘うことにより、その体験を共有します。この過程において、新たなファンの獲得が促進される可能性があります。

4.観客動員の増加とその影響
   - 観客動員の増加は、試合の興奮度を高め、選手のパフォーマンス向上に寄与することが観測されます。これにより、試合の魅力が増し、さらに観客動員が増加する可能性が高まります。

5. スポンサーに対する影響
   - 観客動員の増加は、スポンサーの認知度を高め、新規スポンサーの獲得にも寄与します。これは、スポンサーシップの価値を高め、スポーツ団体の収益性向上に繋がる重要な要素です。

この流れは大まかなものですが、リーグがこのような構造を形成しているため、各チームもそれに沿ってコンテンツを制作することが可能になります。この過程で、各チームは自身のアイデンティティを明確に打ち出す機会を得ることができます。

スポンサー企業をいろんな方法でアピール

観戦時間と価値:Bリーグのコストパフォーマンス

今回の観戦では、客層がファミリーや高校生グループ、社会人グループと多岐にわたっていました。特にVリーグと比べて、ファミリー層の参加が多い印象を受けました。

試合は11:50に開演し、13:55に開始、最終的なインタビューが終了したのは16時過ぎでした。僕が選んだ3,000円の席は大変満足できるものでした。隣ではグループがビールを飲みながら観戦し、反対側の家族連れは試合後の夕食の計画を立てていました。


無料で提供されるパンフレット

午前中から出かけて、ちょうどよい時間の長さで観戦できたと思います。

Vリーグの場合、ストレートで試合が終わると約1時間半、多少の延長で2時間程度で終了します。そのため、3,000円の席では少し価格が高く感じられるかもしれません。特にファミリーで参加する場合、休日のイベントとしては時間とコストパフォーマンスのバランスが少し悪いと感じることもあるでしょう。
無料で配布されるパンフレットには、ホームチームの魅力が詰まっており、対戦チームの情報も掲載されています。チアリーダーのメンバー紹介もあり、特に小さな女の子たちにとっては憧れの存在になりつつあると思います。実際に、最前列で小さな女の子がチアリーダーに負けない応援をしているのを見ました。こうした小さな工夫が、観客にとって大きな魅力となり、再訪の動機を提供しているようです。

最後に

最後に、今回のBリーグ観戦は、リーグ自体の戦略とビジョンに共感しているチームの努力が感じられる素晴らしい体験でした。各チームが独自のアイデンティティを打ち出し、ファンとの強い結びつきを築いていることが、このリーグの成功の鍵です。Bリーグの今後の成長と革新を楽しみにしています。

Vリーグの各チームも様々な試みを行っていることが感じられます。バスケットボールでは、Bリーグ以前からNBAなどの映像に触れる機会が多く、観戦の仕方がより身近にあります。一方で、バレーボールでは、石川選手や高橋選手が海外でプレイし、ヨーロッパのリーグの放送を通じて応援の仕方が紹介されていますが、それでもバスケットボールと比べると機会は圧倒的に少ないです。これを考えると、リーグが試合の盛り上げ方についてファンをもっと教育することも一つの方法かもしれません。

やはり、今回の観戦体験で改めて応援の楽しさを実感しました。会場の一体感は非日常的で、特別な感覚を与えてくれました。ほとんどの人が単なる観戦ではなく、応援に来ているのです。これがライブで試合を見る醍醐味だと思いました。

Bリーグの観戦体験を通じて得た洞察は、スポーツマーケティングとファンエンゲージメントの分野における新たな視点を得ることでき、今後に活かしていきたいと思います。

お・ま・け


ファミリー層をしっかり意識しているから、キッズプレースがあったり選手に塗り絵を配ったり次の世代へのアピールしっかりされていまし。


選手の塗り絵
キッズコーナー
佐賀駅からSagaアリーナに向かう途中にある敵流神社の必勝祈願

以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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