11年間の留学を終えて(1)

先日無事にアメリカから帰国しました。次にアメリカに行くのはMasters in Teaching取得のため大学院に行く時です。再来年の春以降を予定しています。

長くなるので、今回は家庭のこと、日本語や英語能力に重点を置いた記事にします。


両親の英語力・家庭教育等

両親共にアメリカで留学経験(大学院もしくは大学)であり、就職経験もあります。職種は言えませんが、共に専門性が高くアメリカでも結構高収入な仕事をしていました。母は最低でも10年、父は最低5年間アメリカ現地で働いていませんが。私が生まれる前に日本に帰っています。

覚えている限り家庭内では日本語を話しています。両親共に英語を問題なく流暢に話せますが、なぜか全て日本語の生活を送っていました。英語力で言えば、私は父を超えることは絶対にありえないと考えています。

家庭教育

家庭教育に関して両親に聞いたことはありますが、あまり意識したことはないそうです。幼少期から手がかからない大人しい子だったようで親と一緒に高級レストランやホテルに行ってもお行儀がよかったみたいです。両親曰く、少し人見知りだが騒がず他人に対して優しい子だったみたいです。21になった今でも性格はたいして変わりません。

唯一頭を悩ませていたのが食事を取らないことでした。今はご飯大好き人間になっていますが、24週の極小未熟児として生まれたので生後半年間は病院に長期入院してました。そのせいでご飯を食べるという行為自体が非常に嫌いで、赤ん坊の頃は目の前にあるお皿等を全て手でひっくり返していたみたいです。幼少期は白米とお海苔、牛乳ぐらいしか食べなかったみたいです。食事が面倒でつまらないと感じていました。

習い事・塾等

小学校の頃は習い事がたくさんありました。そのため、学校の宿題をすることはほとんどなく学習習慣というものが身についていませんでした。小学校は宿題をせず先生によく怒られてました。

小学校のインターは授業はあるものの、試験自体はほぼ無かったので基礎学力が身についているかも分かりません。

自主的に自宅で勉強するようになったのが高校入学してからです。中学では数時間ほど行われる自習時間で宿題を終わらせてそれ以上は勉強しませんでした。

小学校時代の習い事:

  • 公文で算数(分数あたりまでの記憶しかありません)。週2ほど

  • インターの先生が来て英語の授業。週1

  • ピアノ。週1

  • 護身術指導。週1−2

中学時代の習い事:

  • 近所の高校生から英語の課題やエッセイ等をする。週1で2時間授業

  • テニス。週2で一回につき1時間半〜2時間

経歴

  • 幼稚園:東京都内のインターナショナルスクールプリスクールに入園

  • 小学校:別の都内インターナショナルに入学。Grade 5後半でアメリカへと渡り最後の数ヶ月をアメリカ私立現地校(ハワイ州)で過ごす

  • 中学校:Grade 6-7はハワイ州の私立校。Grade 8以降はカリフォルニア州の小中高一貫校に入学

  • 高校:Grade 8及び高校時代(Grade 9 - 12) は同じカリフォルニア州内の私立高校に在籍。高校は寮生活を送る

  • 大学:ワシントン大学に入学。1年目は新型コロナの影響により、日本でオンライン授業。2年目以降は大学の寮で暮らす。2023年12月に早期卒業(本来は24年6月)

日本語能力について

日本語能力は推測するに、多分中学校レベルかなと思います。一般的な日本の国語の授業を受けたことありませんが、漢字検定と仕事で企業向けに日本語の留学情報ブログを書くほどはあります。

日本語の文法を学んだこともないため、句読点や助動詞・格助詞の「が」「は」「へ」などの使い方が分かりませんし間違っていることもしばしば。いい加減正しい文法を学んだほうがいいと実感しています。

大卒となった今、日本語も大学卒業レベルであるとはとてもではないが思えません。アカデミックな日本語がどれほど身についているかは私も確かではありませんが、教育系の論文は問題なく読め理解できます。ですので、日英に言語を流暢に話せるバイリンガルではあるものの、学術的な語学力があるとは思えません。

日本のインターに通っていた頃は日本の小学校5年生あたりまで日本語を母語とする生徒で構成された日本語の授業を受けていました。授業は週5あり授業内容はあまり覚えていません。漢字を書く能力が非常に低く、漢字テストでは50点前後を取ってました。朝食中はニュースを見て日本語での会話が多かったのである程度日本語能力はついていたと思います。当時は学年相当の日本語力があったかは分かりませんが、日常生活を送る上で不便なことはありませんでした。

留学してからはアニメ・漫画・ラノベや日本のテレビを見てました(ニュース番組、ためしてガッテン、名探偵コナン等)。補修校や学校外で日本語の授業を受けることは一才ありませんでした。

多分この時期からアニメやテレビ等の影響によりいろんな日本語の表現や単語を無意識のうちに覚えていったのだと思います。今現在もこうして文字を打っている時に使う表現は以前どこかで聞いたものが多いと実感しています。読む能力は漢字検定の問題を見たところ中学レベルの3級〜4級の間だと思います。欲を言うと日本語も大卒レベルであって欲しいですね。

漢字を書く能力は衰えて小学校3年生レベルのままです。書けませんが、文脈に沿った正しい漢字を認識しこうして文章として使うことができるため、書く能力と使う能力に差があります。

英語力について

英語力はアメリカの大学卒業を卒業しているので、大卒レベルで合って欲しいですが、現実的には高校卒業ぐらいかなと思っています。エッセイを書く際に表現力や語彙に限界があるのを常に感じています。

今でも読むのが苦手です。高校時代のEnglish授業は常にB+からA- の成績で、HonorsやAPではなく一般クラスです。友達グループの中で多分一番英語力が低かったです。

語彙力もあまりありません。あまりニュースを読まず、英語の本も読まないせいです。English Vocabularyがわかるオンラインテスト(https://preply.com/en/learn/english/test-your-vocab)の結果、英単語は2万ほどあります。これはネイティブの英語話者としては低いほうです。私の不勉強の結果、こうなりました。英語での読書習慣を身につけるのが非常に重要だと実感しています。

一番苦手なことは長文から複数のmain ideaを理解し全体的に纏めることです。大学受験に必要なSATは合計1430点(数学750、英語680)と点数としては悪くないみたいです。総合点数でいうと、全米でトップ数%の成績らしいですが、本当に高い英語力を持っているとは思いません。模試GRE(大学院受験に必要な試験)も受けたのですが、英語は上位40〜50%ぐらいの成績でした。

大学に入ってから、1年の時に受けたEnglish Compositionの授業も4.0を問題なく取り教えていたTAの人に褒められて嬉しかったです。単位的には2年(sophomore)になっていました。

I assume that as a sophomore, you don't have substantial experience with college-level research papers, but I'm utterly impressed.

英語を書くほうが読むのより若干得意という実感があります。高校2年生(Grade 10)まではエッセイを書いても文章が複雑で長い、という指摘を受けることが非常に多かったです。基本的なエッセイの書き方は小学校・中学をメインに叩き込まれましたが、エビデンスの使い方やMain Thesisなど弱かったです。

Grade 10の世界史の授業でエッセイを書くことが非常に多くなり、特に学年度末に書いたエッセイで参考文献等を調べているうちにいいエッセイの書き方を身につきました。Englishの授業ではなくWorld Historyの授業で英語を書く能力に自信が持てました。World Historyを教えていた先生が学部・博士共にアイビーリーグ卒で、授業がとても難しかったのでそのエッセイで95を取れたのが嬉しかったです。

同じく翌年のAP US Historyの授業でも試験を通して、短時間でエッセイを書く練習ができたので徐々に自信がついていきました。おかげで AP US HistoryはAP初試験にして最高点の5を取れました。




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