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【映画】「光」 大森立嗣監督

びっくりするぐらい映画に音楽があってなかった。音量も大きすぎて、演者との声の差があって見づらい。

津波の描写もわかりづらすぎた。何かあったのかとは思ったけど、津波だったのか。

瑛太、新、輔の父、男性陣の演技が最高なのに、女性陣とのバランスが悪い。

焦点の定まってない表情とか、信之を苦しめて楽しんでる時の高笑いとか、2人で向き合ってる時の泣き方など引き込まれる演技がたくさんあった。

子どもの頃から親に虐げられて、工場で働く、人生に希望などない輔と家庭を持ち、会社で働くサラリーマン信之の対比。芸能人として花開いている美花。でも、3人とも奥底にある空っぽ感は類似している気がする。

輔は信之を強請ったりしたけど、本当の意味では子どもの頃から慕っているというか、信之の方でも彼に対してほっとけない
想いがある??と思ったら、殺しちゃうの!?

団地前の変な銅像とか豚の人形、公園のモニュメントなど、所々にアート作品が出てくる。

最後の椿がパパを連呼するところ、埋めた不自然に咲く椿の木

作品がコンテンポラリーアートの様なものだったのかもしれない。

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NYでフリーランスのライターと日本語の先生をしています。どこまでも自由になるため、どこにいても稼げるようなシステムを構築しようと奮闘中。