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【映画】 「さかなのこ」 沖田修一

さかなくん本人が半生を描いた本が原作という本作。さかなくんがお母さんをはじめとする良き理解者に恵まれて、今、輝けるところに身を置けて本当に良かったと思う。
そうなれない人も多い世の中だと思うから。

夢があってほっこりする素敵な世界観で、たくさんの人が勇気をもらえる気がする。

主人公ののんちゃんが性別を超えて演じているの、とてもよかった。キラキラした目でピュアな雰囲気ピッタリだった~

ネタバレ✂︎------------------------------------

幼い時にタコを捕まえたら、お父さんに締め上げられてしまったり、カブトガニの卵孵化に成功したり、ヤンキーと魚を通して仲良くなった話が真実だというのもすごい。

魚が好きすぎて、他の事は何も見ていない。

魚好きから水族館の飼育員や寿司職人になろうとしても、失敗が多くて全然うまくいかない。でも、大人になったら食べていかなきゃいけない。
お母さんは、自由にさせてくれたけど、家族は離婚してるし、音信不通っぽい。それに、一人暮らしになってからの水槽代はどうやって賄っていたんだろう。

キャスティングもいい感じで、磯村勇斗と柳楽優弥、前原滉のチンピラ感がピッタリだった!夏帆ちゃんのハスっぱな感じも。井川遥は空から降る一億の星から見たら、演技が上手になったなぁって感じる。
本人の話なのに別の人役でさかなくんが出てる笑

私も好きなことだけしてたら、今ここにいるから幸せだな~

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映画感想文

NYでフリーランスのライターと日本語の先生をしています。どこまでも自由になるため、どこにいても稼げるようなシステムを構築しようと奮闘中。