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とある家庭教師の独断的書評

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読んだ本について自由に感想を述べています。似たような考え方や関心を持つ方と繋がれたら嬉しいです。
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行間に溢れる英国紳士の書斎の匂い。その圧倒的感化力ーハマトン『知的人間関係』書評

私の尊敬する日本の知識人の一人に、渡部昇一先生がいる。 英文学の世界に足場を置きながらも…

石橋勇輝
2年前
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日本語の美しさを凝縮した珠玉の一片ー幸田露伴『五重塔』書評

『努力論』で有名な幸田露伴は、難解な文体で知られる。 古文を模した「擬古文」という名のス…

石橋勇輝
3年前
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二元論の狭間に現れる「身体」の次元ー鷲田清一『メルロ=ポンティ』書評

今思えば、受験生だった頃はメシのことしか考えていなかった。 現代文で「メルロ=ポンティ」…

石橋勇輝
3年前
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エンタメ小説執筆のバイブルースティーブン・キング「書くことについて」書評

小学生の頃、映画「スタンド・バイ・ミー」を見て「なんてひどい映画だ」と思った。 以来、ス…

石橋勇輝
3年前
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