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スタンダードの祭典(まじすと16かいめ)

少しずつ暖かくなってきたかと思えば急に寒くなったりする年度末シーズンいかがお過ごしですかオーヴァンですよろしくお願いします!

3月頭に開催された「まじすと16かいめ」の参戦レポです。
【こんな人に読んで欲しい】
①まじすとに興味があるけど参入障壁を感じてる人
②大会を振り返りたい方
③自分用の備忘録

長いですが①の人は【前語り】から、②の人は飛ばしてDay1から読んで頂くのがオススメです。
なお今回から普段の論点シリーズと区別するために、大会参戦レポートの記事は「祭典シリーズ」と称してタイトル分けしてみました。

【前語り】

ご存じの方は少ないかもしれませんが、私はラヴニカの献身の頃にMTGアリーナを始めました。少しずつカードを増やして、神河の頃に開催されたSekappy COLOSSEUM(セカコロ)というオンライン大会を知り、誰でも参加できるということでエントリーしたのが初めての大会参加でした。以来、オンラインでのMTGアリーナ草の根大会に積極的に参加するようになり、そこでよく見かける顔見知りと仲良くなり、現在は葉寺愛祢さんのDiscordサーバーでお世話になってます。

MOATランキング

今シーズンもいよいよ大詰め。
翌シーズン期間から3か月になるとのこと

その葉寺愛祢さん主催する、協賛大会を横断して獲得したポイントを競う「MOATランキング」。この企画に乗じて協賛大会にも顔を出すようになりました。上位を目指してポイントを稼ぎたい私は、予選に参加するだけで参加点10点(2日出れば20点!)貰えるまじすとは出得と感じ、思い切って15かいめのまじすとに初参加。新セットのカードを語るためにnoteで論点シリーズを書いていた事が幸いでした。

前回のまじすと(15かいめ)

3日間の予選期間に最大2日参加可能で、各日上位4人が決勝トーナメントに参加できるMTGストリーマーのイベント。この「MTGストリーマーのイベント」というのが参入障壁になっているのか、MOATランカーからの新規参加者は私含めて2人と意外に少なかった。曰く「だって普通の人は出られないんでしょ?」と。(まるで私が普通の人じゃないと言われたようで若干驚きましたが)例えばMOAT協賛大会に参加して、結果をツイートしているだけでも実は参加資格を満たしており、大会の優勝レポをnoteで書いてる人はむしろまじすとに参加して欲しいと言われているようです。つまり、周囲の想像よりも参加しやすい、というのが実際に参加してみた私の感想です。

もう一つの参入障壁として「(Vtuberのように)自分の画像(アバター?)を持っていない」というのもあるのかもしれません。斯く言う私もVtuberの参加者さんの素敵な立ち絵を眺めて、まるで舞踏会に着ていくドレスが無いシンデレラのような気分になったものです。しかし実は(規約が許す限り)どんな画像でも自身の体現として使える模様。例えば最近食べたラーメンの写真とかでもOKらしいので、飯テロ画像をアバターとしたテロリスト集団の新規参加は全然アリです。何なら私もそうしたい。

まじすと15かいめで使用した私のアバター

当時新たに公開されたユニバースビヨンド・ドクターフーの壁紙から拝借。
今回も新しいユニバースビヨンドのカード画像使おうと考えていたところ、アサシンクリードのアナウンスがあり、そこでダヴィンチの画像に一目惚れ。しかし画像サイズが小さ過ぎたため断念し、同じ画像で参戦。

なおゲームはやったことが無い

15かいめは他のMOAT協賛大会参加予定もあって初日のみ参加。最終戦負けて決勝進出を逃したものの、「MOATポイント貰えて嬉しい」ぐらいの軽い気持ちでした。ところが決勝進出者やベスト4の雄姿が描かれたイラストを見て「何でここに自分がいないんだ…!」と、ようやく悔しさが湧いてきました。次こそは決勝に残って、どんな姿だったとしても自分が其処に居られる結果にしたい!
・・・というのが私のまじすと16かいめの目標となりました。

Day1

デッキ選択

過去の大会参戦記の通り、私はSNCからずっとエスパーミッドレンジを好んで使っており、今回も使う目算でした。ちょうど時期的に青白コントロールが台頭してた頃で、ロングゲームを4回戦やるのはしんどいだろうと、コントロールに勝ちうる別のデッキを模索。

上記2種のデッキが面白そうで、推しプレイヤーの鮫梨ジルさんに付き合って頂き回してみた(その節はどうもありがとうございました!)。
ディミーアは何となくキャラじゃないと感じ(=エスパー使ってる人で認知されたい)、もう一方のレジェンズ型はスラルでハメるのは楽しいけどそれ以上に自分もハマってしまい、スラル→コウモリと動いて何度も発狂してました。そんなこんなで当日を迎えてしまい、結局MOスタンリーグ5-0のリストをコピってサブミット。

白青ミシュラが3枚しかなかったので3枚目のファストランドに変更

しかし当日昼間に回したところ2戦で2度土地事故を起こして雲行きが怪しくなってくる。これはもしかして…

結果

総合配信でフィーチャーされたマッチは右側に時間を書いています。
R1 ボロス召集 ××
R2 ラクドス落魄アグロ ×〇×
R3 スライムローム 〇〇
R4 ディミーア碑出告コンボ ×〇× 3:54:45~

ここから入れる保険など無い

初戦のボロス召集は秒殺されたため記憶に残らず。後に優勝するお相手さんが登る階段の1段目は私でした。

分派の説教者、強すぎんか?

R2のペアリング発表後、私は「またボロスかよ…」と呟いた。というのもnote記事を事前に読んだからか、はたまたお写真の笑顔が印象的だったためか、実は大会前夜にお相手のやまげんさんのボロス召集とまじすとで対戦する夢を見たからだ。夢では危難の道を何度も投げつけて勝利したが、現実世界ではラクドス落魄アグロで「まぁそりゃそうだよな」。夢と同じボロスなわけがない。と思ってしまったため、ボロス用サイドカードである危難の道と一時的封鎖をサイドイン「しない」という愚行を犯す。鍾乳石の追跡者やインティなどの軽量クリーチャーに粉砕され、ぎらつく氾濫で流され、成す術無く敗北。

早くも崖で迎えたR3、この日一番のブン回りで2本連取。噛み合いが良かった。そして最終戦、

G1、アラーヤのテキストめっちゃ読んでるところ

お相手がコンボデッキと認識できないまま1本ずつ取り合って迎えたG3、ワンマリからの2ランドストップ!ここで来たか…
お相手の土地が先に伸びて、分派の説教者を対処できずそのまま負け。してデニックのチャンプアタックはハンドに2人目3人目がダブついてたからではなく単純にスクーナーを見落としてただけ。勝つには分派を捌いて強いアクションを引き込むしかない状況で、見えてるかき消しが邪魔だったからチャンプする説はまぁ無くは無いのかも。

そんなわけで特に良いところも無く1-3で終了。

Day3

2日目は迫真MTG部でタイムレスの大会に参加。流石に夜更かしし過ぎなのでちょっと昼寝して、デッキ提出まで悩むことに。

デッキ

くろき先生のディミーア

どーしてもエスパーを握る気になれず、他に選択肢が無いこともあり、鮫梨さんと練習したディミーアでサブミット。デッキ自体に実績はあるものの、私はラフィーン婚礼放浪皇がいない心細さを覚えていた。

結果

4cコントロール 〇〇
ドメイン 〇×〇 1:25:23~
ナヤレジェンズ 〇〇
ラクドスミッド 〇×× 3:19:42~

R1、クロック展開から全除去カウンターするクロパっぽい動きで勝ち。
R2、ドメイン戦のありがちな勝ち方と負け方した後のG3がフィーチャー。コウモリが殴らなかったのはペスの強打や永岩城ケアの説が流れてますが、実は単純にノックアウトを1マナで撃たれると勘違いしたため(赤でないコウモリはコスト軽減されない)。怒りの大天使ダブルキック1つ目の解決前にティシャーナ出したらゲイン2点分少なくて済んだ…のか?結果この2点分が残ってアトラクサ着地のターンまでもつれ込んだが、ギッコマで押し通してどうにか辛勝。太陽降下を引かれる前に間に合って良かった。あと時間使いすぎ!

どう見ても負けの盤面

このゲーム取ってるはずなんだけど、ここからどうやって勝ったか全く思い出せない。返せるカードがギッコマぐらいしかないので、それでエーデリンを落として2/2と3/3になったコウモリ2体でライフレースを押し返したような気がする。
2戦目、ギックスのドロー体制を作るもアンズラグが着地し、都合良く喉首狙いをトップして辛くも勝利。結果だけ見ると2-0したけど内容的に負けてもおかしくなかった。とにかく圧がヤバかった!
感想戦で「ギックスを無視してアンズラグが殴って公有地で守る」という意見が出てきて、なるほど確かに!と目から鱗だった。ギックスでドローするとライフ減るからアンズラグの2パン圏内だからこっちが先に殴れなって負けていたな、と。こういう気づきが試合後直ぐに出てくるの、凄い。

G1、終始押されっぱなしの盤面だったけど、粘って粘って最後に喉首トップデッキ。本当になぜ勝てたか分からない(そればっかりじゃん…)内容だったけど、外套がとにかく偉かった。正直このあたりで楽しくなっちゃってて、G2以降は「持ち時間を使い切ると敗北する」という当たり前が頭から消え去っていた。
決勝シード権を賭けた全勝対決で注目が集まっているだろうに、総合配信では同じMOATランナーのアクアさんが見てくれているのに、私は…なんてしょうもない試合にしてしまったんだ…!!
目の前が真っ暗、とはこの事で、インタビューにも応じられないぐらいド凹みして、それでも何とか閉会式までに気持ちを持ち直して、結果の発表を待って、、、

ギリギリ4位で耐え。
「胸中複雑かもしれませんが」は本当にその通りで、「決勝進出の権利」というよりも「やり直しのチャンス」を貰えたのだと心底感じていました。

一番の贈り物は、自分の誤りを正す機会を与えられることだ。

【セカンド・チャンス】のフレーバーテキスト

余談①

私の名前が…ある…!

余談②

デッキリストお借りしたくろきさん予選突破の報告したら、激励の言葉を頂けて嬉しかった

決勝SE

この時点で使用デッキがマジで未定。予選抜けたデッキそのまま使うのは何だかなぁ~って考えると握るデッキはエスパーしかなくて、エスパーも土地事故で即没は嫌だなぁ~、のループ。アグロに轢かれて5分で1没はむしろテンポ得していると前向きに捉え、エスパーを握って心中することに。そして迎えたまじすと決勝・・・

・・・の前日のアシムマジック

G1 2:01:17~
G3 2:34:55~
2-0で迎えた最終戦でMOATランキング1位とマッチしたので、これは絶好のチャンスとばかりに決勝当日の気持ちで臨む。

3/5のMOリーグ5-0デッキをベースに、持ってないカードをちょっと調整

Day1と打って変わって土地事故しにくくなった気がするのは偶然なのかよく分からない。ここにシェオルと謎めいた外套が入るリストに仕上げたい。

決勝当日のデッキ

3/7のMOリーグ5-0デッキ 持ってないカードをちょっと調整

序盤にアクロゾズ2枚重ね引いたら耐えられないぐらいキレそうな気がしたので1枚シェオルに変更してメインに移動。玉突きでギッコマがサイドへ。対ドメインで感触良かった鋼と油の夢を採用。漆月魁渡が1枚しか無かったので代わりに滅茶苦茶悩んだ。申し訳程度で良いから墓地触れるカードを入れたいと思い墓所の侵入者をベンチ入り。長い別れで価値を落としたものの、下水王より安定して仕事しそうな気がした。

SE1 vsディミーア忍者 13:45~

R2、墓地の侵入者を長い別れで無茶苦茶綺麗に除去られてピンチ。5マナのアクションでアクロゾズと白徳目の2択でどっち出すか悩んだ結果、ゲームの肝になるのはアクロゾズで、カウンターされるのを嫌って徳目から入ったら呪文貫きで裏目。アクロゾズが通った後も難所が続いて、ギリギリのライフをどうにか維持できて間に合った。
もし自分だったら、アクロゾズをメインでバウンスする選択が出来ただろうか?って考えたら、多分NOだと思う。この局面で圧に負けずに「身を守る」でなく「相手を殺す」という思考が自分に足りない。

SE2 vsラクドス落魄アグロ 51:23~

R1、婚礼重ねて力貯めて殴って勝ち。
R2、土地詰まり気味のところを捌いて勝ち。デニックに+1カウンターを置いて切り崩しやぎらつく氾濫の圏外に逃がすことを意識。エスパーの強いところが出せたと思う。

SF vsエスパーレジェンズ 1:58:18~

ラフィーンの謀議に合わせて髙橋を出され、ワンドローついでに高橋を落とされた場面。コウモリビートでライフレース優位に押し切ろうとするも大田原とスラルで塞がれ負け。またスラルいるのにコウモリ出しちゃってるよ!

G2、スクレルヴギックスのドローが止まらず、この時点で思考が負けてた。最後、ラフィーンだけ殴って徳目置いたら1ターン粘れた可能性があったけど、徳目置くならアンタップするからフルパンでええやんって雑な思考になって婚礼のトークンが出なくなることに気付かず。

【振り返り】

MOATポイントは17点上乗せできて満足の結果。それ以上に
①マリガン判断
②サイドボーディング
③経験に基づいたプレイ速度
④身を守るより相手を殺す意識
の底上げで自分はまだまだ成長できると気づきを得ました。

長々読んで頂きありがとうございました!


(追記)

大会ベスト4の表彰イラストが届きました。
前回大会の俺よ。今度はちゃんと、...ここに居るぞ!

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