散文 / 母は強し。世間が思う一千万倍。
私は常々、母と母方の祖母を通して「女性の役割」を考える。
私は実家に暮らしており、祖母の家は徒歩20分の場所にある為、週に5日は祖母の手料理を食べに行く。人に手料理を食べてもらうことが生きがいなの、と話す祖母に甘えて、最近では「美味しい」の一言もあまり言っていない。とことん甘えすぎている。
この前もいつも通り車で祖母の家に行き、父、母、弟、祖母、私の5人でご飯を食べていた。その日はたまたまお酒に合う料理かなんかで、両親と弟がお酒を飲む代わりに、唯一お酒を飲まない私が帰りの