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お節介な夏の旅行の注意

夏のスイスは最高だ

2023年も気が付けば夏が近付いてきました。光陰矢の如しとはよく言ったもので、時はどんどん流れていきます。noteの更新も、ずいぶんとさぼってしまいました。

過去3年間、私たちはコロナという未知のウィルスに苦しめられました。自由な移動が制限され、簡単に旅行へ行くことができない時代が何年も続きました。そのコロナは、ワクチン接種が進んだことや、対処法などが確立されつつあることで、もちろん油断はできませんが、ようやく死に直結するような病ではなくなりつつあります。渡航制限は解除され、人や物の流れもようやく以前と同じ状態へと戻りつつあります。

まだ人が少なかった頃のプラハ これよりもさらに増えた

私の住むプラハにも、大勢の観光客が訪れてきており、町の中心を歩いていると、チェコ語以外の言葉が多く聞こえてきます。閑散としていた観光バス乗り場にも、観光バスが並ぶ姿を見かけるようになりました。唯一、コロナ禍以前と異なるのは、まだ(日本人を含む)アジア系人種の観光客が少ないということでしょうか。かなり戻ったと思いますけど、それでも以前とは程遠い印象です。

ともあれ、今年の夏は久しぶりに渡欧しようか、と考えている人たちも多いのではないでしょうか。数年もの間、ずっと我慢を強いられてきた旅好きの皆様にとって、まさに待ち望んだ瞬間と言えるのではないでしょうか。

6月から8月に掛けては1年で一番日が長い季節で、特に今、6月のヨーロッパは22時くらいまで空が明るいため、この時期を選んで渡欧すると夜遅くまで遊ぶことができます。一般的な企業へ勤めていれば、なかなか休みは取れないかもしれませんが、旅をするならこの季節が一番お得かもしれません。もちろん、8月くらいまでは十分に明るい時間が長く、ヨーロッパを満喫できるでしょう。

夏はかなり遅い時間まで明るい

夏のヨーロッパで注意したいのは、夜遅くまで明るいため、ついつい時間を忘れて遊ぶ時間が長くなり、加えて暑さと日本と異なる強い日差しにより意外と体力を消耗することです。しっかり食べ、暑いので水分補給もこまめにされた方が良いでしょう。もちろん、睡眠時間は十分に取っておかないと、体調を崩してはせっかくの旅行も台無しになります。

夏の計画は無理のないように 水分・睡眠・栄養はしっかり取ろう

経験談として、特に夏場の旅行では、粉末状のスポーツドリンクを持参し、水筒に入れて持ち歩くのがお勧めです。以前、一緒に旅をした息子が熱中症のような症状となり、すぐにホテルで休息させ、スポーツドリンクを飲ませたことで、翌日にはすっかり体調が戻りました。その際、スポーツドリンクを買い漁ることになったわけですが、その教訓として、粉末状のものを携行するというのが一番便利ということに気付きました。体に貼る冷却材のようなものも、荷物が増えなければあると便利かもしれませんが、ホテルのハンドタオルを水で濡らして使うことでも対処はできました。

私の読者やツイッターのフォロワーさんなどは、撮り鉄しようと意気込んでいる方も多くいらっしゃると思います。上記の注意点に加え、中欧などへ訪問される皆様は、草むらなどに潜むノミやダニにも注意が必要です。ダニ媒介性脳炎という怖い病気があり、入院が必要となるケースもあります。運が悪いと後遺症が残ったり、最悪は死に至るケースもあるとのこと。キャンプなどへ行って、ダニを見かけた!と悲鳴を上げるチェコ人がいるくらい、こちらでも恐れられています。

これらの虫が厄介なのは、プラハのような大きい都市でも普通に存在するということで、草むらや藪、森林などに潜んでいます。つまり、プラハ市内でも公園の草むらなどは油断できません。道路など、人工的に手が加えられている場所にはほとんどいません。

絶景の撮影地はたいてい山中 万全の準備を整えよう

撮り鉄の皆さんが好むのは、人のいない山中を分け入り、絶景の写真を撮るとことでしょうが、まさにこれらの虫が好むような場所です。可能なら予防接種をするのがベストですが、外国人にはハードルが高いので、せめてもの対策として、なるべく長袖長ズボンを着用し、靴下をちゃんとはき、虫よけスプレーを吹き付け、雑木林のような場所はなるべく早く抜け、列車を待つときは極力藪のない場所を選ぶ、といった対策が必要になると思います。

色々準備をして、夏休みを存分に楽しんでください。

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