声を使った儀式 → 言霊とは? 言霊の力で気持ちが楽になる
正式な祈りなどの神聖な言葉だけでなく、日常的に使っている言葉にも、パワフルな現実化のエネルギーが宿っていることを実感している人はおられるでしょうか。
たとえばスピリチュアリストたちの間でいっとき共有されていた言霊のワークを例に出します。
自分自身にとってネガティブだと感じる言葉を発してしまった際(たとえば、無理・損をした・取り返しがつかない……etc)ネガティブな言葉のエネルギーを浄化するアクションとして「キャンセル!!」 または「ノー!!」 打消しの言葉を即座に宣言するという方法です。わたしも周囲に倣い実践した経験はありますが、すぐにやめました。これほどまで神経質になり、ネガティブな言霊処理に躍起になっている状態のほうが不健全のように思えたからです。人は転べば「痛い」 という言葉を発しながら泣くことが自然な場合もあるのですから。
自分や周りの人に呪いをかけてしまう種類の言葉を日常的に連発することは不健全であると感じます。けれども、くちをついて出るネガティブな言葉に対しては、今の感情のコンディションを表すバロメーターという捉えかたをするのでも良いかも知れません。実際、地に足が着き、意識が自分の中心に定まっているブレの無い状態において、大抵の人は自然体にハッピーであり、くちをついて出る言葉もポジティブなエネルギーを含んでいる傾向にあります。
喉の調子が良くないときには咳が出るし、心と身体に疲れが溜まっていたり憂鬱なときにはため息が出るものです。
ため息を吐くと幸運は逃げるのでしょうか? ため息を吐くことで、二酸化炭素などの体内に滞っている古いエネルギーを解放するスピードがアップするという良い面もありそうです。心と身体のオートマティックな機能を信頼しながら、ゆるりとご自分のメンテナンスに取り組んでゆけることのほうが、長い目で見ると幸運体質かも知れませんね?
とはいえ、言葉が発するエネルギーをうまく活用することで感情が楽になるとすれば、活用しない手はありません。心が楽になる言霊を、よろしければ共有いたしましょう。
・言葉の末尾を現在進行形から過去形に置き換えながら、声に出して言ってみる
「うまく行かなかったらどうしようという、心配を抱えている」
「うまく行かなかったらどうしようという、心配を抱えていた」
上記の例文に倣って、あなたの内面にある、あなたを苦しめている想いの言語化をおこない、それを過去形にしながら声に出してみましょう。
・未来の自分から言霊のプレゼントを受け取る
時が解決してくれた
結局は無事に解決した
過去形の文体が放つ言葉のエネルギーを心と身体に行き渡らせるよう意識しながら、おこなってみてはいかがでしょうか。
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次回は【心のエネルギー戦争】についてのお話です^^
▼生きづらさを抱えていますか?▼