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テレビ東京、ニュース番組で誤訳っぽいが、、、? 

テレビ東京の1月4日付、 ニュース番組で誤訳のようなところが発見された。
何かと言うとユーラシアグループが予測する10大リスクというもので1位がロシア、2位が中国の習近平の話で3位が日本語訳ではテクノロジーによる社会混乱となっている。かなりわかりにくい意訳なのだろうか。

英語で見ると1と2はロシアと中国を掲げているが3位の表現では Weapons Of mass disructionと、これは「大混乱生成兵器」のことでテクノロジーによる社会混乱とは訳せないのではないか。大量破壊兵器 weapons of destruction

に似た表現をここで上げておきます。この訳では、見当違いになるのではないでしょうか。とても大きな疑問に思います。。大真面目にロシアと中国の危険について議論を重ねているがこの3位の項目についてしっかり説明して欲しい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以下は、Jetroの参考になる別訳になります。


リスク No.3 「大混乱生成兵器」

ベルリンの壁が崩壊したとき、米国は世界で最も主要な民主主義の輸出国であった。 常に安定していたわけでも、常に良い結果を生んだわけでもないが、追随できる国は なかった。それ以来、ほとんどの期間、技術革新(その多くは米国で起きた)は自由 化の原動力となってきた。しかし今日、米国は、意図的にではなく、成長を追求する ビジネスモデルの直接的な結果として、民主主義を弱体化させるツールの主要な輸出 国となっている。その結果、人工知能(AI)の技術的な進歩が社会の信頼を損ない、 デマゴーグや権威主義者に力を与え、ビジネスや市場を混乱させている。 2023 年は、社会における破壊的テクノロジーの役割の転換点になる。生成 AI と呼ばれ る新しい AI により、ユーザーは簡単な指示でリアルな画像、動画、文章を作成するこ とができるようになる。GPT-3 や、間もなくリリースされる GPT-4 のような大規模言 語モデルは、機械が人間の知能を模倣する能力を持つかを確認するチューリング・テス トを確実にパスできるようになる。また、ディープフェイク、顔認識、音声合成ソフト の進歩により、肖像権は過去の遺物となるだろう。ChatGPT や Stable Diffusion のよう な手軽に使えるツールによって、少し技術に詳しい者なら誰でも AI の力を利用できる -12- ようになっている(実際、このリスクのタイトル「大混乱生成兵器(Weapons of mass disruption)」は前者が 5 秒以内に生成した)。 これらの進歩は、AI が人々を操って政治的混乱を引き起こす能力を一気に高める。コ ンテンツ作成への参入障壁がなくなると、コンテンツの量は指数関数的に増加し、ほと んどの市民が事実とフィクションを区別できなくなる。偽情報が横行し、社会的連帯、 商業、民主主義の基盤である信頼がさらに損なわれる。ソーシャルメディアは、私的所 有、規制がないこと、エンゲージメントを最大化するビジネスモデルから、AI の混乱 効果を広げる理想的な場であり続けるのだ。 こうしたブレークスルーは、政治的・経済的に広範な影響を及ぼすだろう。