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(S-)V.League 定点観測 (-1.0)

S-V.LEAGUE 開幕に向けて動き出した日本バレーボール界。大川副会長は観客動員数をかなり重視しているようなので、これからどう変化していくのか、定点観測していきたいと思います。といってもまだ S-V.LEAGUE 開幕前なので、今回は第 -1.0 回 2023年12月31日終了時点です(次回2023-24シーズン終了時が第0回かな?)。

世界最高峰リーグを目指す S-V.LEAGUE としては世界の中での立ち位置が重要です。そこで、トルコ、イタリア、韓国、日本の4カ国を比較してみました。(ブラジルとかヨーロッパ各国も調べてみたかったのですが、それはまたの機会で)

リーグ別観客動員数

平均は女子は韓国、男子はイタリアがトップでした。リーグ別のべ観客動員数は男女ともイタリアがトップでした。

リーグ別観客動員数

男女を比較すると、差がないのがイタリア、女子が強いのが韓国・トルコ、男子が強いの日本という傾向も見られます。

クラブ別観客動員数

クラブ別平均観客動員数

クラブ別にみてみます。まずは平均値。

クラブ別平均観客動員数

女子の久光スプリングスが目立ちます。ただ今のところ2試合しかホームゲームがないので、たまにあるお祭りとして捉えられている可能性もあります。年明けの試合を合わせてもホーム戦は6試合ですから、SV化以降、頻繁にホームゲームが行われる(年間22試合?)ようになっても同じくらい集まるかどうかが注目ポイントでしょうか。

クラブ別のべ観客動員数

最後にのべ数。トータルで2023年最も集客したクラブは?

クラブ別のべ観客動員数

1位 仁川興国生命ピンクスパイダーズ(韓国・女子)

2023年最も集客したクラブは、韓国・女子、仁川興国生命ピンクスパイダーズでした。元・デンソーの東谷玲衣奈選手、日本でもプレーしたキム・ヨンギョン選手が所属しています。

2位 Vero Volley ミラノ(イタリア・女子)

イタリア女子ミラノが全体2位でした。ミラノは今年11月に1試合での2023年最多動員である 12562 を記録しています。

3位 ソウル・ウリィカード・ウリィWON(韓国・男子)

男子で最多の観客動員数を記録したのは韓国Vリーグ男子で首位を走る、ソウル・ウリィカードでした。元・パナソニックの大竹壱青選手が所属しています。

まとめ

2023年、最も集客したクラブは、男女ともに韓国のクラブでした。韓国はクラブ数は少ないものの、トップクラブだけでなく全体的に安定して集客できているようです。選手の給与も日本の倍以上なんてニュースもありましたし、韓国好調なようです。

日本のSVリーグも「ベンチマークはイタリア/トルコ」なんて言っていますが、実はおとなり韓国リーグをベンチマークにすべきなのではと思っています(ヨーロッパから遠いなど共通点も多いので)。ただしリーグの形態はかなり違いますので、このあたりはもう少し調べてみたいなと思いました。

もちろん、リーグごとに試合の消化ペースが違いますので、あくまでも途中経過です。3月には東京GBの10000人プロジェクトがありますから、どうなるか楽しみです。

Enjoy volleyball !!


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