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ボクの暗さも明るさも愛すると誓いますか
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2020年1月の記事一覧

「お別れの言葉を、」それは最期。頭の中で下書きした御誂向きの単語繋げて発音していくよ。ひとつひとつ…参列者は黒服で見送り、鉛色の空に弔いの煙が揺れて、貴方は逝った。
僕は思った。
ああ、幸せな終わりでしたね、だからみなさん、全員消えてくれないか。いい機会だよ、ちょうど火もあることだし、御日柄も良し。
なーんて、口に出さないまま短い言葉を告げると、涙を拭くフリをして貴方の写真を撫でる。死にたいのは僕

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Be

I don't suicide for someone's eyes anymore.

I don't want people who expect something.

I wish to be a moon.

I wish to be a ocean.

That’s all.
#詩 #創作詩 #自由詩 #現代詩 #english #poem

pray for

はやく死にたいと考える割に
SNSから流れてくる自殺のニュース、
テレビが垂れ流す殺人事件、
と聞けば胸が痛む
周りの死には敏感なんだね
君は優しいんだ
その優しさが報われるといいな、
救いの手が差し伸ばされる世界だといいな

どうか
#詩 #創作詩 #自由詩 #現代詩 #死

息が苦しいんだ

生きることは出口のないトンネルみたいだ。
日々を過ごすことは苦しみと痛みばかりで、暗闇に飼い慣らされている。ほんの少しランプの明かりが頬を照らすけど、いつか消えることを知っている。

歩くことの意味が分からずに、前へ進んでいる。どっちが前なのかも分からず。
立ち止まって横たわって目を瞑れば、いつかこの命も終わるだろうと考える。
否そもそも、出口が終わりなのか。
なぜ出口を探しているのか。
分からな

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言葉を紡ぐことで、心に水気が戻ってくる。創作活動は海のようだ。原点に戻し、心を潤いで満たしてくれる。

誰が為に鐘は鳴るか

冷たい日常に、あたたかい風が吹いた時
心が柔らかくなっていく感覚を
覚えたから 僕は 弱くなったのか それとも
強くなれたのか

見た目じゃない、僕の奥底を見ていたんだ
武装した見せかけの強がりを
恐怖に支配された弱さで隠したって
いつだって受け止めようとして
いたんだね
君は

世界が変わってしまえばよかった
生まれ変われたらよかったのに
僕たちは一緒に生きられないと
神様は言うよ
信じられない

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