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スタートアップ界で大注目!アメリカで社会現象になっている『シェアリング電動スクーター』って!?

この夏、ポートランドにも突如出現したアメリカ西海岸発スタートアップ...

シェアリング電動スクーター!

街の雰囲気が変わるほど、この電動スクーターを利用する人がポートランドでも急増中。

街中を爽快にスクーターが行き交う風景は、未来的で、コンピューターが搭載されたスクーターのデザインはスマートでカッコ良く、加えて “エコ” な乗り物なので “全米で最も環境に優しい都市” と言われるポートランドの人々にとっても魅力的な乗り物として映りました。

最近では、もう当たり前の交通手段としてポートランドの人々に浸透しています。

そもそも、ポートランダーの主流な乗り物と言えば...

『トラム』だったり

自転車シェアリングサービス『BIKETOWN』だったり...

『BIKETOWN』は、地元企業であるNIKEがスポンサーの、Nikeのロゴがついた派手なオレンジの自転車で、街には『BIKETOWN』のステーショナリーがいくつもあり、アプリや公式サイト、ステーションの端末にて、簡単に自転車を利用できる為、この街の人々の交通手段として一般的なツールになりました。

ところが、今、奇抜な乗り物 “電動スクーター” の出現によって『BIKETOWN』の存在が危ぶまれているようにも思えます。

現在、ポートランドでテスト運行を行っている主流の電動スクーターは
『Limebike』

『BIRD』

『Skip』

特に『Limebike』と『BIRD』の2社は、アメリカ西海岸を中心にブームを巻き起こしている、電動スクーター界のレジェント、電動スクーターの2大スタートアップ。

そもそも『Limebike』は、UBERをはじめとする投資家グループから3億3500万ドルの資金を調達し、『BIRD』は創業一年にして460億円の資金調達することで、短期間で2社とも異例の早さでユニコーン企業に、その調達スピード、そして調達額はかなり話題になりました。

投資家も熱視線を送り続ける勢いのあるこれら企業の戦略は、1都市に留まらず、もはやアメリカ全土に勢力を広げ、ポートランドも街中が電動スクーターだらけとなりました。

乗り捨て感覚なので、ステーションに戻すということはせずに、降りた場所に “ポイッ” と置き去り。

一方で、電動スクーターの乗り捨ては、他都市では社会問題になっているというニュースも目につくようになりましたが、ここポートランドでも同様で “どうして、ここんなところに!?” って場所に、電動スクーターが捨てられているかのように放置されているのは日常の風景となりつつあります。

その反面、電動スクーターを見つけたら、その場でアプリを通して登録・決済すれば即利用できるので、確かに気軽さもあります。

乗る人によっては、かなりのスピードを出すので、危険な運転をする人もちらほら...。

だから、この電動スクーターを取り締まらない警察が不思議ではありましたが、役所や警察、交通局が、この電動スクーターを違法かどうかの判断もしかねている間に、それから法整備する時間もなく、瞬く間に広がってしまった...そんな感じなんです。

しかしながら、スタートアップといえばスピード感!瞬く間に広がったこのブーム...本当に早かった...。

もちろん、凄いと賛辞を送るだけでは済まされない問題もたくさんあります...

・歩道 or 車道 or 自転車レーン などの走行場所
・ヘルメットの装着義務
・速度規制
・運転免許の有無
・年齢制限
・電動スクーターの放置について

などなど。
(※一部の電動スクーターは、運転免許がないと乗れません)

普通は、これらの問題をクリアしてからの市場参入となるような気がしますが、殆どのスタートアップは

「やっちまえ!」

場当たり的な一面があり、しかしながら、勢いとそれまでのルールや条例すらも覆す影響力を持っているので、恐れもなさない行動力こそ、良くも悪くも世界を変える一歩なんでしょう。

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