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面白い「分からない」

この前、アメトークの STAR WARS芸人を、久しぶりに見直しました。

そもそも、STAR WARSという映画はエピソード4.5.6.1.2.3〜という順番で、公開されているんですよね。

皆さんご存知ダースベイダーと、主人公ルーク・スカイウォーカーが前半からめっちゃ戦います。で、後半のエピソード1からルークの父アナキンの過去が描かれ、ダークサイド化を経て、ルークが戦うダースベイダーは、実は父だった!という驚きの急展開が見所です。(作者のジョージ・ルーカス、天才かよ。)

スター

(https://pixiin.com/movie-starwars4-anew-hope/ 映画評価ピクシーンより)

それをアメトークでは、狩野英孝が公開順ではなく時系列順に、つまりエピソード1から見始め、そのVTRをスタジオで視聴する企画があります。(アメトークも、発想天才かよ。)

で、どうなったか。

主人公らしき人間(アナキン)は速攻で闇堕ちするし、『フォース・ジェダイ』というキーワード的なものが一切の説明なく乱用され、狩野英孝さんド困惑。(関係ないけど、狩野英孝のノリ結構好きです。)

狩野英孝3

(https://togetter.com/li/1447983 Togetter より)

でもね、分からないことだらけの彼、エピソード6終了時にはめっちゃ楽しんでたんです。

というのも、主人公らしき人(アナキン)は秒速で悪側へ。そしたら今度は、別の人間が当たり前のように主人公みたいに現れて、2人がアッツい戦いを始め出しちゃうという、なかなか見ない展開に。未知の言葉や登場人物への理解は、自分の思考に委ねられ、様々な感情の中アナキンという人物を追える【ドキュメンタリー】のように捉えていたのです。

「アナキン、大きくなったなあ。」的な、スターウォーズ鑑賞上、あり得ない言葉も産まれます。



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結論何なんだよ!!って思った方。すみません。

率直な感想が一個だけ。


「わからないことを、敢えてわからないままにしておく。」


それって、意外と大切で面白いことなのかも。 ということ。

なにかで見たんですけど

「分かるというのは、入ってくる新規情報が、脳内の既知情報とくっつくこと。」って。

つまり、どの情報とくっつけるかっていう、一種の「選択」が脳内で自動的に行われているんですね。《答え》が脳内のどこかに既にあるってことです。

ってことは、人は脳内にくっつけられる情報がない時、分かるために外の「接続先」を見つけようとするんです。てか、そうするしかない。

その接続先の在り処は、主観の視点ではもちろん見えていません。

結果、そこに他者の視点という別の力が脳内で必然的に働くようになります。うまくいけば、全体像を把握出来たときには、めっちゃ多角的に見えていると思うんです。

そして、自分では出なかった《答え》を導ける。

そう考えると、目の前の「分からないこと」すべてに、その時点で回答を探すことは必ずしも正解ではないのかも。なんて思います。


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働いていると、「定義は何?」「どういう意味で言ってるの?」みたいな言葉、飛び交ってますよね。

でも、結局その場で完全に理解出来ないことは結構あります。そういう時に、敢えて追わない。(もちろん、その場でちゃんと答えを出すべき事も、沢山あると思いますが。)そんで、色んな視点からのんびり眺めてみて、後々ハッと気づく、みたいなプロセスもアリなんじゃない!?

それにより、同じ言葉や結果に対して、人より斬新で立体的に捉えられるようになったりもするんだろうな。と感じました。


まあ、これも分からんことなのだけども。


以上!

「フォースと共に、あらんことを。」










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