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休日note/本のこと
前にもnoteで書いたけど、
ヨシタケシンスケさんの本が好きで、
見かけるたびに読んでしまう。
これに載ってるのは
『思わず考えちゃう』というエッセイなのだけど、その第2弾を見つけたから読んでみた。
肩の力が抜ける本だ。
お休みの日にちょうどいい。
たくさんのイラストも載っていて、
思わずクスッと笑ってしまう。
こういう何の役にも立たないけれど、
おかしみがある本って、とても良いなと思うのだ。
絵本にもそういう世界はある。
(絵本の方が多いかな)
でもこれはエッセイだから、
より日常に根ざしたエピソードが多い気がする。大人目線なのもいい。
大人から見た、
「子供の考えてること」エピソードとか。
見ていてとても微笑ましい。
大人になると、
子供の頃のことはどんどん忘れていくから、
却って新鮮だったりする。
とても良いなと思ったのは、
「キミの一部がほしいんだ」というタイトルにまつわる話。
どんな人でも、実は欲しがられてるのって一部だけなわけですよ。労働力か顔か体か頭か、はそれぞれですけど。でも、その一部だけだって欲しがってもらえてるって、幸せなことなんだと思う。しかも今後、欲しがられる部分が増えるかもしれないってことを、もうちょっとポジティブに捉えることができないものでしょうか、と。
キミの一部がほしいんだ、全部はいらないんだ、ってことは。全部いらないわけじゃない、キミの一部はほしいんだ、ってことの逆の言い方でもあるわけで。一人の人間は、そこまで他人に、十把一絡げに何か判断されるべきものじゃないってことでもあるんです。
……引用が長くなっちゃった。
あとこれは恋愛にも言えることだと思うけど、
「すごく好きはすごくきらいになっちゃうかもしれないから、ちょっと好きくらいでいてください」っていうのも、すごく分かるなぁと思った。
「すごく好きになるってことは、かわいさ余って全く逆方向にすごく振り切れる可能性も秘めているってことに気づく」
だから、「ちょっと好きくらいでいてください」っていうのは分かる心理だなぁ、なんて。
それ以外にもたくさんあるけど、
「ああ、こんな考え方もあるんだなぁ」って
頭が柔らかくなるような、逆に物事を深く考えさせられるような、そんな一冊だった。
スケッチも色々可愛くて、絵が上手いってそれだけで凄いなぁと思ってしまう。
そういえば、
全国でヨシタケシンスケ展が順次開催されていて、私の住んでる地域では12月にやるみたい。
絵の展示以外にも仕掛けがあって楽しそう。
子供たちも好きだから、
一緒に行けたらいいなぁと思う。
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