【取り扱い注意】占星術で見る学びの「型」水エレメント【人知の最高段階?!】

語学、料理、資格、アート・・・何かを勉強してる人、学びビトたちと共有したい!人類文明のZIPファイル「占星術」に込められた、学びの「型」を・・・!!

この記事は、占星術を勉強したい(している)人に向けて、占星術の基本的な考え方を多く盛り込んで書いてます。でもメインとなるテーマは学びの「型」なので、占星術以外にも何か学んでいる人、これから何かを始めようという人にも読んでもらえると嬉しいです。

私の言う「占星術で見る学び」っていうのは「〇〇座の人はXXな学習方法がオススメだよ☆」とかそういうのではなく・・・

自分と世界との接点をいろんな要素で分類する、分類学とか博物学的な位置づけで占星術を見た時に、その体系を「学び」に活用・応用するとこうなるよね、ってハナシをしておりまっす。

この自分と世界が触れる接点の分類方法のうち、ものごとを性質別に分けた4つの観点と、状態別に分けた3つの観点を組み合わせた分類(4×3=12)をキャラクタライズしたのが、12サイン。一般的に星占いで用いられる12星座になります。

この【占星術で見る学びの「型」シリーズ】は、性質別に分けた4つの観点を学びの「型」の4つの要素としてピックアップしているから、全4回のシリーズになります。これまでに書いていたのは、火の型と地の型!

【心に火を燈せ!!】占星術で見る学びの「型」火エレメント【前編】
 【オレ、すごい】占星術で見る学びの「型」火エレメント【後編】
【結果を出す!!】占星術で見る学びの「型」地エレメント【効率化と習慣化をマスターせよ】

そいで、今回は水の型!!
水エレメントのキーワードは「感情」や「情緒」といった一見学びには関係なさそうなコトバが多いんだけど、ところがどっこいコイツはかなりダイジなんだよ~ってことを、占星術的切り口で書いていこうと思います(''◇'')ゞ

▶ 水エレメントの守備範囲

「感情的な心の揺れ動き」「情緒や安心感(不安感)」が水エレメントの主な守備範囲。心のみずみずしさ、とでも言いますか。気分の良し悪しを左右する部分、かな。
火エレメントもまた「気分」を担当しているわけだけど、火の場合は上へ上へと上昇するチカラであるのに対して、水は周囲の状況や環境に合わせて流れていくチカラだね。火エレメントの代表的な現れがやる気や向上心なら、水エレメントは心地よさや柔軟性として表現できる。

心地よさや柔軟性を裏返すと、不安感や現状への執着になる。この両面が、水エレメントの性質に含まれてる。

▶ 水は受け入れ、溶かし込む

柔軟性が学びに必要不可欠なのは言わずもがな。
学びってのは、変化していくプロセスだってのが第一。情報量や知識を蓄えること、量的変化ももちろん学びの一側面なんだけど、学びの本質は質的変化にある、と私は思ってて。

「学び」ってのは、知識や情報を蓄えることじゃなくて、変化し続けること。ビフォア・アフターの中間地点、自分が変わることで見えているものが別世界に変わっていくプロセスのこと。

星座的な「学び」を楽しもう

つまりそれって、受け入れるチカラを鍛えることでもあるよなぁ、って。未知(分からない)を受け入れる。新しい視点を受け入れる。自分が変わることを受け入れる。

水は飲みこんで、溶かす。溶かしこむってことは、自分の一部にするってこと。水エレメントの学びは、取って付け足すものではなく、我が身となる学び。どれだけ溶かすことができるか、その溶解度は溶媒(受け入れる側)の力量にかかっている。それを鍛えることもまた、学びのプロセスなのです。

水エレメントの学びの「型」:学ぶことは、受け入れる力を大きくすること

▶ 快適水域=コンフォートゾーン

「未知を受け入れる」とは全く逆の働きも司るのが水エレメントの面白いところ。慣れ親しんだ水域、水温、より快適な状態を維持しようとするのもまた水エレメントの視点なのです。

慣れ親しんだパターンを繰り返すこと、これは本能的に快適なのです。安心感を得られるし、居心地がいい。

学びは未知を受け入れること、だとすると自分の居心地のいい「既知の水域」から出て未知の水域に挑戦する必要があるわけで。それって、実は不快(不安)なことだったりする。だから人は「全く理解できないもの」に嫌悪感を感じるし、それを否定することで「安心」しようとする。

それは自然で当然のこと!
でもね、水エレメントの視点で学べるのは・・・水には境界線が無いってこと!こっち側とあっち側、自分が定めた安全水域と未知の水域は、同じ水の中で繋がっている。私たちは行こうと思えば向こう側まで泳ぎ出すことができるんだよ。

ただ、いきなり遠くを目指す必要はなくって。離れれば離れるほど「不安」や「不快感」は大きくなる。この不安や不快感ってのは、学びの質をガクッと落とす毒素になってしまう。これについては改めて書くよ。

だから、まずは自分の安全水域を把握すること。そこからちょっとドキドキしちゃう範囲を試行錯誤しながら、少しずつ生存水域を広げていこう。

水エレメントの学びの「型」:快適水域から離れるのは、誰だって不安。でもその水域の範囲は自分で決めることができる。水域を少しずつ広げるために、泳ぎ出すことができる。

▶ 不安感と不快感は学びの質を落とす

・エネルギー配分の優先順位

学びってのは、記憶したり、理解するために分析したり、情報を組み合わせて応用したり、頭(脳)を使う活動が多い。こういう活動って、ものすごくエネルギーを消費する贅沢な活動なんだって。

生物として、エネルギーの配分の最優先は、生きること。生き延びること。だからサバイバルに不利な状況に面したとき、身体は本能的にそれを避けるための活動にエネルギーを注力する。その原動力というか、合図が不安感。

恐怖、不安、不快感に対する身体の反応は早い。考えるよりも先に、鳥肌が立ったり血圧や体温が上がったり、心臓バクバク呼吸は浅く短く、その場を避ける動きができるだけ迅速にとれるようなモードになる。
考えるという活動よりも、この感情的な反応の対処が優先されるってこと。「学びとは受け入れることだ」なんて悠長に言ってられないわけ。

本能にプログラムされている、不安感や不快感の先にある変化ってのは、最も避けなければいけない結末・・・死、だからね。

だから、極度の緊張にあったり不安になっているときってのは、「その場を切り抜けること」が最優先事項だってことに気をつけないといけない。長期的な変化=学びにとっては逆方向の行為であっても、その場を早く切り抜けるためならそっちを優先しちゃうから。

例えば子どもが何か失敗をする。大人はそれをこっぴどく叱る。それが子どもに「学び」に繋がると思って、良かれと思ってウンと叱る。これだけ嫌な思いをしたら二度と繰り返さないだろう。
このとき子どもは「この失敗はどういう原因で起こってしまったのか。それを防ぐためにはどうすればよかったのか。今後気を付けるために何ができるのか」なんて考えちゃいないもんです。ただただ、悲しかったり怖かったり不快で不安な状態、それを避けたいっていう身体の強烈な反応。

もしかすると、その子は「失敗」そのものを避けるようになるかもしれない。失敗を避けるためには、快適水域に留まっていないといけない。未知の海域に挑戦してまた失敗したら…いや、それは避けなければ。
つまり、そこから何かを学ぶどころか、学ぶこと(自分の水域を広げること)を避けるようになってしまうかもしれない。
失敗を隠したりごまかしたりってこともあるだろうね。

・未知の水域にオープンな心理状態

不安や緊張を切り抜けなければ!とアラームが鳴っている状態、これは交感神経が活発になっている状態。神経の働きってのは、精神状態と身体の反応の関係性のことだね。そのほとんどが、私たちの意志・意識とは別に、オートマチックに働いてくれている。

緊張や興奮は交感神経、リラックスしているときは副交感神経、って学校で習った記憶があると思うけど、最近はもうちょっと立体的な神経のイメージが用いられている。それがポリヴェーガル理論ってやつなんだけど、ここでは詳しい説明は省くね!(すごく面白いんだけど・・・!)

神経の働きと、その身体反応、精神的な状態を対応させたとき・・・
注目したいのは、他者や環境、未知のモノに対してオープンマインドでいられるとき、好奇心と柔軟性を以て接することができるときってのは、神経が穏やかな状態(腹側迷走神経が活性化しているとき)なんですよってこと。
興奮状態、緊張状態のときではなく。

ポリヴェーガル理論ではよくこの「安心した状態 ⇔ 不安や緊張、興奮状態 ⇔ 無気力、諦め状態」の変化がハシゴで図示されているんだけど、学びに最適な状態は、ハシゴのてっぺんにある。

安心感があるから、挑戦できる。(ちょっぴり不安でもね)
赤ちゃんが未知の世界を探索できるのは、母親という安全基地があるから。大人も一緒だよ。
失敗は絶対に絶対に許されない・・・!!!って状態は確かにアドレナリンどくどく交感神経バリバリの集中力が発揮できるかもしれないけど・・・失敗しても大丈夫、それもまたプロセスなのだ、と思える安心感がある人はのびのびと挑戦できる。視野をより広く持てる

水のエレメントは快適さ、心地よさを求める。それはコンフォートゾーンからはみ出そうと挑戦する「学び」と相いれないように思える。でもね、快適さ、心地よさもまた学びには重要なファクターなのだ。

ここで力になってくれるのは、失敗もプロセスだ!って実験マインドセット、それから遊び心。これは火エレメントの学びの「型」!!学びの「型」は組み合わせることによって効果を発揮する。火加減と水加減、それぞれの「型」を参考に調整して、楽しく面白く、学びを充実させよう!
あ、火と水だけじゃどちらも「気分」だのみになっちゃうからね。確実な成果、結果を求める地の「型」もしっかり取り入れよう。

▶ 感情(無意識)のインパクトは「考えている」以上のもの

例えそれが「理屈では」ヨロシクナイと分かっていたとしても、それ以上の影響力で行動をコントロールしてしまうもの、それが水・・・感情。
意識(理性)じゃなく、無意識の部分。

勉強しないと・・・って言いながらゲームぽちぽちしちゃったり。こんな時間にダメなのはわかってるんだけど・・・甘いおやつをコンビニで買ってきてカンパイしちゃったり。(う~ん、身に覚えがありすぎる。。。)

無意識の構造と、その影響については占星術の「月」という天体視点でゴリゴリ書いてるから、興味あれば読んでみてね。

今回はそのインパクトの強さと、学びにどう活用するかって部分にだけ触れたい。良くも悪くも、インパクトが強いんだもの。悪いインパクトってのは、上記の通り行動(習慣)を引っ張ってしまうってこと。良いインパクトってのは、記憶の鎖を強烈な強さにしてくれること。

感情を伴う記憶ってのは、思考をすっ飛ばす本能(生命体としての身体そのもの)に結びついてるだけあって、強烈なんです。思い出そうと思わなくても思い出しちゃうこともあるくらい。

本能の役割的に、ネガティブな記憶の方がこびりつきやすいのは確かなんだけど・・・もちろんポジティブな記憶だって無感情な「作業」の記憶よりはインパクトは強い。

例えば語学でいえば、映画や漫画の台詞は記憶に残りやすい。登場人物の心情に無意識に同調したり、感動したり、水エレメント(心)に響くから。あえてなりきって台詞(覚えたい外国語のフレーズ)を言ってみる、とかね。

「シャワーのお湯が出ないんです」ってフレーズを、外国のホテルでひとり宿泊していてドキドキしながらフロントに電話するシーンを思い浮かべて、実際に口に出していってみる。「実際に」ってのもポイントだな。身体と感情は繋がりが強いから、よりリアルな感覚として記憶に結びつきやすい。

火エレメントの学びの「型」で未来日記を書いてみる、ってのを書いたんだけど、これも水エレメント要素「満足感」「安心感」を加えるともっと強力なワークになる。達成した後の高揚感(火)だけじゃなくて、「あ~私頑張った、ほっとした」「嬉しいなぁ、楽しいなぁ」って感情を味わう。

今取り組んでいる、コンフォートゾーンをちょっと超えようとする学び(挑戦)の先にある水域は、危険じゃないんだ、大丈夫なんだって「心の準備」をする。むしろそこが「あるべき姿、いるべき場所、自然な状態」なんだってくらいに、そのイメージを習慣化する。何度も何度も感情を味わってると、その感情に馴染んでくる。

水エレメントの学びの「型」:この先に待ち受けている「感情」は心地いいものである。自分にとってより自然な状態である。

これはすさまじいパワーを持つよ。無意識は自然な状態をキープしようとするからね。勝手に行動や選択を軌道修正してくれる。これは行動や習慣をひっぱる水の性質をイイ方向に仕向ける方法。

習慣化させる方法は地の型を参考にしてね。
感情はどこからきてどこに去っていくのか、水は捉えどころがないエレメントだけど、確実に存在を確認できる場所がある。それが、身体。身体は感情のハブ。だから感情を結び付ける(または感情を発見する)には、身体(触覚や嗅覚などなど感覚)を活用するのがいいね!

例えば、さっきの「むしろそこがあるべき姿、いるべき場所、自然な状態なんだってくらいに、そのイメージを習慣化する」ワークで言えば、身体を使ったトリガーをつくる
スポーツ選手が特定のポーズをするように、音楽家がまず音を調律するように、ヨガで呼吸を整えるように、なにか合図を作るんだよ。大げさなことは別に必要なくって、鉛筆を握る、とかハンカチのにおいをかぐ、とか大好きな人の写真を見つめる、とか、なんでもいいの。

火の「型」は自分を引っ張る未来を意識することにフォーカスしていたけど、水の「型」はそこにいっても大丈夫、むしろそこに行くことが自分にとって心地いい状態なんだ、って身を委ねることが主要テーマになるかな。

▶ 水エレメントの3つの段階

さて占星術では4つのエレメントの分類方法(火・地・風・水)とは別に、3つの状態別のカテゴリーもあって、水のエレメントも3つの状態(活動×固定×柔軟)にまた分けることができます。

占星術の分類法のベースになっている古代ギリシャ哲学では、宇宙の仕組みを考える時に「性質・存在」だけではなく、「状態・運動の段階」にも注目しました。

「宇宙」という字が、宇(空間)と宙(時間)の組み合わせで出来ているように、宇宙は「空間に現れている性質」と「時間」が交わって存在している、という考え方です。

私たちは「時間」そのものを触ったり見たりすることは出来ませんが、ものごとの変化や運動によって時間の存在を認識できます。占星術ではその変化や運動を3つのステージに分けて、4つの性質をさらに3段階に分けて表現しています。

・水×活動(蟹座)=快適水域の番人

水際(快適水域の)の動きをキャラクタライズしたのが、蟹座。これまでのコンフォートゾーンの水域を広げようってハナシは、占星術的に言えば蟹座を柔和せよ、蟹座の視野を広げよってことになる。

・水×固定(蠍座)=集中、ゾーンに入る

感情や情緒が凝縮すると・・・すごい集中力(そして執着・執念)になる。これもすさまじいパワー。なにかを成し遂げようと思うとき、「執念深さ」は私と目標を繋ぎとめるチカラになる。
いやな言い方かもしれないけど、「欲の強さ」ともいえる。欲望ってあんまりいい印象が無いかもしれないけど、それは学びを「濃く」「深く」追求するためには頼もしいチカラでもあるってこと。欲深くってケッコウ!学びに活かそうじゃないか。

・水×柔軟(魚座)=インスピレーション

感情や情緒は身体をハブにしてはいるけど、身体の内側だけにおさまっているわけじゃないよ、ってのが水エレメントの視点。水エレメントは「個」を超えるナニかなのだ。
感情だってよくよく考えてみれば言葉を介さずに伝播したり、同調圧力なんて状態が生まれたり、不思議と集団で共有しているもんだよね。集団無意識とか言われるアノ領域もまた水エレメント。

水エレメントはもともとカタチの定まらない性質を持つんだけど、それがさらに自由に変化する状態にあるとき・・・それが魚座で表される分野。肉体じゃ届かない世界、自分の意志だけで到達できない状態、時間も空間も自由に超えられる情報・・・さて、それは何と呼ばれているでしょう?

それは、BIG MAGIC!直感、インスピレーション、ひらめき、叡智

▶ 非合理的知性を学びに活かす

直観だとか感性ってのは知性と対極にあるように考えてる人も多いと思うけど、非合理的な判断を下す水エレメントの「賢さ」をあなどっちゃあ、いけませんぞ。

だってそれは、理性や経験を超えた情報源に繋がっている可能性があるんですから。

この合理的プロセスを踏まない「直観」を人知の最高段階と呼ぶ哲学者たちもいる。主観的でも客観的でもなく、「ピン!」とか「ビビビッ!」とかそういう刺激で物事の本質を直接キャッチする精神的・感性的な働き。(知的直観)

ちなみに、知の巨人 田坂広志せんせも「直観」と思考力についての本を何冊も出している。(好きッ♡)深く考えることと直観は、対立要素じゃない。

思考力のレベルを上げたい学び手は田坂せんせの本を、創作(クリエイティビティ)に活かしたい学び手はBIG MAGICを強くオススメするよ!!

ちなみにこの本はBOOK CAFEそらふねでも紹介しております♡

水エレメントの学びの「型」:直観と繋がる

以上、水エレメントの学びの「型」でございました(''◇'')ゞ
はぁぁ~、ものすごく久々にまとまった記事を書いたから、へとへとだよ。(笑)後半文章の乱れ(だんだん口調が砕けてきてる…)があるけど、このままUPしちゃう。

さて、学びと言えば知性の大本命、情報を扱う「風」エレメントまで書けるでしょうか。。。

むかーしに更新したきりだったけど、意外にときどきスキ❤をいただくことがあって、思い出して続きを書いてみました(笑)私の「火」は単純、単純。

それでは、学びを愛する諸君!ごきげんよう!!

★とと子の現在進行形の学びプロジェクト★


もりもり書くエネルギー(''◇'')ゞ燃料投入ありがとうございます!!