発達を促すタッチの秘訣その1 -相手を感じる-
こんにちは。
0歳からの発達障がい運動発達サポートStarsのakariです^^
(Starsはろじのあかりが運営する発達障がいのお子さま向け専門事業です)
前回は『少しでもこどもの発達を促して、一つでもできることを増やす方法』をお伝えしました。
今回は、そこから更に具体的にどんなことがお家でできるのか?そんな方法をご自宅でお子さんの発達を促すタッチの秘訣お伝えします^^
前回のまとめとしては、
できないことをさせるのはやめて、『脳』の持つ偉大な力を信じ、できることからはじめよう
目の前のお子さんを感じ、その子と”つながる”ということを意識して過ごしてみてよう。
ということでしたが、
どうですか?
"つながる" という体験できましたか?
具体的にどんな体験かというと、例えば、
・こどもの会話を目と目を合わせて理解し合った
・一緒に好きな音楽を聴きながら踊った
・おもちゃを使ってごっこ遊びを発展させた
・たまたま思い付いた遊びで一緒に笑い合った
・帰ってきた時、夜寝る前"ギュッ"と抱き合いお互いを感じ合った
・手を繋ぎその場に一緒にいる時間を味わった
・絵本をこどもの反応に合わせて読み聞かせ、こどもが喜んでくれた
etc...
そんなささいな体験でオッケーです!
まずは、そのつながる"感覚"を掴むことが大切です。
もちろん、急いでいたり、そんな余裕ないときは、
・会話も適当にあしらう
・荷物の様にこどもを運ぶ
・機械的に着替えを済ませる
・とりあえず動画をみせておく
etc...
パッパっとあまり相手を感じずに済ませてしまうことも、日常には多くあります。
それがダメ!常につながることを意識して!
という訳ではなく、その"違い"が分かることが重要です。
お子さんの発達を促すタッチのポイントは、前者の"つながる"感覚で触れることです^^
その感覚を思い出しながら、その場にいるお子さんの身体に触れてみましょう。
場所は、触れやすい場所で例えば『骨盤』に触れてみてください。
ウエストの下辺りから、手のひら全体で骨盤を優しく包む様に触れてみましょう。
お子さんが寝てる状態で前からでも、座っていたり、立っている状態で後ろからでもオッケーです。
(骨盤が難しければ、肩甲骨、背骨、肩など触れやすい場所で◯)
触れたまま、その場で"つながっている''感覚を思い出し、お子さんを感じてみてください。
触れてるだけなんですが、一緒にその場に"存在"してるかの様な感覚です。
そのままこちらからは何もせず、動きにただただ付いていってみましょう。動かない場合は、そのまま感じているだけでオッケーです。
この相手を感じるということが、発達を促すことに結びつけていく時にとても重要でになっていきます。
意図的に無理に動かすことは、将来的にその子の使える動きとして定着しにくいです。
反対にこのように感じてあげながら、その子の動きのバリエーションを増やすように少しずつ促していってあげるやり方だと、本当の意味でその子自身の動きとして定着しやすくなります。
まずは、"感じて付いていく"
これを試してみてください。
その後にこちらから他の動きの提案がはじめて有効になっていきます。
常にキャッチボールをしてるかのように、一方的にならないのがポイントです。
つながって、感じ、付いてくことができたら次は新しい動きの提案。バリエーションを付けるところに発展していきます。
この感じ、付いていく感覚を身につけることは、日常の他の"コミュニケーション"にも活かされていきます。
相手の伝えたいことをしっかりと受け取る前に、自分から話したりアプローチばかりしてませんか?
相手を受け取る、観察する視点を持つと会話の進み具合も全く異なるものに変化していくので面白いです。
お子さんの発達を促す方法が、日々をより良くする方法にも実は繋がっていくのです☆
骨盤に触れる動きは、身体の中心を感じさせ、軸をしっかり保ち、体重移動を安定させることにも繋がります。ぜひ試してみてください^^
自分達が普段レッスンで当たり前の様にしているタッチの方法なんですが、解説してみると、とても細かい工程を踏んでいることに自分でも驚いてます^^;
少しでも、ご家庭でお子さんの発達を促すヒントに繋がれば幸いです♪
ではでは、続きはまた次回。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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