この溢れんばかりの食欲は一体どこからやってくるのだろう。

落ち込んだ時、気分が悪い時、食欲が一番最初になくなればいいのに。ダイエットに励む女性なら思うことかもしれない。

ストレス負荷の時もイライラする時も、食に走る自分が滑稽だと思うのに、止められないからもっと愚かだ。

熱がある時も、変わらず食欲はある。

少食かと言えば、いつもよりは少ないくらいで、多分普通の人が食べる量と変わらないと思う。

私も、体調を大きく崩して「3kg減った！」とか声を大にして言ってみたい。

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一時期、薬の副作用で何も食べなかった時期があった。何も食べないというよりは、暑いから水しか飲まない。水ばかり飲んでいたから胃酸は薄まりうまく消化できず排泄されていく。そんな毎日。

それでもご飯を食べたいという気持ちは消えなかった。

食べても食べても痩せるって羨ましい。そんな人が時々いるけれど、絶対に前世で徳を積んでいたんだろうと思うし、もしかすると体型維持のためにとてつもない努力をしているのだろう。

ずっとずっと好きなものだけ食べていたいが叶うって素敵だなと思う。

でもやっぱり、食べたら異常なほどの罪悪感に苛まれる。

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こんな時、スピリチュアル脳な私は、前世で食べ物に苦しんだんだろうかとか、そういうことを考えてしまう。

私から食欲がなくなってほしい。

胃腸炎とか内臓やられたら食べなくてもいいかなとか、健康が一番だとわかっていながらも考えるのを今日もやめられない。