逃げ道は、いつだって必要だ。
嫌なことをあげたらキリがないが、良かったことは、忘れてしまう。
人の記憶処理能力なんて、そんなものだ。
そして、良かったはずの思い出も、ある時を境に最悪の思い出に転じることもある。
私は後者の方が多い気がする。
嫌いになってしまったら、もう思い出さえも色褪せて見えるし、なんならもう消し去ってしまいたいほど。
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ひとつ欠点を見つけたら、粗探しをしているわけでもないのに、だんだんその人自身の嫌な部分が浮き彫りになってきてしまって、私はむせ返るような苦しさがこみ上げてくる。
最初は見て見ぬ振りをして、どうにかこうにか。容量がいっぱいになるまではそうして乗り越えることができる。しかし、もうそれも溜まってしまうと堰を切ったように、私はもう無理になってしまうのだ。
特に苦手だと思うのは、やはり常識のなさだったり、そんなところ。
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先日、あまりにも辛いことがあって、私はとある人のLINEをブロックするということがあった。
申し訳ないと思いつつも、そうやって処理してしまうしかなかった。
穏やかな心を持つために。いずれ和解できる日を信じて。
お仕事中のドリンク代にさせていただきます。ちょっといい紅茶を買いたいです。