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スイミング・プールに飛び込み詩的な技術に出会う

TRANSCREATION Lab.に寄稿したコラムを転載します。

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効率化を求める時代には生まれない「私的な技術」

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1960年代の人たちが、2000年には実現するだろうと考えていた、火星のジオデシックドームで休暇を過ごしたり、ポケットサイズの核融合プラントや念力読心術装置を持ち歩くといった「詩的な技術(Poetic technologies)」(不可能と思われる空想を実現させる技術)は未だに実現していない。
遺伝子、相対性理論、精神分析、量子力学といった常識を覆す「思考革命(conceptual revolution)」も生まれていない。
資本主義において、多大な研究開発費を投入してもイノベーションは生まれない。資本主義はテクノロジーの発達やイノベーションとは結びついていない。新しい経済システムを案出して、私たちの想像力を、ふたたび人類史における物質的力にしなければならない。

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クモの糸とともに紡ぐ「詩的な技術」

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現象に向き合う科学とアート

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世の中、役に立つとか、何を伝えたという情報の伝わり方だけで判断することがとても多い。しかし、情報をここに伝えるためにやるのがアートでは決してない。科学についても同じことが言えると思う。いつかは役に立っていくだろうけれど、まずは、その現象を知りたいから、面白いから研究しているのだと思う。アーティストの場合は、とりあえず現象が起こるから何かしようとする。
人が考える「役立つ」の背景には、現在の社会に何が必要かという思想が必ず入ってくる。しかしそれは、未来の「役立つ」につながるとは限らない。人間の想像力が、なんだかわからないものに対して開いていくことによって得られる豊かさの方が尊いと思う。

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ビジネスパーソンがマスクから導いたコンセプト

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「詩的な技術」につながる事象を見出す視点

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世の中には見過ごされている重大な問題が山積していると同時にそれを解決するチャンスにもあふれている。世界を見渡した時に漠然と抱く違和感や直観を見逃すことなく、目の前の現状とつなぎ合わせながら、自分の人生や世の中にとって本当に重要なものを探り当て、持続可能な未来に向けて一石を投じられる人や組織を目指していきたい。

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見るものと実際に体験するものが一致しているとは限らないのに僕たちは普段それを意識することはない。僕は人が世界を認識する秩序や方法論を変えたいと思っている。日常を普段とは違う方法で知覚できるようなアートを作りたいんだ。

参考文献

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