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「3K」を打破するための「自由への道のり」

私のサイトにどんな人がアクセスしてきてるかって見てみると
検索ワードで「IT企業辞めたい」とか
そういう検索をされてるケースが散見されます。

私自身がIT業界の人間というのもあって、

ブラック企業での戦いの話であったり、IT業界あるあるの話であったり
そこらへんのことを散々こき下ろしてやったからだと思いますが。

IT業界にいるとあんまり見えてこないことなんですが、
ITを知らない人から見ると、ITに勤めてる人は「スマート(頭いい)」
「なんかすごいことやってる」というふうに見られるようです。

自分たちの評価と外部評価が一致しないわけですが、
なんでせっかく入ったITを辞めたいと思うのか?
改めておさらいしようと思います。

「3K」というパワーワード。


IT業界について「3K」と言われていることをご存知でしょうか。

IT業界の3K。
多分時代によって変わってるのだと思うのですが
私が知っているのは「キツい・給料安い・結婚できない」

この3Kだと認識しています。

単純な業務量が多くて「キツい」
キツい仕事の割に「給料安い」
そして男性優位の職場で出会いに恵まれず「結婚できない」

「給料安い」じゃなくて「帰れない」だったかな。

この全く希望が見えてこない、とても「人生の勝利」とは結びつきようのないキーワード群。
これが真実だとするなら「辞めたい」と思うのも無理はないでしょう。

「キツい」


まず「キツい」について。

ITの世界では納期が短いものが多くて、そのために作業量が多くてとても大変。

プログラマーはエラーがなくなるまで帰れないし、サーバエンジニアは障害がなくなるまで帰れません。

必然的に残業は増えるし、心身に負担も増してくる。
まさしく散々挙げているように「やりたくないことを仕事にしている」という状況がここにあります。

酷い会社になるとデスマーチといって
破綻しているプロジェクトに関わらず必要以上の残業を強いられる。

この連鎖だから、人間関係しかり業務しかり、必然的に職場環境が悪くなってしまう一方。

あとはITスキルもそうです。

技術の進歩は速やかなるものがあるので、
新しい技術についていかないといけなくなります。

新しいスキルを得られないとなると、
今の会社に居座るくらいしか選択肢がなくなってしまいます。

必然的に「ITを辞めたくても、自分にはITしかない」と追い込まれる事態を作ってしまう。

私の友人は「IT行くなら理系出身じゃないと持たない」と言っていました。

それなりの給料をもらえるかもしれないが、
総合的に見てこれらの事項による精神的な負担が異様に高いから、
相対的に「安い」「割に合わない」。

鬱などで休職する人、心療内科に通う人もこの業界には少なくありません。

「結婚できない」


キツい、給料安いに続いて「結婚できない」。
男性比率が9割9部9厘程度の比率なので女性性が極度に薄いです。

会社に行っても自分の席の周りは男性しかいないというのもザラ。
コロナ禍だからリモートワークになるから更に人に合わなくなります。

総合して呟かれるのが「出会いがない」。

「出会いがない」というのはIT従事者の男性であったり
看護業界の女性においてよくそんなことを聞いたことがあります。

それは言い訳になってしまっていて、
かりに出会いがあったところで本当に有効活用するんか?
というのは別として。

仕事をしていても異性と関わる機会が異様に少ないのは事実。

かりに出会いがある業界にいったとして、チャンスを有効活用するのか?というのはさておいて。

この話をふっといてなんですが、現代においてはパートナーがいるのいないの、
結婚するのしないのとかのステータスは気に止む必要はないと思う。

いるいないで、もしかして「勝ち組」「負け組」を気にしているのか??

離婚、あるいは離婚を我慢している人だって少なくないのだし、
ジェンダーと言う同性同士の愛も存在する現代なんだから。

それよりも自分のゴールに向かっていけるかどうかが一番大事で、
ゴールに向かっている最中に出会ったその人がどうしても愛おしい、となったら
そういう人が「パートナー」と呼ばれるだけに過ぎないのだろう。

終わりに

以上、ここまで書いた程度では語り尽くせないくらい、
IT業界あるある的なものを絞りました。

「3K」

もしかしたら今だとあまり聞かないかもしれませんが。
この「3K」、「光」とは無縁の用語に思えます。

私がかつて勤めていたブラック企業は
文字通り窓からの光一筋すら差さない暗い社風だったし
光が差さない世界というのはあながち間違いでない。

自分を取り巻く「3K」が嫌ならどうするかって?

多忙な仕事に、そして自分の弱い心に流されないで、
まじめに戦うしかないだろう。

人生路頭に迷ったって、人生何やりたいかわかんないっていったって
会社がなんかしてくれるわけじゃないのだから。

学校や会社は、メシを食うネタを与えてくれるかもしれませんが、
自分の人生の道標になる組織ではありません。

自分自身で、答えを見つけ出す旅をするしかないのです。


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