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フリーランスになって独立して旗揚げしたのにUターン。人が変わり切れず元鞘に収まる理由。

私が知り合ってきた中でフリーランスになった、地方移住したといって
自分の人生を謳歌しようと思ったつもりが

数年したらフリーランスやめて会社員に戻っていたとか
地方移住やめて元住んでいた場所、元の仕事に戻ったとか
元鞘に収まってしまった人を何人か知っている。

自分らしい生き方をしたいといって
勇気振り絞ってフリーランスになったのに
顛末としてはあんまりだなぁと思ったので書くことにした。

フリーランスにしても地方移住にしても蓄えの源は必要。

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独立して何の仕事で生計を立てていくのかが大事になるわけだが
完全に独立するのならば生計を立てられる根拠が欲しい。

少なくとも会社員時代に匹敵する収入が欲しい。

会社辞めてもアルバイトで当座をしのぐこともできるが
それだと「会社辞めたのってなんだったの?」という話にもなる。

自分の意志を貫き通すのはりっぱなことだが
資本主義社会はお金と対価に何かを得るのがメインである以上
自分の飯の種が何なのかという根拠がないと正直キツイというのが現状だ。

会社員時代より稼げず貯蓄を使い潰してしまい
蓄えがままならず会社員に戻ったというケースも少なからず聞く。

もう2、3年前になるか。
私の通っていた起業塾でも何名かは会社を辞め
起業届を出して起業家として道を歩んだ人がいた。

その中で、果たして何人が起業家として
今生き残っているだろうか?

自社サイトが更新されているか?

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生計を立ててくに当たって、SNSなり自社サイトなりで
商品の情報を提示する必要が出てくる。
会社と違って自分で営業を仕掛けないといけないからだ。

SNSだと検索エンジンにかからず過去ログを漁らないと
提供されているサービスの様相が伺えないので
過去ログを追跡しやすく検索エンジンにも引っかかる
自社サイトを持つことがベターと言われる。

自社サイトがあってそれがちゃんと更新されているかどうかが
流行っている起業かどうかの目安である。

自社サイトを介して自分の商品の恩恵を受けて
喜んでいる人がいるのがわかるからだ。

直近で更新があればサービスが生きているのがわかるが
もし更新が滞っているようなら
サービスの継続性が怪しいということになる。

ぶっちゃけるが、私の通っていた起業塾生も
ホームページ更新が2、3年前で止まってたり
いつの間にかホームページを閉じている人もちらほら見かける。

孤独に耐え切れたか?

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フリーランスという世界は昔仲良しだった友達
あるいは会社の同僚とかと
ワンセットで足を突っ込めるようななまぬるい世界ではない。

深い意味で「孤独に慣れているか?」ということ。

フリーランスってどう立ち回れば良いの?
顧客をどうやって確保する?
単身で地方に移住したがどうやって生計を立てる?

などなどそういったことで困っても相談できる人が限りなく少なくなる。

独立するということは唯一無二の人生を歩むことと同義。

学生時代の友人や会社の同僚と違って
似たもの同士で肩を並べあっていた状況ではなくなる。

学生時代友達がいなかったとかそういう経験が皆無な人にとっては
「孤独に慣れなさい」といわれても
どぎついことを要求されているようなものだ。

その旗揚げ行為に根拠はあるのか?

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私がブログ塾で出会った知人で、とあるメンターを真似て
地方移住をしたブロガーがいた。
その人は結局、移住してから2年ほど経って
地元に戻って移住前に就いていた仕事に戻ったと聴いた。

「縁もゆかりもない地方に行ったのはそもそもなぜなの?」という話になる。

人という生き物は自分よりパワーランクが上だと思っている人の影響を
どうしても強く受けるもの。

それが両親や学校の教師かもしれないし
メンターと呼ばれる人かもしれない。

そういった人たちがうまくいっているから正しいことなのだ、と。
日本人の気質なのかもだが
生真面目なので言われたことは割とすぐに受け入れる。

メンターか誰かがいて
その人の一挙手一投足を真似ただけとなったら
そこに自分軸はない。

他人の人生のゴールは、自分の人生のゴールではない。

フリーランスになるって言ったものの
どこか気持ちがぶれていた可能性もある。

終わりに・人生を変える決断をするのであれば根拠が欲しい

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今の時代は生き方の多様性があると言われ
終身雇用だとかそういう価値観はもてはやされない時代となった。

会社員からフリーランスへ転向するというのは珍しくもなければ
転向するというのはそこまで難しいことでもない。

自分らしい生き方を貫けるというのは本当に素晴らしいことだ。
しかしフタを開けてみると
元鞘に収まってしまったケースも少なくなかったりする。

なので場当たり的に対応するのでなく
一本立ちできる根拠が欲しい。

自分らしい生き方を望んでいるのであれば
いずれ現状維持から一歩踏み出す決断をしなければいけない時が来る。

その時のためにしっかりと根拠を育てあげて欲しい。

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