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「会社を辞めたい」という想いに関して思うこと。


ITエンジニアとして色々な人を見てきたが、
男性はどちらかというと「今の仕事を現役やれるところまでやる」

という感じで、技術が好きで入ってきた人が多いのかなと思う。

またパートナーがいる人の場合は
パートナーのために資金稼ぎをやれるとこまでやるという感じか。

フリーランスのITエンジニアとして色々な交流会を渡り歩いた感想。

フリーランスのITエンジニアとして

フリーランスのITエンジニアが集う懇親会とか
ITエンジニアが集う様々な場所にお邪魔させていただいた。

実にいろんな人がいた。
還暦過ぎても生涯現役でITエンジニアでやっていたい、

ITが好きなんでやれる限りやっていたい、
そういった人も何人か見てきた。

あいにく僕にしてみれば還暦になるまでITエンジニアをやる意志はない、

「今は仕方なく働いているが、いずれやめる」
前提で働いているわけだから「ITを極めたい」と思ってる男性勢と

いささか話が噛み合わない部分もあったりもした。

僕の考えはどっちかというと女性的なのかな?

そういえばかつて所属してた起業塾もどちらかというと女性の割合が多かった。

無論自己実現のために起業をしているんだろうが、
女性であればステージが変わることが多々あるので
柔軟な立場の方が幾分便利だろう。

どんな形にしてみても
「いずれ辞める」と思って働いていた僕からすると

「ITエンジニアで生涯現役」と息巻く古兵たちが
その熱意を持っていること自体が
少し羨ましく感じたりもした。

正直、人生の最後までIT業界でやる気がないこともあって
技術的なことは「今の仕事を現役でやれるところまでやる」

熱意のある人たちに委ねたいとずっと思っていた。

「会社を辞めたい」ということに関しての想い

今から会社を辞めることに関して熱い想いを述べるぞ、

だとかそんな話でない。

「一刻も早く会社を辞めたい」という想いは
会社員新人時代からずっと抱えていたものになる。

当初はゲームクリエーターになるつもりでIT業界にきたが

新人当時に配属された仕事がゲームどころの話でなく
プログラミングを使うこともない、
全く希望にマッチングしない仕事だった。

確かに配属された仕事は気に食わなかったが
自分でもゲーム制作の才能がないのは薄々わかっていたし

この世界で生きるには、これから先飯を食っていくには
夢だと思っていたものを「諦める」しかなかった。

社会人新人の時に「この世界で飯を食う」という意気込みを代償に

「夢を諦め、自分を殺した」。

そうして燻った気持ちを抱えて何年も同じ仕事をして。
ある時「起業」という別の道があることを見出し

起業の術を身につけて、一刻も早く会社を辞めたい、
そう思って活動するようになった。

かつて自分を殺し、自分の人生を諦めたが
もう一度自分を諦めずに済む道があるなら、

自己実現という道に関してもう一度頑張れるチャンスがあれば頑張りたい、
自己実現ができる道があるなら起業したい、と思ったから。

自己実現は会社じゃ実現できない。

自分だけの世界で自己実現ができる可能性を求めたい、
その結果「会社を辞めたい」という想いが生まれ

「起業」ということに関しての目標が生まれた。

終わりに

最近の若いエンジニアは目標意識が明確な感じがしなくもない。

僕なんか常に反骨心ありきで世の中を見ているが
それに比べたら最近の若者たちは立派なものだ。

「社会に役立つシステムを作りたい」とかな。

僕が若い頃には社会貢献がしたいだとか、そんな立派な志はなかったな。

そこのところが羨ましいとは思う。
ただ願わくば当初思い描いていた理想と違うからといって

絶望したり諦めたりしないで欲しいかな。

きっとどこかで、昔思い描いてきた、
あるいは前世からやろうって決めてきた

そうした自己実現のタネがあるかもしれないからだ。

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