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『フートボールの時間』観劇

こんにちは。人形劇をするチーム、劇団ほしのふねです。

ala collectionシリーズvol.14『フートボールの時間』を観劇してきました。

写真は台本のきっかけになった写真📷

フートボール→フットボール→サッカー⚽️です。

大正時代の女子高等学校において
フートボールを中心に女性教師と女学生の女性としての在り方や生き方を考えるようなストリートでした。

大正時代という女性の立ち位置について疑問が呈されるようになり始めた時代、
そして今でもまだサッカー=男性のイメージが強いスポーツをあの当時の女性がする。
まぁそりゃあ大変だよねーという想像は社会の授業なんか受けてても感じましたが

今日、演劇を通して今の当たり前がどれだけ当時の女性にとって得難いものだったかを痛感しました。

フートボールを教える女性教師、島田先生が
自分が教師になれたのは(教師が職業婦人の一つであった)先人がいたからだと話すシーン、
私たちの当たり前はこうやってもがいて、諦めない先人がいたからだと気付かされた瞬間でした。
でも、諦めない強さが全てではないことをこの劇は教えてくれます。
みんなが同じように革命を起こして進めるわけではなく、己に与えられた任務を全うするという選択をします。
それも覚悟を決めて振り切るという強さなのだと思います。

そんな大正時代の女性を私は当時の映像で観たわけではありません。
現代を生きる私たち世代が演じる大正時代の女性を観たのです。
演者は私と同じく大正時代を生きたことはないのに、リアルにその葛藤を描きだしていました。
役者というものの凄さを感じた劇だったとも思います。
同伴したメンバーがこの劇の役者は全員必要ないピースだったと話していました。
実際の教師から見ても教員という役含めリアリティがあったようです。

そしてさらに驚くべきことは
このフートボールの時間は高校演劇として最初はスタートしていたことです。
凄まじすぎる、、と思いました。

色んなこと含めてこの演劇が与えた衝撃はすごかった。

演劇ってすごい。心から思う瞬間でした。

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