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ICU合格体験記&対策③最難関!?英語リスニング(おすすめYouTuberもご紹介!)

前回に引き続き、科目別記事の第2弾、今回はリスニングについてです。


まえがき

個人的な話にはなってしまいますが、わたしの受験生活の宿敵は一貫してリスニングでした。共テでも苦労しましたし、ICUの過去問でもどれほど打ちのめされたことか、、笑。

多くのICU志望生がいちばんつまずく壁がリスニングであり、同時に、最も点差の開くのがリスニングなのではないかと思います。

というのも、筆者体験談ですが、リスニングは最も『純ジャパ VS 帰国子女』の英語力の差が如実に現れるんですよね、、

純ジャパの筆者は、負けてられない!!となっていろいろ対策してみていたので、上手くお伝え出来たら嬉しいです。
それでは本題へ。


試験形式

お昼休み直後に行われて、時間は30分ほど(アナウンスによって進められるため、時間は年度によりけり)。
全てマーク式。

音声は1回のみの再生。

ページを捲るタイミングもアナウンスに従わなければいけないので、先読みは不可。

PART1…2人(大抵は男声と女声)の会話を聞き、inferされる事柄を選ぶ問題。設問により問われていることが違うので問題文も読みとばさないこと。ひとつの会話につき設問はひとつで、それが10題。

PART2…2人の会話を聞き、会話内容の言い換えを問われたりinferを問われたりする問題。PART1に比べ、選択肢も会話文も長くなる。ひとつの会話につき設問は2〜3問あって、それが2題。

PART3…5分ほどの講義を聞き、内容を問う設問が5問〜6問、を3講義分。ここは毎年得点率が低いことで知られているが、逆に稼ぎどころともいえる。講義の内容は大学の授業ぽくて、アカデミック。年々講義の長さが伸びていることで有名。


対策何してた?

ひたすら聴く

言わずもがな、これに尽きる。

帰国子女の子がリスニングできるのは、触れてる時間が圧倒的に違うからなんだろうなと思っていました。
だからこそ、純ジャパの筆者は負けるもんか!と思ってムキになってたわけです笑。


実際にやっていたこと

ひたすら聴くとはいっても、筆者は睡眠学習や聞き流しは信じませんでした。
ここからは実際にやっていたことを書いてみます!

使っていた教材は

高2冬〜高3夏… NHKラジオでニュースとか英会話の番組
高3夏〜入試直前…ポッドキャスト、共テ問題集、toefl対策問題集、ICUの過去問

通じて意識していたのは(特に直前期)、空き時間は英語を聴くことに使う!ということでした。

筆者の場合は高校までの通学に徒歩15分+電車30分かかっていたので、このうち徒歩の15分をリスニングに費やしてました。
行きはBBCニュース、帰りは好きなポッドキャスト(筆者はケビンズイングリッシュルーム好きでした笑)など、内容を変えると飽きずに英語に触れることができます!

*電車の30分は英単語帳に使ってました。

また、塾に行くにしても電車で20分ほど使えたので、過去問の聞きなおしをしていました。

特に、オンレクで配信されている音源は本番と全く同じものなので、覚えてしまうくらいには聴き潰してました。
実際に、本番は聞き慣れた声がスピーカーから流れてきたので少し落ち着いて聴くことができましたし、「本物だ…(初めてライブ行った時の感覚)」って感じで楽しんで解くことができました笑。

オンレクについてはこちらで詳細書かせていただいています


効果的な聞き方とは?

筆者も、正直最初の頃はただ聴くだけでした。
ただ、それだとあまり成績が伸びず、かけた時間の割に報われない、と感じていました。

そこで挑戦してみたのが、シャドーイングでした。

やり方は簡単です!
以下、筆者流シャドーイング載せてみます。

① スクリプトのある音声を探す(字幕付きの映像でも⭕️、おすすめはスクリプト付き!)

② 本気で理解する心意気で、音声のみ聴く(2〜3回くらい)

③ 音声を流して、聞こえた単語を自分で繰り返してみる(完璧じゃなくていい!どこが言えないかを意識しながら。聞いてから言うから音声に対して自分の声は少し遅れます!×2回くらい)

④ スクリプトを見ながら音声にかぶせて自分でも発音する(③と違って、これは同じタイミング。自力で言えなかった部分を確認して完璧にする)

⑤ 音声飲み聞きながら、③と同じことをする。一回スクリプト見てるわけだから、ここでは完璧にしたい!

…と言う感じ。

リスニングで苦労して、対策を調べたことがある人は「お前もか…」と思うかもしれません。
インスタを覗いてもYoutubeを覗いても、シャドーイング推しの英語学習者は多いですよね。

筆者は面倒くさがりなので、最初こそ信じていませんでしたが、「そんなにみんなが言うなら…」と言う感じで始めたら効果抜群でした。

マスク社会なので、電車の中でも口パクで出来るし、やろうと思えば⑤は歩きながらでも出来ます!笑

一度騙されたと思って1ヶ月くらい毎日続けてみてほしいです。きっと英語が聞き取りやすくなってるはずです!(怪しい宣伝みたい😓)


過去問で気をつけること

実際に過去問を解いてみると解るのですが、ICUは音声は1回、先読み不可。
東大でさえ2回読まれるのに、、笑。ここがICUのリスニングの難しさだなと筆者は思っていました。

リスニング力と同じくらい、選択肢の読解力+スピード(いわゆる速読力?)が求められます。

リーディングの対策記事でも書きましたが、とにかく返り読みをしない。
一発で読み取れれば強いなと思います。

また、似ている選択肢やひっかけの選択肢にハマり続けると次の問題まで響きます。割り切る心構えも大事です。(引きずって連鎖的に落とす方が勿体無い!)

講義に関しては、音声が5分程度あるので難易度が上がります。メモを取ることは可能です。

わたしが実際にやっていたのは、
①ページを捲る指示〜音声が始まる10秒くらいで全ての選択肢に目を通して、数字が問われる設問があるかどうか、キーワードや知らない単語は設問にありそうか探す
②音声は集中して聴く。時々、分かりづらくなってきたら単語or簡単に図にしながらメモ。①で確認した単語や数字が出てきたらその場で解いちゃう。結末の筆者の主張(agree or not)にも気をつける。
③音声が終わったら、選択肢を右から左に一発読みできるように意識しながら回答。

過去問に関しては、慣れも大きいかもしれません。
2018年あたりから形式が大きく難化しているので、もしオンレクで受講される方がいたらその点はお気をつけください!


番外編〜息抜きにおすすめYoutube〜

先ほども書いた通り、英語をひたすら聴くとだんだん耳が慣れる、と言うのは本当だと思います。

ただ、ずっとハードな勉強的なリスニングをしていても続かないですし、キツくなってきてしまったらだんだん英語と距離を置きたくなってきてしまいます。

それだと本末転倒なので、ここからは私が息抜きに見ていた英語の動画をおいておきます!

①Kevin‘s English Room Podcast

ネイティブスピーカーのケビンさんと、英語学習中の山ちゃんがひたすら英語で雑談するラジオ動画。
動画一本あたり15分程度なのでお昼ご飯食べながらとか聞いてました。
比較的聞き取りやすい会話になっているのでPART1、2対策に使っていました。

ケビンさんのリアクションが面白いので、抑揚の付け方とか、ネイティブとの会話のノリみたいなのが垣間見えて楽しいです!

②TED Ed

アカデミックな内容を5分程度に簡単にまとめて紹介してくれるチャンネル。時折専門的な用語も出てきますが、そんなところも含めてPART3対策に使っていました。

夏休みは1日1本好きな動画を5回シャドーイングする!と決めてやっていました。

リスニング力だけでなく、知識もゲットできるのでお得です笑。

③PHOTOGLISH/岡崎修平塾

アニメやジブリ好きには超おすすめです!!
映画版のアニメのワンシーンを切り取って、リスニング教材にしてくれているチャンネル。岡崎さん自身は駿台や東進で教鞭を取った経験もある実力派の方です。

日本のアニメを英語で見るとこんな感じなんだ、、と楽しめるとともに、岡崎先生による発音や意味の解説がついているので本格的な教材としても使うことができる素敵なチャンネルです。

コンスタントに新作が追加されるのも魅力的でした😍

④Ayane。

大事な人すぎて最後に書いちゃった笑。
筆者の最推し、Ayaneさん。
日本人だけど、独学で、努力して、英語をめちゃめちゃ上手く話している方。

勉強したい時というより、モチベが起きなくなった時に見てました!
コンテンツは色々だけど、英語脳になるためには?ていうHow To的な動画もあれば、最近はmind面の動画も出してくれてて、受験が終わってもずっと見てる。

英語学習しんどいな、諦めそうだなって時に見て欲しいチャンネルです!


最後に

リスニングは一朝一夕で伸びるものじゃなくて、点数ばかり見ていると苦しいものかもしれません。

でも、ゴールはネイティブの会話を聞き取ること(普段のナチュラルな会話でね)、英語での講義を受けること、など入学後に出会う環境に必須のものだと思えば、自分なりに工夫して英語に触れられるかな、と思います!

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